2024年「第55回ソングライターの殿堂」入りアーティスト発表

昨年11月、2024年「第55回ソングライターの殿堂」入りにノミネートされたアーティストが発表され(2023年11月29日MLCニュース)、殿堂入りを果たしたアーティストが1月17日に発表されました。
「ソングライターの殿堂」には、演奏も行なう「パフォーミング・ソングライター」と、演奏しない「ノン・パフォーミング・ソングライター」の部門があり、どちらの部門でも、著名なヒット曲と20年以上のキャリアが必要になります。

今年の「パフォーミング・ソングライター」部門には、R.E.M.(ビル・ベリー、ピーター・バック、マイク・ミルズ、マイケル・スタイプ)、スティーリー・ダン(ドナルド・フェイゲン、ウォルター・ベッカー)が選ばれ、「ノン・パフォーミング・ソングライター」部門では、ヒラリー・リンジー、ティンバランド(ティモシー・モズレー)、ディーン・ピッチフォードの3名が選ばれました。

上記アーティストが「殿堂入り」を果たす要因となったヒット曲は以下の通りです。

*R.E.M.:「Losing My Religion」「Everybody Hurts」「It’s The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」「Radio Free Europe」「The One I Love」
*スティーリー・ダン:「Reelin’ in the Years」「My Old School」「Rikki Don’t Lose That Number」 「Black Friday」「Kid Charlemagne」
*ヒラリー・リンジー:「Jesus Take The Wheel」「Girl Crush」「Blue Ain’t Your Color」「Always Remember Us This Way」「Million Reasons」
*ティンバランド:「SexyBack」「Get Ur Freak On」「Pony」「Big Pimpin’」「The Way I Are」
*ディーン・ピッチ:「Footloose」「Fame」「Holding Out For A Hero」「All The Man That I Need」「Let’s Hear It For The Boy」
2018年から「ソングライターの殿堂」の会長を務め、自身も殿堂入りを果たしているナイル・ロジャースは、次の声明を発表しています。

「以前にも申し上げましたが、そもそもソングライターが素晴らしい曲を提供しなければ、音楽業界は存在しません。彼らがいなければ、録音された音楽も、コンサート・ビジネスも、グッズも何も存在せず、すべては曲とソングライターから始まります。それゆえ、我々は文化的に最も重要なソングライターを継続的に表彰し続けていること、そして2024年の受賞者が象徴的な曲だけでなく、ジャンル、民族、性別を超えた多様性と団結を表していることを誇りに思います。ソングライターたちは我々の生活を豊かにし、文字通り音楽と世界中の何十億人ものリスナーの人生を豊かにしているのです」

なお、授賞式典は6月13日にNYCのマリオット・マーキス・ホテルで開催される予定です。
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