リトル・フィート、5月発売のブルース・アルバムから「You’ll Be Mine」のリリック・ビデオ公開

リトル・フィートが、5月17日に12年ぶりの新アルバム『Sam’s Place』をリリースすると発表し、ファースト・シングル「You’ll Be Mine」のリリック・ビデオを公開しました。

2012年の『Rooster Rag』以来となる新作は、「ブルースへのラヴレター」と銘打たれたバンド初のブルース・アルバムで、ファースト・シングルの「You’ll Be Mine」は、ブルース・アーティストのウィリー・ディクソンが書き、ハウリン・ウルフが1962年にリリースした曲のカヴァーです。

新作には、伝説的ブルースマンのマディ・ウォーターズやリトル・ウォーターらが有名にした曲のカヴァーや、バンド唯一のオリジナル曲「Milkman」を含めた全9曲が収録されており、「Milkman」はサム・クレイトンが甥からインスパイアされて作曲し、妻で歌手のジョニが作詞を手掛けました。

バンドによると、このアルバムは、新メンバーのスコット・シャラードとトニー・レオーネが初めて参加した作品で、長年ブルース・アルバムを夢見ていたパーカッショニストのサム・クレイトンが、初めて全曲でリード・ヴォーカルを務めているとのこと。

クレイトンは、次のようにコメントしています。
「このようなことは全く期待していなかったので本当に嬉しい。つまり、そうしたいとは思っていましたが、実現するとは思いもよらなかった。長い待ち時間だったけど、満足しているよ」

なお、マディ・ウォーターズのカヴァー「Long Distance Call」には、特別ゲストのボニー・レイットがフィーチャーされ、上記のカヴァー曲「You’ll Be Mine」は、レイットの提案によりレコーディングしたそうです。

バンドは5月31日から、新アルバムをサポートする大規模なサマー・ツアー「Can’t Be Satisfied Summer Tour」に乗り出します。