ジミ・ヘンドリックス新ドキュメンタリー『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』、未発表音源で豪華ボックスで9月発売!


ジミ・ヘンドリックス、未発表音源とドキュメンタリー映像を収録した『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』(3CD+BD豪華ボックス)が9月発売!
ジミ・ヘンドリックスの大いなる遺産はエレクトリック・レディ・スタジオでもあった!
豪華ボックス・セット『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』には、ジミ・ヘンドリックスの不慮の死去直前となる1970年6月から8月、ベースにビリー・コックス、ドラムスにミッチ・ミッチェルを擁する新生ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスによってエレクトリック・レディ・スタジオでレコーディングされた39曲(うち38曲が未発表音源)をCD3枚に収録。またBlu-rayにはニューヨークの画期的なレコーディング・スタジオ誕生を時系列で追う映像ドキュメンタリーに加え、新たに5.1ミックスを施したオーディオ・トラック20曲を収録。
プロジェクトに先駆けて、「天使(テイク7)」の未発表ヴァージョンがリリースされる。新たなミックスで音を削ぎ落としたこのヴァージョンは、ヘンドリックス、ミッチェル、コックスが1970年7月23日にレコーディングした最初のパフォーマンスだ。ジミの死後にミッチェルがこのマスターに付け加えることにしたドラムスやパーカッションの演奏はまったく含まれていない未発表ヴァージョンとなる。
ボックス・セット『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』に含まれるCD3枚組(LP5枚組は輸入盤のみ)には、ジミとベーシストのビリー・コックス、ドラマーのミッチ・ミッチェルという彼のバンドによって、このギタリストの人生最後の4ヵ月間にスタジオでレコーディングされた39曲が収録される。ヘンドリックスは1968年の名作『エレクトリック・レディランド』に続くことになる野心的な2枚組アルバム『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』の制作に精を出していた。新しいスタジオでの可能性にインスピレーションを受けたエクスペリエンスは、「ナイト・バード・フライング」「自由」「ドリー・ダガー」を一から創り上げた。このセットは、1970年のあの実り多き夏にヘンドリックスが手掛けた作品を包括的にまとめている。楽曲は「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」と「ヘヴン・ハズ・ノー・ソロウ」の4トラックによるデモ音源、「カム・ダウン・ハード・オン・ミー」と「ベリー・バトゥン・ウィンドウ」といった発展性の高い曲の別アレンジ、「チューンX/イン・フロム・ザ・ストーム」「アストロ・マン」「ザ・ロング・メドレー」の特別なスタジオ・ライヴ・テイク、「ビギニングス」「ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)」「キープ・オン・グルーヴィン」「自由」の26分にわたる自然発生的に生まれたセッションなど多岐にわたる。さらに、このボックス・セットには、ギタリストの彼が8月30日にイングランドのワイト島で行なわれたフェスティヴァル出演のためにヨーロッパに旅立つ前に、エンジニアのエディ・クレイマーと共に完成させたミックスの多くが収録されている。ヘンドリックスはその後エレクトリック・レディ・スタジオに二度と帰ってこなかった。
Blu-rayには高い評価を博した長編ドキュメンタリー『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』が収録される。同作は、常設スタジオが欲しいというヘンドリックスの意向にインスパイアされ、破産したマンハッタンのナイトクラブの残骸が最新鋭のレコーディング施設へと成長を遂げる、スタジオ誕生の経緯を時系列で追った作品。ジョン・マクダーモットが監督を、ジェイニー・ヘンドリックス、ジョージ・スコット、マクダーモットがプロデュースを務めたこの映画には、ヘンドリックスが新しいスタジオで初めて行なったレコーディングに参加したスティーヴ・ウィンウッド、エクスペリエンスのベーシストだったビリー・コックス、そしてヘンドリックスが夢を叶える手助けをしたエレクトリック・レディの初代スタッフらとの独占インタビューがフィーチャーされている。またこのドキュメンタリーには未発表映像や写真の他、レコーディング・エンジニアのエディ・クレイマーによる「自由」「天使」「ドリー・ダガー」といったヘンドリックスの名曲のトラックごとの分析も収録。
▼ドキュメンタリー映像トレイラー Jimi Hendrix - Electric Lady Studios:A Jimi Hendrix Vision(Documentary Trailer)
