電車内、パティ・スミスとの偶然の出会いがすべてを変えた──ニック・ロベット率いるユーベットがサブ・ポップ傘下から新作発売

ユーベットはシンガー・ソングライター、ニック・ロベットを中心としたニューヨークはブルックリン発のグループ。元々内気なロベットは偶然同じ電車に乗り合わせたパティ・スミスに思い切って声をかけたことで彼女は生まれ変わったのだそう──「パティは私の幸運を祈り、『ニック、一生懸命練習しなさい』と言ってくれました」。内省的な歌詞を時にノイジーで不協和音を交えたマーク・リボー的サウンドに乗せたニュー・アルバム、5月発売です。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ニック・ロベットによるブルックリンのプロジェクト、ユーベット。サブ・ポップ傘下のハードリー・アートよりデビュー・アルバム『ウェイ・トゥ・ビー』をリリース。


2024年5月、ソングライター、ニック・ロベット(Nick Llobet)によるブルックリンのプロジェクト、ユーベット(youbet)はデビュー・アルバム『Way To Be』をサブ・ポップ(Sub Pop)傘下のハードリー・アート(Hardly Art)よりリリースする。収録曲は全てニック・ロベットにより書かれ、プロデュースもロベット自身が担当。ミックスはアダム・ブリスビン(Adam Brisbin)、マスタリングは「Macro Sound」でアマール・ラル(Amar Lal)が手掛けた。南フロリダで育ったロベットは、幼い頃からギターを習い、クラシック、ブルース、クラシック・ロック、フラメンコなどあらゆるジャンルに手を出した。やがて、ロベットはブルックリンに移り住むが、社会不安とインポスター症候群に蝕まれ、曲作りを完全に放棄しようと考えていた。しかし、パティ・スミス(Patti Smith)との偶然の出会いが、個人的にも芸術的にもロベットが生まれ変わるきっかけとなった。そして、名字をもじったユーベットとしてパフォーマンスをスタートさせた。その後、「1本の映画を作るような膨大な労力を費やした仕事だった」とロベットが語る通り、これまでに書いた曲の歌詞、レコーディング、アレンジを綿密に練り直し、アルバムを完成させた。その過程で、ジュリアン・フェイダー(Julian Fader:Ava Luna)、アダム・ブリスビン(Buck Meek)、ダニエル・サイルス(Daniel Siles)らのコラボレーターが作業に加わった。『Way To Be』の12曲は、言葉遊びと皮肉たっぷりのユーモアを駆使して、機能不全に陥った人間関係、後悔、自信やその欠如、クィアネス、自己発見を斜めに探求している。エッジがファジーで、遊び心と運動性のあるアレンジに満ちたこの作品は、魅惑的なユーベットの世界への架け橋となる。

■More info:Big Nothing

【リリース情報】2024.5.15 ON SALE

ユーベット『ウェイ・トゥ・ビー』
Youbet/Way To Be

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
HAR176CDJ[CD/国内流通仕様]

商品詳細
youbet
『Way To Be』


Amazon Music・MP3(MAY 10 2024)¥1,600
1. Carsick
2. Way to Be
3. Nurture
4. Seeds of Evil
5. Alive to You
6. Do
7. Deserve
8. Lost
9. Peel
10. Trauma
11. Vacancy
12. Still
商品詳細
youbet
『Compare & Despair』


Amazon Music・MP3(JAN 31 2020)¥1,600
商品詳細
youbet
「Carsick」


Amazon Music・MP3(NOV 08 2023)¥200
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