パルプのベーシスト、スティーヴ・マッキーが56歳で死去

英シェフィールド出身のロック・バンド、パルプ（Pulp）のベーシストで、レコード・プロデューサーでもあったスティーヴ・マッキー（Steve Mackey）が3月2日、56歳で死去しました。

マッキーの妻によると、3ヵ月入院した後に亡くなったそうですが、死因は発表されていません。

後列3人の中央がジャーヴィス・コッカー、その肩に腕をかけている後列左がスティーヴ・マッキー。

1966年にシェフィールドで生まれたマッキーは、1989年にパルプに加入し、1991年のサード・アルバム『Separations』から2001年のラスト・アルバム『We Love Life』まで参加しました。

翌2002年、パルプが活動休止となったため、マッキーはプロデューサーとして活動し始め、M.I.A.初期のシングル「Galang」や「Sunflowers」を共作／プロデュースし、2007年のNo.1アルバム『Kala』収録の「Bird Flu」も手掛けました。

また、フローレンス＆ザ・マシーン2009年のデビュー・アルバム『Lungs』の曲を共作／プロデュースしたほか、パルプのフロントマン、ジャーヴィス・コッカーとレコーディングとツアーを行ない、コッカー2006年のデビュー・アルバムや、2008年のセカンド・アルバム『Further Complications』に参加していました。

その後、パルプが2011年に再結成し、バンドに復帰したマッキーは、2013年までバンドとツアーを行ない、英グラストンベリー・フェスをはじめ、ハンガリーやスウェーデンの音楽フェスにも出演していましたが、マッキーは亡くなる前、2023年のリユニオン・ツアーには参加しないと発表していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。