ブラック・クロウズ、1992年の2作め『サザン・ハーモニー』 デラックス・エディション12/15発売決定

ブラック・クロウズ1992年のセカンド・アルバム『サザン・ハーモニー』（原題『The Southern Harmony And Musical Companion』）が、デラックス・ボックスセットとして12月15日にアメリカン・レコーディングス／UMeから発売されることになり、同作から未発表カヴァー曲「99 Pounds （2023 Mix）」が公開されました。

オリジナルの「99 Pounds」は、メンフィスのソウル・シンガー／ソングライター、アン・ピーブルズが1972年のアルバム『Straight From The Heart』からリリースした曲で、ブラック・クロウズのカヴァーでは、南部のソウル・バラードがクラシックなロックンロールにアレンジされています。

今回リリースされるデラックス・エディションには、オリジナル・アルバム全曲の最新リマスター・ヴァージョンに加え、未発表のスタジオ音源、シングルのB面曲、貴重なライヴ音源等を収録。

国内盤の2CDデラックス・エディション、UNIVERSAL MUSIC STORE限定の3CDスーパー・デラックス・エディションに加え、デジタル、輸入盤のみ4LP、1LPのフォーマットでも発売される。

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「『サザン・ハーモニー』は俺たちがバンドとしての本領を発揮して、独自のサウンドを作り上げたアルバムだったと思う」。そう語るのは、ブラック・クロウズのリッチ・ロビンソン。

「俺たちはあのレコードを8日で完成させた。どの曲もたったの1テイクか2テイクで録り終えたんだ。そこには、持てる力をすべて出し切ったバンドの演奏がありのままに収められている。いま聴いても胸が震えるよ」

【CD1】1/4インチのオリジナル・マスター・テープから制作された、『サザン・ハーモニー』本編のリマスター・ヴァージョン。

【CD2】未発表音源、レコーディングのアウトテイク、B面曲で構成。1991年12月から1992年1月にかけてサザン・トラックス・スタジオ（ジョージア州アトランタ）で行なわれたアルバム本編のレコーディング・セッションより、未発表音源（99パウンズ」と「ミゼラブル」）を含む9トラックを収録。また、レコーディングの最終日となった1992年1月4日に、ブラック・クロウズの面々はスタジオ・ライヴを開催しているが、これらのディスクには、ボブ・ディランの「レイニー・デイ・ウィメン #12 & 35（雨の日の女）」やライ・クーダーの「ブーマーズ・ストーリー（流れ者の物語）」のカヴァー・ヴァージョンを含む、この同日のライヴ音源も収録。

【CD3】1993年2月6日にテキサス州ヒューストンで行なわれた “サザン・ハーモニー・ライヴ” の模様を収録。もともと24トラック・テープに録音されたこのライヴ音源は、『サザン・ハーモニー』所収の9トラックと、7分間に及ぶ「ジャム」で構成。

132ページのブックレットが付属。これはオリジナル盤のリリース時に販促の目的で制作されたブックレットのレプリカで、中にはアルバムの解説などが掲載されている。

さらに、『サザン・ハーモニー』のジャケット撮影時に撮られた写真のリトグラフも同梱。