キャロライン・ポラチェック、グラミー賞ノミネートの最新作デラックス盤発売。ブリット・アワードでもノミネート

グラミー賞にノミネートされた2023年発表のアルバム『Desire, I Want To Turn Into You』のリリース1周年を記念して、同作のデラックス盤『Desire, I Want To Turn Into You：Everasking Edition』がヴァレンタインデーにリリースされた（Perpetual Novice／The Orchardより）。ポップ・ソングのバイブルとなった2023年の傑作アルバムに、ポラチェックは全７曲の新たなページを付け加え、唯一無二の音世界を更なる次元へと押し進める。オペレーティング・シアターの「Spring Is Coming With A Strawberry In The Mouth」のエレクトリック・カヴァー（チャーリーXCXなどを手掛けるA.G.クックがプロデュース）、デフォルト・ジェンダーズの「Pharmacoma（for Ben Deitz）」を拡大再構築した、エモーショナルなドラム＆ベーストラック」「Coma」など、アルバムにインスピレーションを与えた隠れた名曲も収録。両カヴァーは「Billions」や「Door」など、彼女の最も愛される楽曲と同様に旅のスピリットを受け継いでいる。

彼女はまた、オリジナル・アルバムからのファンのお気に入りナンバーをリアレンジ。アリエル・レヒトシェイドとの共同プロディース・ナンバーのアコースティック・ヴァージョン「I Believe」（Acoustic Version）、長年の友人ワイズ・ブラッドと共にパワー・バラードを、プログレ風の透明感溢れるデュエットにした「Butterfly Net（feat. Weyes Blood）」を新たに追加収録。

 その他、このデラックス盤には、ミステリアスでシネマティックな新曲「Meanwhile」や「Gambler’s Prayer」、アメリカの人気テレビ番組『The Late Show With Stephen Colbert』でパワーポイントを使った超現実的なパフォーマンスを披露して以来、新たなクラシックとなったヒット曲「Dang」も収録。

2023年に発表された『Desire, I Want To Turn Into You』は、世界を席巻し、世界中の音楽ファンを魅了した。アルバムはグラミー賞の最優秀エンジニアリング・アルバム（ノン・クラシック）部門、ブリット・アワードのインターナショナル・ソロ・アーティスト部門にノミネートされ、ポラチェックはNPRの『Tiny Desk Series』や、『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』『The Late Show With Stephen Colbert』などの人気TV番組に出演。全世界でのストリーミング数は1億1,300万回に達し、『ヴォーグ』『ピッチフォーク』『ローリング・ストーン』『ビルボード』『ザ・フェイダー』『コンシークエンス』『i-D』『ステレオガム』『ニューヨーク・タイムズ』『エル』『ヴァラエティ』の “ベスト・オブ・2023” のリストなどに取り上げられた。『DIY』『Exclaim!』『DORK』などの媒体が選ぶ年間ベストのリストでは1位を獲得。『ピッチフォーク』『ニューヨーク・タイムズ』の年間ベストでは２位に、『ガーディアン』、ラフ・トレードの年間ベストでは３位に選ばれた。３月２日にロンドンのO2アリーナで開催されるブリット・アワードでは、“インターナショナル・ソロ・アーティスト・オブ・ザ・イヤー” 部門でノミネートされている。

■プロフィール
チェアリフト解散後、ソロになってから急速に活動の場を拡大。現代ポップ・シーンを牽引する、類い稀ない才能として確固たる地位を築いた2019年の実験的ポップの傑作アルバム『PANG』、そして世界中の評論家に続々と「2023年ベストアルバムの1枚」と言わしめたアルバム『Desire, I Want To Turn Into You』をリリース。今や「世代を超えた唯一無二の才能」としての評価を確立した。自身の世界ツアーである「The Spiraling Tour（ザ・スパイラリング・ツアー）」をはじめ、デュア・リパの2022年北米ツアーのオープニング・アクトを務め、コーチェラ、ロラパルーザ、グラストンベリー、プリマーヴェラ、オール・ポイント・イースト、ガバナーズ・ボール、ピッチフォーク・ミュージック・フェスティバル、アウトサイド・ランズ、更に2023年には、フジロックフェスティバル'23に出演し、大きな話題を巻き起こし、同年11月に単独での来日公演を実施。崇高なヴォーカルと、まるでアート・インスタレーションを見ているかのようなエッジの効いたアイデア溢れるステージで多くの人々を魅了した。