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『ビートルズ万華鏡 キーワードでめぐるファブ・フォー』出版記念トークイベント・レポート
「新聞記者だった頃の経験が僕の文章を書く時のスタイルになっている」(桑原)
2026年3月5日(木)、東京・西荻窪の「3313アナログ天国」にて、『ビートルズ万華鏡 キーワードでめぐるファブ・フォー』著者:桑原亘之介さんによる出版記念トークイベントが行なわれました。司会進行は本書を監修したビートルズ研究家の藤本国彦さん。
ビートルズ万華鏡
キーワードでめぐるファブ・フォー
2,500円
桑原亘之介[著] 藤本国彦[監修]
桑原亘之介[著] 藤本国彦[監修]
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BOOKS・2026.01.22
2/25発売 元新聞記者ならではの切り口でビートルズの魅力を徹底解剖〜『ビートルズ万華鏡 キーワードでめぐるファブ・フォー』
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【新刊セルフ・ライナーノーツ】『 ビートルズ万華鏡 キーワードでめぐるファブ・フォー 』by 桑原亘之介〜始まりは中2で買った「ヘイ・ジュード」 ビートルズを好きになったきっかけは中学校の隣の席の女の子だった
藤本国彦(以下藤本):今日は、ジョージ・ハリスンの誕生日(2月25日)にシンコーミュージックから発売された書籍『ビートルズ万華鏡』の刊行記念ということで、著者の桑原さんにこの本にまつわるお話を伺おうと思います。
桑原亘之介(以下桑原):よろしくお願いします。
藤本:まず、タイトルですが、なぜ「ビートルズ万華鏡」にしたんですか?
桑原:ビートルズをなるべく多角的に見たいということと、いろんなところから光を当てるという意味で、“万華鏡” という言葉にしました。
藤本:桑原さんにとって初めての書籍ということですが、形になってみてどうですか?
桑原:何もかも初めての体験で、藤本さんはじめ、色々な方におんぶにだっこでしたが、ようやく形になって嬉しく思っています。
藤本:本って形になるといいですよね。
桑原:そうですね、やっぱり僕なんか古い世代だから、本に対する思い入れみたいなものがあるし。
藤本:最初に桑原さんからお話あったのは、「スピリチュアル・ビートルズ」っていうコラムをずっとウェブで連載をしていて、それを一冊にまとめられないか?ということでしたよね?
桑原:そうですね。
藤本:「スピリチュアル・ビートルズ」の中から最初、35本を選んで送ってもらいましたが、あれ全部で100本ぐらいあるんですか?
桑原:もっとあります。最初はどこに発表する当てもなく、書き溜めていたんですが、会社の先輩に見せたら共同通信のウェブサイトのデスクに回してくださり、そこで連載しましょう、ということになって始まりました。
藤本:「スピリチュアル・ビートルズ」のタイトルはどういうところからですか?
桑原:最初、ビートルズとスピリチュアリティというか、精神的なもの、あるいは宗教的なもの、そういう視点で絞って書けないかなと思ったんです。 だけど、いろんな話が入っちゃいました(笑)。
藤本:それで35本まず選んでいただいて、少し足して、全体的なバランスは良くなりましたよね?
桑原:そうですね。あと、ビートルズって名乗っているけども、 4人のソロもかなりフィーチャーしています。ビートルズ・ファンの中には、やっぱり4人揃ってないといけない、ソロは聞かないっていう人もたまにいるんですよね。
藤本:いますね。
桑原:だけどそんなに4人組を追っかけてきた人達が、一人一人になったら本当に興味がないのかな?と思って。 だから4人のソロもフィーチャーしました。そもそも僕はビートルズではない時代から聴き始めてますからね。
藤本:最初からソロでしたから、僕たちビートルズは後追いですよね。
桑原:そうなんですよ。
藤本:桑原さんのビートルズ体験は後ほど改めてお聞きしようかなと思います。せっかくいい機材があるので、ここらでちょっとアナログ盤を一曲かけようと思います。今日、桑原さんが選んでくれた曲はみんな独特なんですけど、まずはウイングスのシングル「夢の旅人」(原題「Mull of Kintyre」)から B面の「ガールズ・スクール」(原題「Girls' School」)を流そうと思います。お聴きください。
桑原:内容は不適切みたいですよ(笑)。
藤本:歌詞がね(笑)。
藤本国彦(以下藤本):今日は、ジョージ・ハリスンの誕生日(2月25日)にシンコーミュージックから発売された書籍『ビートルズ万華鏡』の刊行記念ということで、著者の桑原さんにこの本にまつわるお話を伺おうと思います。
桑原亘之介(以下桑原):よろしくお願いします。
藤本:まず、タイトルですが、なぜ「ビートルズ万華鏡」にしたんですか?
