鮎川誠ドキュメンタリー映画、完成披露イベントにバイきんぐ・小峠英二登壇!

〈以下、公式インフォメーションより〉
日本で最も愛されたロックンロール・ギタリストの素顔と功績を、貴重な証言で綴る珠玉のドキュメンタリー。
『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』
バイきんぐ・小峠英二さん登壇!憧れのギタリスト鮎川誠の魅力を語る!
小峠「あれだけカッコいい音源やライブを生んだこと自体が凄い」
〈8/8(火) 完成披露イベント オフィシャルレポート〉
1979年にシングル「ユー・メイ・ドリーム」がヒットし、日本のロック・シーンに大きな足跡を残したバンド、シーナ&ロケッツ。そのギタリストとして休みなく走り続け、最期までステージに立つことにこだわった鮎川誠の生涯に迫るドキュメンタリー映画が完成した。
揺るぎないロック哲学とロック教養を持った鮎川は最高のロック・ギタリストであると同時に、妻と3人の娘たちと過ごす時間を何より大切にする優しい家庭人でもあった。「生活とロックはイコールという世界に、シーナが引き込んでくれた」と話す鮎川。だが、15年2月14日に妻でバンドのヴォーカルのシーナが死去。シーナ&ロケッツはそこで止まるかとメンバーさえも思ったものだが、鮎川はバンドの動きを止めなかった。
3人になったシーナ&ロケッツは以前にも増して精力的にライヴ活動を行ない、やがてシーナの意志を引き継いでLUCY MIRRORこと末娘の知慧子がヴォーカルで正式加入すると、さらに活性化。22年に結成45周年を迎え、鮎川はまだまだ走り続けると誰もが思っていたのだが……。
本作は、23年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭に於いて上映された『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』をもとに、所縁の人物へのインタヴューやプライヴェート映像、貴重な音源などを加え再編集した内容となっている。さらにナレーションはバンドのファンでもあった俳優の松重豊が務めている。笑顔でロックを続けた日本で最も愛されたロックンロール・ギタリストの素顔と、最後までステージに立ち続けたいという情熱、そして生涯見続けた夢とは──。
映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』
公開記念イベント
【日時】8月8日(火) イベント/11:30~
【場所】角川試写室(千代田区富士見2-13-3角川第2本社ビル1F)
【登壇者】小峠英二(バイきんぐ)、寺井到監督
日本で最も愛されたロックンロール・ギタリストの素顔と功績を貴重な証言で綴る傑作ドキュメンタリー映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』の完成披露イベントが8月8日に都内で行なわれ、ロック好きで知られる小峠英二(バイきんぐ)と監督の寺井到がトークを繰り広げた。
鮎川誠さんと同郷の福岡県出身であり、鮎川さんが亡くなる前の東京での最後のシーナ&ロケッツのライヴを生で観たという小峠。ライヴ会場で買ったという “シーナ&ロケッツ” Tシャツを着て登壇した。普段はコウテイペンギンのドキュメンタリーしか見ないというも、本作に関しては「今まで見たことのないようなものすごくプライヴェートなところも流れる。皆さんもきっと楽しめるはず」と太鼓判。この好反応に寺井監督も「鮎川さんの話であると同時に、家族の話でもある。鮎川さんの優しい人となりを知ってもらえるのは嬉しい」と喜んだ。
福岡時代に『レモンティー』を聴いたのがシーナ&ロケッツとの出会いという小峠は「曲がカッコいいから入って、ライヴも何度も観ました。鮎川さんはギターを弾いているときは鬼気迫っているけれど、MCになると温かい人間味が出て、いい人だと思った。そのギャップが素晴らしい」と鮎川さんの魅力を分析。寺井監督も「ONとOFFがない人で、喋りにそれが出る。ステージ上でもそれ以外でもそのまま。こんなに一貫してブレないのかと驚かされました」と鮎川さんの飾らない人柄に触れていた。
また小峠は、本作を通して “シーナ&ロケッツ” の楽曲の中にある魅力を再発見したようで「鮎川さんは家族愛にあふれた方で、それが曲にも投影されている。速くて尖っていた曲であったとしても、伝わり方がマイルドでトゲの先端は実は丸い。それは鮎川さんの温かい人間味があるから。そのハートの部分が、“悪い” だけのロックではない曲を作ったのだと思う」と分析した。
劇中では土屋昌巳、浅井健一、甲本ヒロト、松重豊ら著名人が鮎川さんについて語る。小峠は甲本の言った「鮎川さんとシーナがいなくなったことは大したことじゃない。“いた” ってことがすごいんだ」という言葉に痺れたといい、「確かにお亡くなりにはなった。でもあれだけカッコいい音源やライヴを生んだこと自体が凄いことだと。僕もその言葉に納得しました」としみじみ。寺井監督も甲本のその言葉が本作の方向性を決定づけたと言い「追悼作品のようになるのは嫌だったので、あの言葉があって作品の方向性が定まった気がする。所縁の人たちが語る鮎川さんのエピソードを集めれば、鮎川さんの人となりがわかると思った」と金言だと明かした。
鮎川さんは膵臓がんのために2023年1月29日に急逝。小峠は「福岡に仕事で帰った時に、天神にある行きつけのレコードショップに行ったら、カッコいい曲が流れていた。それはシーナ&ロケッツの曲で、店員から『今日鮎川さんが亡くなった』と聞かされた。たまたま店に寄って曲を聴いて店員から訃報を聞いて……驚きました」と縁を感じさせるエピソードを披露。一方、寺井監督は「鮎川さんが亡くなったから僕はこの場に立てているということに複雑な思いがあります。シーナさんが亡くなられてもなお鮎川さんがバンドを続けている姿を撮りたくてカメラで追っていたので、その点では素直に喜べません」と複雑な心境ながらも「とはいえこの作品を通して鮎川さんの素敵さが多くの方に伝わるのは嬉しいこと」と劇場公開を歓迎していた。
ナレーション:松重豊
監督・編集:寺井到
撮影:中牟田靖、宮成健一、丸本知也
編集:高尾将
音効・MA:寺岡章人
協力:ジュークレコード、ロケットダクション、ビクター・エンタテインメント
プロデューサー:緒方寛治、坂井博行
製作:RKB毎日放送
製作幹事:TBSテレビ
配給:KADOKAWA
宣伝:KICCRIT
©RKB毎日放送/TBSテレビ
2023年/日本/カラー/16:9/5.1ch/98分
映画公式サイト:rokkets-movie.com
映画公式Twitter:@rokkets_movie
8月11日(金・祝)より福岡先行上映、
8月25日(金)より全国公開


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