ローリング・ストーンズ、60年代の「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」MVが2ヴァージョンで公開。しかもメイクなし版は別テイク!

ストーンズ「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」60年代のミュージック・ビデオが、「メイクあり」と「メイクなし」の2つのヴァージョンで、本日より公式オンラインで解禁に。公式で公開となるのは初ということです。しかも「メイクなし」ヴァージョンは別テイク!
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉
 

ザ・ローリング・ストーンズの60年代のミュージック・ビデオ「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」が2つのヴァージョンで本日より初となる公式オンラインで公開。

本日、ザ・ローリング・ストーンズとアブコ・ミュージック&レコーズは、ザ・ローリング・ストーンズが演奏する「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の公式ミュージック・ビデオを公開した。

1968年に制作されたこの映像を4Kで忠実に復元。今回公開された映像は、マイケル・リンゼイ=ホッグ(『ザ・ローリング・ストーンズ ロックンロール・サーカス』『レット・イット・ビー』)が監督した「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の2種類のヴァージョン(メイクあり・なし)で、68年の春にロンドンのオリンピック・スタジオで1日がかりで撮影されたもの。化粧をしないストーンズが登場する最初のヴァージョンは、シングルとは違うテイクがフィーチャーされており、化粧をしたミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ブライアン・ジョーンズ、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツのヴァージョンは、シングルからのバック・トラックにミックの新たなヴォーカル・テイクを使用したものとなっている。

マイケル・リンゼイ=ホッグは、イギリスの音楽番組『レディ・ステディ・ゴー!』の演出を担当し、そこでバンドと一緒に仕事をするようになった。「彼らは素晴らしかった。その時は、それが何なのか分からなかったが、やっているうちに、何か足りないものがあるような気がしてきた。食事休憩のとき、ブライアン・ジョーンズがメイク・アップ・テーブルのそばに座り、顔に色を塗っては拭き取るという遊びをしているのを見て、「あれ、本当に面白い顔だな」と思い、それでミック、キース、チャーリー、ビルに言ったんだ。「あそこの化粧台に行って、顔に何か塗ったらどんな感じになるか見てみよう。ストライプでもアイメイクでも、顔全体がキラキラでも、何でもいいから」

マイケルは続けて言う。「メイクアップ担当のリンダ・デベッタと一緒に作業していると、なんだかんだでうまくいった。1時間後、特にキースとブライアンは見違えるようになった。そして、あの宇宙人の大きなメガネを見つけたんだ。うまくいかなかったかもしれないことが、うまくいかなかったというセレンディピティのような瞬間だった」

マイケルはこうも記している。「撮影監督のトニー・リッチモンドと私は、別の方法で彼らを照らすことができないかと考えた。2作目では、このような影のある状態で撮影した。ミックが光の中に入ったり出たり、冒頭で彼がする小さな歩き方など、影をより効果的に使うことができた。それを組み合わせて、少し退廃的な雰囲気が出ていて、彼らが一番気に入ったのがこのヴァージョンだ。

編集して再生してみると、彼らはこれらの映像をとても気に入ってくれた。彼らがそうでなかったとは思いたくはない。その後、私は15年間彼らのビデオを担当したのだから」

MTVが登場するずっと前、ミュージック・ビデオ(当時はプロモーションフィルム、略して「プロモ」と呼ばれていた)はほとんどなく、放映する場所も非常に限られていた。ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ、ザ・フーといった人気バンドがこうした「プロモ」を作ったのは、3組のバンドのビデオを監督したマイケルによれば、「本物のセキュリティ問題」があるテレビ・スタジオで演奏するためにバンドが移動しなくても、数ヵ国で放送できるようにという意図からであった。

イギリスの『トップ・オブ・ザ・ポップス』、前述の『レディ・ステディ・ゴー!』、アメリカの『シンディグ!』『ゴーゴーフラバル』『スマザーズ・ブラザーズ・コメディ・アワー』などは、早くからこうした素材の放送をしていた。1960年代半ばにはすでに世界的なスーパースターになっていたザ・ローリング・ストーンズは、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」(全英1位、全米3位)のようなシングルをチャートの上位に押し上げるための別のツールを手に入れたのである。

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『ホット・ロックス』


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ザ・ローリング・ストーンズ
『刺青の男 40周年記念エディション 2CDデラックス』
(通常盤・2SHM-CD)

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