桑原:ビートルズをなるべく多角的に見たいということと、いろんなところから光を当てるという意味で、“万華鏡” という言葉にしました。
藤本:桑原さんにとって初めての書籍ということですが、形になってみてどうですか?
桑原:何もかも初めての体験で、藤本さんはじめ、色々な方におんぶにだっこでしたが、ようやく形になって嬉しく思っています。
藤本:本って形になるといいですよね。
桑原:そうですね、やっぱり僕なんか古い世代だから、本に対する思い入れみたいなものがあるし。
藤本:最初に桑原さんからお話あったのは、「スピリチュアル・ビートルズ」っていうコラムをずっとウェブで連載をしていて、それを一冊にまとめられないか?ということでしたよね?
桑原:そうですね。
藤本:「スピリチュアル・ビートルズ」の中から最初、35本を選んで送ってもらいましたが、あれ全部で100本ぐらいあるんですか?
桑原:もっとあります。最初はどこに発表する当てもなく、書き溜めていたんですが、会社の先輩に見せたら共同通信のウェブサイトのデスクに回してくださり、そこで連載しましょう、ということになって始まりました。
藤本:「スピリチュアル・ビートルズ」のタイトルはどういうところからですか?
桑原:最初、ビートルズとスピリチュアリティというか、精神的なもの、あるいは宗教的なもの、そういう視点で絞って書けないかなと思ったんです。 だけど、いろんな話が入っちゃいました(笑)。
藤本:それで35本まず選んでいただいて、少し足して、全体的なバランスは良くなりましたよね?
桑原:そうですね。あと、ビートルズって名乗っているけども、 4人のソロもかなりフィーチャーしています。ビートルズ・ファンの中には、やっぱり4人揃ってないといけない、ソロは聞かないっていう人もたまにいるんですよね。
藤本:いますね。
桑原:だけどそんなに4人組を追っかけてきた人達が、一人一人になったら本当に興味がないのかな?と思って。 だから4人のソロもフィーチャーしました。そもそも僕はビートルズではない時代から聴き始めてますからね。
藤本:最初からソロでしたから、僕たちビートルズは後追いですよね。
桑原:そうなんですよ。
藤本:桑原さんのビートルズ体験は後ほど改めてお聞きしようかなと思います。せっかくいい機材があるので、ここらでちょっとアナログ盤を一曲かけようと思います。今日、桑原さんが選んでくれた曲はみんな独特なんですけど、まずはウイングスのシングル「夢の旅人」(原題「Mull of Kintyre」)から B面の「ガールズ・スクール」(原題「Girls' School」)を流そうと思います。お聴きください。
桑原:内容は不適切みたいですよ(笑)。
藤本:歌詞がね(笑)。
♪Girls' School / Wings
桑原:ポールらしいロックですよね。
藤本:本当にね。これは桑原さん中学生の頃ですよね?
桑原:僕がビートルズを本格的に好きになって聞き出したのは1977年なんです。
藤本:これ1977年ですね。
桑原:中学2年生の時で、きっかけは隣に座ってた女の子がビートルズのファンで、特にポール・マッカートニーのファンだったんです。その子が「“心のラヴ・ソング”(原題「Silly Love Songs」)っていうのはスルメのような曲で、噛めば噛むほど味がある」とよく言ってたんです。 僕はその言葉が気に入って、ビートルズを聴いてみようとレコード屋に行ったんです。あの当時はシングル盤の左下にイギリスとアメリカのチャートアクションが書いてあったんですけど、一番売れたシングルを買ってみようと思って見たら九週連続米ビルボードの1位が「ヘイ・ジュード」(原題「Hey Jude」)だったんです。で、買って聴いたら、もちろん名曲ですから “ああいいな” と思って。
藤本:それが出会いだったんですか?
桑原:その前はラジオとかで聞いてはいたけど、本当にちゃんとレコードで聴いたのはそれが初めてでしたね。 それでもういっぺんに好きになって聴き出しました。
新聞記者だった頃の経験が、僕の文章を書く時のスタイルになっている
藤本:「スピリチュアル・ビートルズ」のネタの引っ張り方っていうか、書いてみようと思う動機ってすごく感覚的なものですか?
桑原:なんというかな……エピソードにフックがあるかどうかってことですかね。ビートルズのことって書くとしても、亡くなった人もいるし、直接取材なんかできないじゃないですか? 周辺の取材だって日本にいたら難しい。そういう中で書くとしたら、いろんな文献とか資料とかをあたるしかない。それを記者はちょっと悪い意味で “書斎原稿” とか “書斎記事” って言うんですけど、僕はできるだけいろんなエピソードを集めて、それを読み込んで人間味のあるストーリーにしよう、ということで構成とか選び方にこだわって書いたつもりです。
藤本:幅が広いですよね。ビートルズ本って結構いっぱいありますけど、そういう中ではちょっと独特な視点とスタンスというか、なんとなく70年代にあったビートルズ本に近い印象がしたんですよ。
桑原:香月利一さんとか?
