ジョニー・キャッシュ、1993年の未発表曲を収録したアルバム『Songwriter』6月発売

このアルバムは、未発表音源を発掘したジョニーの息子ジョン・カーター・キャッシュと、プロデューサーのデヴィッド・ファーガソンが共同プロデュースしており、アルバムの収録曲は、80年代にジョニーのツアーに参加していたギタリストのマーティ・スチュアート、90年代からツアーに参加したベーシストの故デイヴ・ロー、ドラマーのピート・アボットらの新たなアレンジを加えて完成しました。

また、収録曲「Spotlight」には、ブラック・キーズのダン・オーバックがギターで参加したほか、「Poor Valley Girl」には、ヴィンス・ギルのヴォーカルがフィーチャーされています。

なお、1993年のデモ音源が未発表に終わった理由について、プレスリリースには次のように記載されています。

「1993年初頭、当時40年近いキャリアのあったジョニー・キャッシュは、契約の合間を縫って、ナッシュヴィルの LSIスタジオで、長年にわたって書いてきたアルバム1枚分に相当する曲のデモを録音しました。当時のLSIスタジオは、義理の息子マイク・ダニエルズと娘のロージーが所有しており、彼は家族を経済的に助けながら、自分にとって特別な曲をいくつか録音したいと考えていましたが、その実りあるセッションから間もなく、ジョニーはプロデューサーのリック・ルービンと出会い、生涯続くことになる二人の重要かつ多作な音楽的パートナーシップがスタートしたため、録音した楽曲は棚上げになりました」