MUSIC LIFE CLUB 6th Anniversary
日本デビュー60周年!『MUSIC LIFE ビートルズのナウ・アンド・ゼン』4/30発売! そして本社ビル移転に伴い“シンコーミュージックのナウ・アンド・ゼン” をご紹介
ビートルズのファンの皆様には『ミュージック・ライフ』誌でおなじみの弊社、株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント(旧社名:新興楽譜出版社)は、今年創立92年を迎えます。そして、間もなく、本社ビルは神田小川町より少し移動して、錦町に移転することになりました。私たち社員にとっても思い出深い現在の本社ビルともお別れです。移転にあたり、手前味噌ながら、旧本社ビルのビートルズの思い出とメモラビリアをファンの皆様にご紹介させていただきます。しばし、お付き合いください。

本社ビルのエントランスにはビートルズの写真とブロンズ像
シンコーミュージックの神田小川町の本社ビル(シンコーミュージック・プラザ)は、1983年に建てられました。ビル入り口を入ると、ビートルズの最後のツアーとなった1966年の北米公演から8月23 日(ニューヨーク、シェイ・スタジアム)と28 日(ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム) のベスト・ショットが迎えてくれます。これまで本社ビルを訪れたお客様やアーティストの方々もシンコーの本社ビルと言えば、この壁を思い出してくれる方も多いことでしょう。撮影は、もちろん、長谷部宏(KOH HASEBE)です。
そして、エントランスの奥に展示されていた通称“FOUR HEADS”と呼ばれる頭像も思い出深いアイテムです。実際に4人と対面しながら作られた唯一の彫刻作品で、デヴィッド・ウイン氏によって1964年にパリで作られました、当時12 体が作られましたが、リンゴの所有していた1体は火事で焼失したため、残っているのは世界で11 体と言われています。この頭像は1986年、故草野昌一会長が、会社のシンボルとして購入したもので、元の所有者はブライアン・エプスタインでした。また、この頭像の製作過程の写真がポール・マッカートニー自身の撮影により数多く残されていて、それらは7月より日本でも開催される「ポール・マッカートニー写真展1963- 64 ~ Eyes of the Storm ~」でも公開されますのでお楽しみに。
そして、エントランスの奥に展示されていた通称“FOUR HEADS”と呼ばれる頭像も思い出深いアイテムです。実際に4人と対面しながら作られた唯一の彫刻作品で、デヴィッド・ウイン氏によって1964年にパリで作られました、当時12 体が作られましたが、リンゴの所有していた1体は火事で焼失したため、残っているのは世界で11 体と言われています。この頭像は1986年、故草野昌一会長が、会社のシンボルとして購入したもので、元の所有者はブライアン・エプスタインでした。また、この頭像の製作過程の写真がポール・マッカートニー自身の撮影により数多く残されていて、それらは7月より日本でも開催される「ポール・マッカートニー写真展1963- 64 ~ Eyes of the Storm ~」でも公開されますのでお楽しみに。
社内に眠っていた切り抜き写真、貴重本、ソノシート、ブロック!?
ビートルズにまつわる最も古いお宝は何かといえば、ML1964年4月号の初表紙号で使われた切り抜き写真かもしれません。写真自体はモノクロですが、表紙使用の際、人工着色という当時の印刷技術でカラー化されました。
ビートルズにまつわる最も古いお宝は何かといえば、ML1964年4月号の初表紙号で使われた切り抜き写真かもしれません。写真自体はモノクロですが、表紙使用の際、人工着色という当時の印刷技術でカラー化されました。
初表紙号の後、頻繁にML別冊や関連書籍も発売されましたが、それらは、1966年に星加編集長がビートルズの直接取材に望みをかけて渡英した際、手土産として持参しました。そして、1965年6月15日、ついに日本人初のビートルズ単独取材が実現します。メンバーは、遠い東洋の国で出版された自分たちが表紙の雑誌に興味津々だったそうです。ビートルズに手渡されたものと同じ号は、今も大切に保存されています。
その2か月後の8月14日、今度はML特派員のジョー宮崎氏がニューヨークで直接取材に成功します。この時に録音された貴重な生声コメントは、後にソノシートに収録され、ML10月号に付録として付けられました。
そして、来日待望熱もピークに達した1966年春、ML5月号では来日決定を表紙で緊急発表! しかし、印刷の終わった直後に日程変更という大アクシデントに見舞われます。製本作業を止めて日程変更の赤紙を差し込んだエピソードが残されています。
お宝の最後は、初来日が実現した1966年6月29日に記者会見が行われた東京ヒルトンホテル紅真珠の間の舞台後方のブロックです。かつてビートルズのサウンドがしみ込んだキャバーン・クラブのレンガが売りに出されたこともありますが、こちらは、記者会見時のユーモア溢れるトークがしみ込んだ珍品?と言えるかもしれません。
本社ビルは移転し、ビートルズの壁はなくなりますが、これらメモラビリアは、今後も当時の思い出と共に大切に保存してまいります。ビートルズ・フォーエヴァー!!

読み込み中.....
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[ムック]

MUSIC LIFE ビートルズのナウ・アンド・ゼン〈シンコー・ミュージック・ムック〉
2,200円
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『ザ・ビートルズ:Get Back』日本語版 初版限定特典 ロビーカード4枚付
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51年目に聴き直す『レット・イット・ビー』深掘り鑑賞ガイド〈シンコー・ミュージック・ムック〉
2,090円
監修:藤本国彦
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ディスカバー・ビートルズ THE BOOK
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