藤本:他にも立川直樹さんとか石坂敬一さんとか、昔いろんな方が本を出していたけど、要するにその同時代性と社会性があるっていうのか、それも含めてずっと記者をやっていた桑原さんならではって思ったんです。
桑原:いろんな切り口を探したいということで、最近のニュースに絡めたネタも入れたいと思ったんです。ちなみに私は日経時代は新聞記者、その後の共同通信は通信社記者でした。
藤本:その違いはどこですか?
桑原:新聞がないってことです。共同通信というのは地方新聞に記事を売って、成り立っている会社なんです。時々、共同通信の人が「私は新聞記者だ」って言うけど、それは違うと思う。どっちでもいいことなんだけど僕はこだわってます。要するに新聞があって記事を書くということは、どこの面にどういう形に載っけて見出しをどうしようとか、それは整理部の仕事だけどそういうことも記者は考えながら書くんですが、 通信社の記者はそこの部分は地方紙に任せちゃう。ただ、情報が出るスピードとか大きく違いますよね。それと僕は最初、英文の記者として日経に入ったんですよ。
藤本:そうだったんですね。
桑原:普通の記者採用だったけど、なぜか英文のセクションに回されて……株とか為替とか金融とか、知らない経済の記事を書かされて、しかも英語で書くから大変でした(笑) 。 ただ、やったことのフィードバックっていうのもあって、英語の記事は背景説明をたくさん入れたり、中学生ぐらいでもわかるように書くんですけど、それが僕が文章を書く時のスタイルになってます。
藤本:桑原さんはよく私のイベントとか講座にもよく来てくださってレポートを書いてくれたりするんですけど、その場で速記してるじゃないですか? しかもそれを翌日にアップしたりとか、すごいなと思って。
桑原:僕が記事を書く時の考え方っていうのは、自分が好きなこととか、気に入ったこと、あるいはこれはもっとみんなに知ってもらいたいと思うことを、読者と共有したいという気持ちなんです。だからシェアしたいと思ったら、なるべく早く出したい、とか思いますね。
藤本:その思いはいいですね、やっぱり記者魂だと思います。巻頭にある “ビートルズ来日60周年” について、それにまつわる前座で出た方々への取材はどういう感じだったんですか?
桑原:ご存命の方にはできるだけ話を聞きたいと思いました。お話が聞けたのは尾藤イサオさん、ブルー・コメッツのギターの三原綱木さんとキーボードの小田啓義さん、あとはブルージーンズのギター岡本和夫さん。ザ・ドリフターズは仲本工事さんが亡くなった後でタイミング的に取材が難しかったので、江戸川大学の西条昇教授にいろいろ話を伺いました。 他には内田裕也さんが書いた本とかインタビューものを探したり、そんな感じですかね。
藤本:表紙はビートルズ研究所の本多康宏さんにお借りしたいい写真を使いましたよね。カヴァー取ると、長谷部宏さんの撮影ですかね? これもまたいい写真です。リンゴ・スターが日本酒で顔を洗ってる写真は、これまでに見たことがなく、個人的にもこれはいいと思って選びましたが、文章だけよりも写真が入ると本に動きが出ますね。
桑原:そうですね。あんまり文章ばっかりだと見た目がグレーになっちゃうからね。
藤本:そろそろもう一曲かけましょうか。次に桑原さんが選んだのはジョージ・ハリスンのアルバム『33 1/3』(原題『Thirty Three & 1/3』)から、「トゥルー・ラヴ」(原題「True Love」)。今回は7インチ・シングルを持ってきました。
桑原:シングルになってるの知りませんでした。
藤本:本当にね。これは桑原さん中学生の頃ですよね?
桑原:僕がビートルズを本格的に好きになって聞き出したのは1977年なんです。
藤本:これ1977年ですね。
桑原:中学2年生の時で、きっかけは隣に座ってた女の子がビートルズのファンで、特にポール・マッカートニーのファンだったんです。その子が「“心のラヴ・ソング”(原題「Silly Love Songs」)っていうのはスルメのような曲で、噛めば噛むほど味がある」とよく言ってたんです。 僕はその言葉が気に入って、ビートルズを聴いてみようとレコード屋に行ったんです。あの当時はシングル盤の左下にイギリスとアメリカのチャートアクションが書いてあったんですけど、一番売れたシングルを買ってみようと思って見たら九週連続米ビルボードの1位が「ヘイ・ジュード」(原題「Hey Jude」)だったんです。で、買って聴いたら、もちろん名曲ですから “ああいいな” と思って。
藤本:それが出会いだったんですか?
