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【リンゴ・スターが語る(後編)】
ソロ最新作『Long Long Road』ジャケット写真について、『Abbey Road』ジャケ写について、他

番組後半、司会のジミー・キンメルが彼のソロ22作目となるアルバム『Long Long Road』のジャケットを掲げて紹介すると、観覧席から大きな拍手が沸き起こりました。リンゴは昔からカントリー・ミュージックが大好きでしたが、これ以前に作ったカントリー・アルバムは、1972年にピート・ドレイクと作ったLP[訳注:実際には彼がカントリー・アルバムを作ったのは1970年、ソロ2作目の『Beaucoup Of Blues(邦題『カントリー・アルバム』)]のみだそうです。
商品詳細
リンゴ・スター
『カントリー・アルバム +2』


Amazon(2018/12/19)¥2,887
キンメルが「ひとつ是非お聞きしたいことがあるんですが、ここであなたが着ている紫のシャツ……」と言いながら、おもむろに掲げているLPの見開きジャケットを開くと、そこにはビートルズ時代に撮られたと思われる若いリンゴが、やはり紫色のシャツを着ている写真がありました。「これは同じシャツですか、それともレプリカ?」と訊ねられたリンゴは、「これは全く同じシャツで、今日ここに来ているオーディエンスの大部分より、年齢で言えば確実に年上だよ」と笑って答えました。そして更にキンメルが、『Get Back』のドキュメンタリー映像からのキャプチャ画像で、ジョージがやはり同じデザインの紫のシャツを着てギターを弾いていることを指摘すると、「それは俺が彼から盗んだんだ。(笑)いや、冗談だけどね。俺も彼も自分のシャツを着てたんだと思うよ。確かに俺たちはしょっちゅう色んなものをシェアしてたけど」とのことでした。

そして、ジャケット繋がりということで、「これは世界で一番有名なアルバム・カヴァーのひとつと言っていいですよね?」と言いながらキンメルが取り出したのは、ザ・ビートルズの『アビー・ロード』のジャケットで、勿論リンゴもそれには異論なしでした。このジャケットのデザインに関しては、当時メンバー全員で膝を突き合わせてじっくりと話し合ったのだそうです。

「エジプトに行って、ピラミッドの脇に立ってるところとかじゃなきゃダメだって案が出てたんだよ。それじゃなきゃローマとか、とにかくどこか大都市の、デッカい名所旧跡に行って写真撮るべきだとかね。でも散々侃々諤々やった挙句に、(うんざりした様子で)『……ねえ、もうとりあえずそこ(スタジオ)の前の横断歩道渡るだけで済ませない?』って話になって(笑)、全員が賛成したんだ、『オーケー、それいいね。とっとと渡っちゃおう』って。だからホントに座って話し合いをしてた席から、そのまんまみんなで立ち上がって、ドアを開けて、スタジオから出て、横断歩道を渡っただけ。写り込んでる人も車も、一切こっちの仕込みとかじゃなく、その日その時たまたまそこに居合わせてたり、駐車してただけなんだ」

車の運転をしていて、警察に止められたことはあるかという問いには「あるよ。60年代には大体見逃してもらえたけどね(笑)」と言い、「でもある時、ひとりの警官に、多分ちょっとした速度超過だったと思うんだけど、車を寄せるように言われてさ。止めた相手が俺だと気付いたその警官から、『おおリンゴ、頼むからスピード落としてくれよ。もしあんたに何かあったら、うちの娘が泣いちゃうよ』って言われたんだ。(苦笑)あれは何ともツボを心得た注意の仕方だったよね」と笑顔で語りました。