桑原:その前はラジオとかで聞いてはいたけど、本当にちゃんとレコードで聴いたのはそれが初めてでしたね。 それでもういっぺんに好きになって聴き出しました。
新聞記者だった頃の経験が、僕の文章を書く時のスタイルになっている
藤本:「スピリチュアル・ビートルズ」のネタの引っ張り方っていうか、書いてみようと思う動機ってすごく感覚的なものですか?
桑原:なんというかな……エピソードにフックがあるかどうかってことですかね。ビートルズのことって書くとしても、亡くなった人もいるし、直接取材なんかできないじゃないですか? 周辺の取材だって日本にいたら難しい。そういう中で書くとしたら、いろんな文献とか資料とかをあたるしかない。それを記者はちょっと悪い意味で “書斎原稿” とか “書斎記事” って言うんですけど、僕はできるだけいろんなエピソードを集めて、それを読み込んで人間味のあるストーリーにしよう、ということで構成とか選び方にこだわって書いたつもりです。
藤本:幅が広いですよね。ビートルズ本って結構いっぱいありますけど、そういう中ではちょっと独特な視点とスタンスというか、なんとなく70年代にあったビートルズ本に近い印象がしたんですよ。
桑原:香月利一さんとか?
藤本:他にも立川直樹さんとか石坂敬一さんとか、昔いろんな方が本を出していたけど、要するにその同時代性と社会性があるっていうのか、それも含めてずっと記者をやっていた桑原さんならではって思ったんです。
桑原:いろんな切り口を探したいということで、最近のニュースに絡めたネタも入れたいと思ったんです。ちなみに私は日経時代は新聞記者、その後の共同通信は通信社記者でした。
藤本:その違いはどこですか?
桑原:新聞がないってことです。共同通信というのは地方新聞に記事を売って、成り立っている会社なんです。時々、共同通信の人が「私は新聞記者だ」って言うけど、それは違うと思う。どっちでもいいことなんだけど僕はこだわってます。要するに新聞があって記事を書くということは、どこの面にどういう形に載っけて見出しをどうしようとか、それは整理部の仕事だけどそういうことも記者は考えながら書くんですが、 通信社の記者はそこの部分は地方紙に任せちゃう。ただ、情報が出るスピードとか大きく違いますよね。それと僕は最初、英文の記者として日経に入ったんですよ。
藤本:そうだったんですね。
桑原:普通の記者採用だったけど、なぜか英文のセクションに回されて……株とか為替とか金融とか、知らない経済の記事を書かされて、しかも英語で書くから大変でした(笑) 。 ただ、やったことのフィードバックっていうのもあって、英語の記事は背景説明をたくさん入れたり、中学生ぐらいでもわかるように書くんですけど、それが僕が文章を書く時のスタイルになってます。
藤本:桑原さんはよく私のイベントとか講座にもよく来てくださってレポートを書いてくれたりするんですけど、その場で速記してるじゃないですか? しかもそれを翌日にアップしたりとか、すごいなと思って。
桑原:僕が記事を書く時の考え方っていうのは、自分が好きなこととか、気に入ったこと、あるいはこれはもっとみんなに知ってもらいたいと思うことを、読者と共有したいという気持ちなんです。だからシェアしたいと思ったら、なるべく早く出したい、とか思いますね。
藤本:その思いはいいですね、やっぱり記者魂だと思います。巻頭にある “ビートルズ来日60周年” について、それにまつわる前座で出た方々への取材はどういう感じだったんですか?
桑原:ご存命の方にはできるだけ話を聞きたいと思いました。お話が聞けたのは尾藤イサオさん、ブルー・コメッツのギターの三原綱木さんとキーボードの小田啓義さん、あとはブルージーンズのギター岡本和夫さん。ザ・ドリフターズは仲本工事さんが亡くなった後でタイミング的に取材が難しかったので、江戸川大学の西条昇教授にいろいろ話を伺いました。 他には内田裕也さんが書いた本とかインタビューものを探したり、そんな感じですかね。
藤本:表紙はビートルズ研究所の本多康宏さんにお借りしたいい写真を使いましたよね。カヴァー取ると、長谷部宏さんの撮影ですかね? これもまたいい写真です。リンゴ・スターが日本酒で顔を洗ってる写真は、これまでに見たことがなく、個人的にもこれはいいと思って選びましたが、文章だけよりも写真が入ると本に動きが出ますね。
桑原:そうですね。あんまり文章ばっかりだと見た目がグレーになっちゃうからね。
藤本:そろそろもう一曲かけましょうか。次に桑原さんが選んだのはジョージ・ハリスンのアルバム『33 1/3』(原題『Thirty Three & 1/3』)から、「トゥルー・ラヴ」(原題「True Love」)。今回は7インチ・シングルを持ってきました。
桑原:シングルになってるの知りませんでした。
♪True Love / George Harrison
藤本:いい曲ですよね。
桑原:コール・ポーターでしたっけ?
藤本:ですね。
桑原:アルバム『ジョージ・ハリスン帝国』(原題『Extra Texture(Read All About It)』)からは、なんていうか──AORの先駆けだったと思うんです。デヴィッド・フォスターと組んだ頃かな? 流行より前にジョージはその辺に着目していた、オリジナルじゃないですけど、これはそういう曲の一つだと思います。
藤本:本当に70年代中期いいですよね。ビートルズ4人とも1974年が一番いいなんて話もありますけど、桑原さんはメンバーで一番好きなのは誰ですか?
桑原:選べないですね……みんな好きです。
藤本:ジョージはどういう風に捉えてますか?
桑原:“ひねくれ者” じゃないでしょうか、ある意味。非常に辛口で、なんかジョンに似通ってると思いますね。
藤本:そうですね。
桑原:自分に正直なところがあって、それはポールやリンゴとはちょっと違うと思う。もし、ジョンとジョージが今の時代に生きていたらどんなこと言ってるんだろう?っていうのは興味がありますね。こういう社会とか世の中が、もしかしたら辛いかもしれない……。
「やろうとしないのにできることなんて何もない」とビートルズが教えてくれた
藤本:ここでちょっとゲストの紹介をいたします。ビートルズ研究所の本多康宏さんにお越しいただいていますので、ご登場いただけますか?
場内大拍手、本多康宏さん登場。
本多康宏(以下本多):こんばんは。(冗談っぽく)えっと、タイトルは何ていう本でしたっけ?
藤本:『ビートルズ万華鏡』ですね。
本多:『ビートルズ万華鏡』って言ってるのに、ビートルズの曲が一曲もかからないってどういうことですか?(笑)。
桑原:コール・ポーターでしたっけ?
藤本:ですね。
桑原:アルバム『ジョージ・ハリスン帝国』(原題『Extra Texture(Read All About It)』)からは、なんていうか──AORの先駆けだったと思うんです。デヴィッド・フォスターと組んだ頃かな? 流行より前にジョージはその辺に着目していた、オリジナルじゃないですけど、これはそういう曲の一つだと思います。
藤本:本当に70年代中期いいですよね。ビートルズ4人とも1974年が一番いいなんて話もありますけど、桑原さんはメンバーで一番好きなのは誰ですか?
桑原:選べないですね……みんな好きです。
藤本:ジョージはどういう風に捉えてますか?
桑原:“ひねくれ者” じゃないでしょうか、ある意味。非常に辛口で、なんかジョンに似通ってると思いますね。
藤本:そうですね。
桑原:自分に正直なところがあって、それはポールやリンゴとはちょっと違うと思う。もし、ジョンとジョージが今の時代に生きていたらどんなこと言ってるんだろう?っていうのは興味がありますね。こういう社会とか世の中が、もしかしたら辛いかもしれない……。
「やろうとしないのにできることなんて何もない」とビートルズが教えてくれた
藤本:ここでちょっとゲストの紹介をいたします。ビートルズ研究所の本多康宏さんにお越しいただいていますので、ご登場いただけますか?
場内大拍手、本多康宏さん登場。
本多康宏(以下本多):こんばんは。(冗談っぽく)えっと、タイトルは何ていう本でしたっけ?
藤本:『ビートルズ万華鏡』ですね。
本多:『ビートルズ万華鏡』って言ってるのに、ビートルズの曲が一曲もかからないってどういうことですか?(笑)。
藤本&桑原:(笑)。
本多:さすがという感じで(笑)、西荻窪は四十何年ぶりで、昔チャーリー・ワッツの「ワッツ」っていうライヴハウスがあって、学生時代はバンドでよく出演してました。
藤本:そうだったんですね──今日はありがとうございます。
本多:藤本さんと初めて会ったのは1992年でしたか?
藤本:よく覚えてます。
本多:雨の日でしたね。原宿の「ゲットバック」っていうお店で、私は店長やってたんです。そこから35年、私もビートルズのおかげで本当に楽しい日々を過ごしています。
藤本:桑原さんとは?