そして、一番最近IDを見せなければいけなかった(つまり顔パスが利かなかった)のはどんな状況だったかという質問には、「前々回のツアーだな。アメリカ国内をツアーしてる時には、俺はパスポートなんて持ち歩かないんだよね。そうしたらある空港で止められて、IDが必要だって言われたんだ。俺は『とりあえずその辺にいる人たちに聞いてみてよ』って言ったよ。(笑)そしたら居合わせた人たちはみんな、『リンゴだよ!』(笑)って叫んでくれてね。でも保安検査の担当官は『いや、IDなしでは通すわけには行きません』の一点張りで、しまいに警備責任者だか何だかに電話を入れたんだ。そうしたら最終的に、『分かりました、飛行機には乗れるように取り計らいますが、その前にまず(麻薬探知)犬にあなたの匂いを嗅がせてもらいます』って言われた。(笑)それで俺は所定の場所に行って、犬にひとしきり嗅がれて(笑)、無事飛行機に乗れたんだ」

キンメルの番組最後の質問は、「これまでの人生で、誰かにサインをせがんだことはありますか?」というもので、リンゴは少し考えた挙句に「No」と応えましたが、きっとこの先もそういうことは起こらないんでしょうね、と言うキンメルに対し、彼は「いやあ、先のことは誰にも分からないよ」と笑い、再び満場の拍手喝采に包まれ、Wピースで出演コーナーを終えました。

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【発売情報】

リンゴ・スター『ロング・ロング・ロード』
Ringo Starr/Long Long Road

・発売日:2026年4月24日
・商品番号:UICY-16423
・価格:3,300円税込
〈日本盤のみ〉解説付/歌詞対訳付/SHM-CD仕様

商品詳細
リンゴ・スター
『ロング・ロング・ロード』


Amazon Music(APR 24 2026)
Amazon(2026/4/24)¥3,300・CD
1. リターニング・ウィズアウト・ティアーズ
2. ベイビー・ドント・ゴー
3. アイ・ドント・シー・ミー・イン・ユア・アイズ・エニィモア
4. イッツ・ビーン・トゥー・ロング
5. ホワイ
6. ユー・アンド・アイ
7. マイ・ベイビー・ドント・ウォント・ナッシング
8. チューズ・ラヴ
9. シーズ・ゴーン
10. ロング・ロング・ロード

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【リンゴ・スター展】

今年はビートルズの来日60周年ということで各地で様々な催しが企画されている中、ビートルズ・サウンドの要であり、革命の天才ドラマーでもあるリンゴ・スターをフィーチュアするトリビュート・イベント “リンゴ・スター展” の開催が発表された。

4月29日(水)日本橋三井ホールで開催されるこのイベントは2部構成で、前半は “The Beat☆Rush” のドラマーであり、熱心なリンゴ・スターの研究家、ドラム・コレクターとしても知られる、あんちゃん・☆(あんちゃん・スター)がリンゴの魅力を吉田聡志(MUSIC LIFE CLUB)と熱く語るトーク・ショー。ステージ上には、今や世界に数台しか残されていないラディックのヴィンテージ・キットも展示される。

そして後半は、ビートルズのトリビュート・バンド “The Beat☆Rush” のライヴ演奏。この日は特別にリンゴ・スター・スペシャルとも言えるセットリストが組まれる予定。リンゴ・スターの演奏法からアクションまでを徹底的に研究し続けるあんちゃん・☆が叩きまくるヴィンテージ・ドラム・キットのサウンドには注目だ。

■日時:2026年4月29日(水・祝)14時開場/15時開演

■場所:日本橋三井ホール
東京都中央区日本橋室町二丁目2番1号 COREDO室町1 5F
(東京メトロ 銀座線・半蔵門線「三越前」駅 直結 A6出口)
■出演:
第一部 あんちゃん・☆(The Beat☆Rush)/吉田聡志(MUSIC LIFE CLUB)
第二部 The Beat☆Rush

■チケット:前売6,000円/当日6,500円(それぞれ1ドリンク付)
チケットは ローソン・チケット(Lコード:76213)にて発売中
■主催:オフィスたっち 
■後援:シンコーミュージック・エンタテイメント/MUSIC LIFE CLUB
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(シンコー・ミュージック・ムック〉MUSIC LIFE ビートルズのアメリカ物語

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マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説

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ディスカバー・ビートルズ THE BOOK

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