本多:5〜6年くらい前からビートルズ研究所の方に時々遊びにいらしてたんです。ある日、桑原さんという方が私に会いたいとショップの店員から連絡を受けて、話を聞くとインタビューを取ってそれを会社のウェブに掲載したいということで、最初は身構えてしまったんですが、桑原さんと直接会ってお話をして受けることにしたんです。どうしてこの仕事をするようになったか、どういう苦労があったか、鑑定はどういうふうにしているのか、など質問を受けたのを覚えています。それが記事になって、もう3年ぐらい前ですかね── 。
桑原:そうですね。
本多:その記事の評判も良かったんですけど、それを本にするとなって、やっぱり活字になるんだったらいろんな人が読むので、手を入れてちょっと書き加えたり削ったりさせてくださいということを、去年の年末に桑原さん、藤本さんとバタバタとやってましたね。
藤本:そうでしたね。
本多:この本は本当に桑原さんの目線を通して一箇所に絞らず文化的に切り取ったいろんなビートルズが詰まっているので、ぜひ一頁一頁堪能しながら読んでいただきたいな、と思っています。──最後はビートルズが教えてくれたのは、“自分がやろうとしないのにできるものなんて何もない” という話で終わらせていただきます。「愛こそはすべて」(原題「All You Need Is Love」)っていう曲があって、 “There's nothing you can do that can't be done” っていう歌詞をCDのブックレットには “できないものをやろうとしても無理だ” っていう風に解釈されてるんですが、私は間違ってると思ってます。要するに “やろうとしてもできないものはできないんだよ”、じゃなくて、“やろうとしないからできないんだ” とジョンは言ってるんだと、僕はイギリス人からそう教えられて、文章を小見出しに入れさせていただきました。ご清聴ありがとうございました。
藤本&桑原:ありがとうございました。
場内大拍手 本多康宏さん退場。
藤本:ちょっとまた曲をかけますか。 今度はリンゴ・スターです。
桑原:ビートルズじゃなくて(笑) 。
藤本:本多さん、すいません(笑) 。2曲あって、一曲はこのリンゴのアルバム『Ringo's Rotogravure』から「ユー・ドント・ノウ・ミー・アット・オール」(原題「You Don't Know Me At All」)です。とっても好きなアルバムで私もよく聴いてました。
本多:さすがという感じで(笑)、西荻窪は四十何年ぶりで、昔チャーリー・ワッツの「ワッツ」っていうライヴハウスがあって、学生時代はバンドでよく出演してました。
藤本:そうだったんですね──今日はありがとうございます。
本多:藤本さんと初めて会ったのは1992年でしたか?
藤本:よく覚えてます。
本多:雨の日でしたね。原宿の「ゲットバック」っていうお店で、私は店長やってたんです。そこから35年、私もビートルズのおかげで本当に楽しい日々を過ごしています。
藤本:桑原さんとは?
本多:5〜6年くらい前からビートルズ研究所の方に時々遊びにいらしてたんです。ある日、桑原さんという方が私に会いたいとショップの店員から連絡を受けて、話を聞くとインタビューを取ってそれを会社のウェブに掲載したいということで、最初は身構えてしまったんですが、桑原さんと直接会ってお話をして受けることにしたんです。どうしてこの仕事をするようになったか、どういう苦労があったか、鑑定はどういうふうにしているのか、など質問を受けたのを覚えています。それが記事になって、もう3年ぐらい前ですかね── 。
桑原:そうですね。
本多:その記事の評判も良かったんですけど、それを本にするとなって、やっぱり活字になるんだったらいろんな人が読むので、手を入れてちょっと書き加えたり削ったりさせてくださいということを、去年の年末に桑原さん、藤本さんとバタバタとやってましたね。
藤本:そうでしたね。
本多:この本は本当に桑原さんの目線を通して一箇所に絞らず文化的に切り取ったいろんなビートルズが詰まっているので、ぜひ一頁一頁堪能しながら読んでいただきたいな、と思っています。──最後はビートルズが教えてくれたのは、“自分がやろうとしないのにできるものなんて何もない” という話で終わらせていただきます。「愛こそはすべて」(原題「All You Need Is Love」)っていう曲があって、 “There's nothing you can do that can't be done” っていう歌詞をCDのブックレットには “できないものをやろうとしても無理だ” っていう風に解釈されてるんですが、私は間違ってると思ってます。要するに “やろうとしてもできないものはできないんだよ”、じゃなくて、“やろうとしないからできないんだ” とジョンは言ってるんだと、僕はイギリス人からそう教えられて、文章を小見出しに入れさせていただきました。ご清聴ありがとうございました。
藤本&桑原:ありがとうございました。
場内大拍手 本多康宏さん退場。
藤本:ちょっとまた曲をかけますか。 今度はリンゴ・スターです。
桑原:ビートルズじゃなくて(笑) 。
藤本:本多さん、すいません(笑) 。2曲あって、一曲はこのリンゴのアルバム『Ringo's Rotogravure』から「ユー・ドント・ノウ・ミー・アット・オール」(原題「You Don't Know Me At All」)です。とっても好きなアルバムで私もよく聴いてました。
♪You Don't Know Me At All / Ringo Starr
藤本:じゃあもう一曲。次の曲は「ウィングス」(原題「Wings」)。ポールじゃないですよ。
♪Wings / Ringo Starr
桑原:78年か79年ぐらいに深夜のNHK FMでビートルズ4人のソロ・アルバムを順番に全曲かけている番組があったんです。レコードを全部揃えるのは大変だったから僕はそれをカセットに録音してたことがあって、この「ウィングス」がかかった時、その時間帯の雰囲気とぴったり合ってる感じがしたんです。 今でもこの曲を聴くと、その深夜の空気感とか蘇ってきます。後々リンゴはセルフカヴァーしましたけど、僕は元の方が好きですね。
“ビートルズゆかりの地ツアー” では彼らが修行したインドという国を肌で感じられた
藤本:2017年からやっている “ビートルズゆかりの地ツアー” ですが、2024年のインドツアー参加者のうちのお一人が桑原さんでしたね。どうして参加しようと思ったんですか?
桑原:一回行ってみたかったっていうのもあって、インドという国にも興味があったし、そういう機会じゃないとビートルズが修行したリシケシュって場所、普通行けないですよね。
藤本:この本にもその時のレポートが掲載されてます。参加してみてどうでしたか?
桑原:インドという国を肌で感じられたっていうか、やっぱりインドはアジアなんだな、と思いましたね。
藤本:面白い旅でしたよね。本にも載ってますけど、かなり強行軍というか……。
桑原:大きい国だから移動に時間がかかりましたよね。
藤本:バスに乗ってる時間が本当に長かった。デリーから始まって、リシケシュに行って、ポールのゆかりのジャイプールに行って、最後にタージ・マハルを見て帰るっていう。リシケシュはビートルズが1968年に行ったあの感じで残ってるのが良かったですよね。
桑原:そうですね。ただあのマハリシの講義を受けた部屋に後から観光用みたいな絵を描かれてたのはちょっと残念な気もしましたけど。
藤本:私は、まあこういうもんかと思って見てました。それはそれとして、あの合宿した時はほとんどこっちのツアーの人だけでしたね。あと、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの超越瞑想になんとなく興味のありそうなヨーロッパ系の人が何人かいたぐらいで、ほとんど貸切状態っていうか、あの無法地帯感というか野ざらしというか、割と綺麗にしてないところにすごく好感を持ちました(笑)。
桑原:ほったらかしで、いかにも “観光用です” って感じは全くなかったですね。
藤本:普通だったら記念館作ってお茶飲んで食べられるとか、ビートルズのなんかゆかりのものを出したり曲を流すとかするのに、そういうのが一切ないっていうのは本当に良かったと思いました。
桑原:食べ物といえばインドは毎食カレーだったけど、ほぼ。良かったですね。
藤本:カレーしか食べないみたいな。美味しいカレーでしたね。
桑原:野菜が多かったですね。
藤本:リシケシュはもう完璧にベジタリアン料理ですもんね。カレーも辛いのもあるんですけど、そんなに多くなかった。ただ、食中毒だったり体調を崩す人が多いって聞くので、注意して顔を洗うのも全部ペットボトル水にしたり気をつけたので向こうで体調を崩した方はゼロでしたね。あとは街で食べなければほぼ大丈夫。
桑原:すごくいいホテルを用意してくださっていたんですけど、時間がほとんどなくて寝るだけだったからちょっともったいなかったですね。
藤本:寝て翌日移動でしたもんね。だけど色々堪能できた良い旅だったと思います。まだ2年経ってないけど、遥か昔の気がして……海外旅行って不思議ですよね、脳が変わるんですかね。そういえばあの時も桑原さん翌日に全部webに上げてましたよね?
桑原:夜中に帰ってきて書いてました。
藤本:ちなみに海外は他にどんなところへ行かれましたか?
桑原:アジアが多いんですけど、一番最初に行ったのは1985年にファンクラブのツアーでリヴァプールとロンドンに行きました。その後でいろいろ行きましたけど、仕事半分ですね。インドネシアとか、ヴェトナムとか、タイとかアメリカも行ってます。
藤本:イギリスは1回だけですか?
桑原:その1回だけですね。1985年、だいぶ前ですね。
藤本:ロンドン、リヴァプールもだいぶ変わりました。
桑原:そうですよね。当時のリヴァプールはかなり寂れてる印象でした。街中や通りが寂しくて夜中霧が立ち込めてて、あっちの天候のデフォルトって曇りなんですね。
藤本:基本的に太陽が出ないです。 雨は多いし、大体曇ってて小雨が降ってること多かったですね。6月は割と気候が良くて、夜も9時半ぐらいまで日が長いので、いい季節だと思います。
桑原:当時は縛りがきつくない時だったから、ジョン・レノンのメンディップスの家で2階のジョンの部屋に入って30分くらいベッドの上に寝転んでました(笑)。
藤本:今度そこ行ったら桑原さんが寝たところに、同じように寝てみますね(笑)。──そろそろ締めで一曲かけますか? 最後はジョージ・ハリスンの「愛のてだて」(原題「Learning How to Love You」)っていうハーブ・アルパートに捧げた曲をかけて終わりたいと思います。
“ビートルズゆかりの地ツアー” では彼らが修行したインドという国を肌で感じられた
藤本:2017年からやっている “ビートルズゆかりの地ツアー” ですが、2024年のインドツアー参加者のうちのお一人が桑原さんでしたね。どうして参加しようと思ったんですか?
桑原:一回行ってみたかったっていうのもあって、インドという国にも興味があったし、そういう機会じゃないとビートルズが修行したリシケシュって場所、普通行けないですよね。
藤本:この本にもその時のレポートが掲載されてます。参加してみてどうでしたか?
桑原:インドという国を肌で感じられたっていうか、やっぱりインドはアジアなんだな、と思いましたね。
藤本:面白い旅でしたよね。本にも載ってますけど、かなり強行軍というか……。
桑原:大きい国だから移動に時間がかかりましたよね。
藤本:バスに乗ってる時間が本当に長かった。デリーから始まって、リシケシュに行って、ポールのゆかりのジャイプールに行って、最後にタージ・マハルを見て帰るっていう。リシケシュはビートルズが1968年に行ったあの感じで残ってるのが良かったですよね。
桑原:そうですね。ただあのマハリシの講義を受けた部屋に後から観光用みたいな絵を描かれてたのはちょっと残念な気もしましたけど。
藤本:私は、まあこういうもんかと思って見てました。それはそれとして、あの合宿した時はほとんどこっちのツアーの人だけでしたね。あと、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの超越瞑想になんとなく興味のありそうなヨーロッパ系の人が何人かいたぐらいで、ほとんど貸切状態っていうか、あの無法地帯感というか野ざらしというか、割と綺麗にしてないところにすごく好感を持ちました(笑)。
桑原:ほったらかしで、いかにも “観光用です” って感じは全くなかったですね。
藤本:普通だったら記念館作ってお茶飲んで食べられるとか、ビートルズのなんかゆかりのものを出したり曲を流すとかするのに、そういうのが一切ないっていうのは本当に良かったと思いました。
桑原:食べ物といえばインドは毎食カレーだったけど、ほぼ。良かったですね。
藤本:カレーしか食べないみたいな。美味しいカレーでしたね。
桑原:野菜が多かったですね。
藤本:リシケシュはもう完璧にベジタリアン料理ですもんね。カレーも辛いのもあるんですけど、そんなに多くなかった。ただ、食中毒だったり体調を崩す人が多いって聞くので、注意して顔を洗うのも全部ペットボトル水にしたり気をつけたので向こうで体調を崩した方はゼロでしたね。あとは街で食べなければほぼ大丈夫。
桑原:すごくいいホテルを用意してくださっていたんですけど、時間がほとんどなくて寝るだけだったからちょっともったいなかったですね。
藤本:寝て翌日移動でしたもんね。だけど色々堪能できた良い旅だったと思います。まだ2年経ってないけど、遥か昔の気がして……海外旅行って不思議ですよね、脳が変わるんですかね。そういえばあの時も桑原さん翌日に全部webに上げてましたよね?
桑原:夜中に帰ってきて書いてました。
藤本:ちなみに海外は他にどんなところへ行かれましたか?
桑原:アジアが多いんですけど、一番最初に行ったのは1985年にファンクラブのツアーでリヴァプールとロンドンに行きました。その後でいろいろ行きましたけど、仕事半分ですね。インドネシアとか、ヴェトナムとか、タイとかアメリカも行ってます。
藤本:イギリスは1回だけですか?
桑原:その1回だけですね。1985年、だいぶ前ですね。
藤本:ロンドン、リヴァプールもだいぶ変わりました。
桑原:そうですよね。当時のリヴァプールはかなり寂れてる印象でした。街中や通りが寂しくて夜中霧が立ち込めてて、あっちの天候のデフォルトって曇りなんですね。
藤本:基本的に太陽が出ないです。 雨は多いし、大体曇ってて小雨が降ってること多かったですね。6月は割と気候が良くて、夜も9時半ぐらいまで日が長いので、いい季節だと思います。
桑原:当時は縛りがきつくない時だったから、ジョン・レノンのメンディップスの家で2階のジョンの部屋に入って30分くらいベッドの上に寝転んでました(笑)。
藤本:今度そこ行ったら桑原さんが寝たところに、同じように寝てみますね(笑)。──そろそろ締めで一曲かけますか? 最後はジョージ・ハリスンの「愛のてだて」(原題「Learning How to Love You」)っていうハーブ・アルパートに捧げた曲をかけて終わりたいと思います。
♪Learning How to Love You / George Harrison
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