ジミ・ヘンドリックスの死がその後生まれるはずだった多くの音楽を大衆から奪ってしまった一方で、彼のレコーディング・スタジオの継続的な成功が、彼自身の音楽を越えた不朽のレガシーを提供していることを深く掘り下げて説明している。ジョン・レノン、ザ・クラッシュ、AC/DC、シック、デヴィッド・ボウイ、スティーヴィー・ワンダーをはじめ、100組以上がエレクトリック・レディ・スタジオでアルバムを作ってきたことが、この半世紀の間に急激に変化した業界において、ジミの不朽の功績を訴えかけてくる。日本盤は日本語字幕付で楽しめる。
そして、Blu-rayには、アルバム『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』とボーナス・トラックに新たに5.1サラウンド・サウンド・ミックスを施した全20曲も収録。この新たに5.1ミックスを施された音源は、死後リリースされた『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』(1997年発売、1968-70年録音)の全17曲、『レインボウ・ブリッジ』(1971年発売、1970年録音)から「パリ・ギャップ」『ザ・ジミ・ヘンドリックス・ボックス・セット』(2000年発売、1970年録音)から「ラヴァー・マン」『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』(2010年発売、1969-70年録音)から「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」が収録される。
輸入仕様のパッケージには未発表写真、ヘンドリックス自身による曲の下書き、包括的なライナーノーツが満載の豪華カラー・ブックレットを同梱。日本盤には英文解説の完全翻訳に加え歌詞・対訳、語り訳を掲載した日本版ブックレットを付属する(CDとBlu-rayのディスクは日本プレス)。
「兄には音楽的ヴィジョンがありました」ジェイニー・ヘンドリックスは振り返る。「このプロジェクトでは兄自身の音楽だけでなく、兄のエレクトリック・レディ・スタジオに対する不朽の貢献についても光を当てることが適切である気がしました。兄は、感じたものすべてを録音できるホーム・ベースを築くことに心底突き動かされました。兄の人生はあまりに短く終えてしまいましたが、西8丁目52番地のあの魔法の壁に囲まれた場所では、実に多くの才能あるアーティストたちが今も自己表現を行っています」
この来るべきリリースを記念し、8月8日にはニューヨーク市がマンハッタン西8丁目、6番街とマクドゥーガル通りの間に位置する部分を一時的にジミ・ヘンドリックス・ウェイと命名する。そこはエレクトリック・レディ・スタジオが建てられ、今も存在する区画であり、同日夜にはメディア用の視聴イベントもエレクトリック・レディ・スタジオ内で開催予定。
尚、今作は2022年度グラミー賞の最優秀映画部門にノミネートされた長編ドキュメンタリー『ミュージック、マネー、マッドネス…ジミ・ヘンドリックス・ライヴ・イン・マウイ』と同じチームによって制作された。
【商品情報】
ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。
ジミ・ヘンドリックス 『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』
Electric Lady Studios:A Jimi Hendrix Vision
2024年9月13日発売予定 ★完全生産限定盤 ★輸入パッケージ ★オリジナル・カラーブックレット ★英文解説の完全翻訳・歌詞・対訳・語り訳掲載の日本版ブックレット
★3CD+Blu-ray(4枚組) ★SICP-6451~4 ★定価:¥8,250(税抜価格 ¥7,500)

ジミ・ヘンドリックス
『エレクトリック・レディ・スタジオ』
3CDs+Blu-ray(2024/9/13)¥7,086
〈3CD〉
●ディスク1
1. Ezy Ryder/イージー・ライダー[オルタネイト・ミックス]* 1970年6月18日
2. Valleys Of Neptune/ヴァリーズ・オブ・ネプチューン[オルタネイト・ヴァージョン]*1970年6月15日
3. Straight Ahead/直進[テイク 1 & 2]* 1970年6月17日
4. Drifter’s Escape/漂流者の逃亡[テイク 1 & 2]* 1970年6月17日
5. Astro Man/アストロ・マン[テイク 9 & 10]* 1970年6月24日
6. Astro Man/アストロ・マン[テイク 14]* 1970年6月24日
7. Drifting/流浪[テイク 1 & 2]* 1970年6月25日
8. Night Bird Flying/ナイト・バード・フライング[テイク 25]* 1970年6月16日
9. Farther Up The Road/ファーザー・アップ・ザ・ロード* 1970年6月24日
10. The Long Medley/ロング・メドレー:
[Astro Man/Beginnings/Hey Baby(New Rising Sun)/Midnight Lightning(Keep On Groovin’)/Freedom
アストロ・マン/ビギニングス/ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)/ミッドナイト・ライトニング(キープ・オン・グルーヴィン)/自由]* 1970年6月24日
●ディスク2
1. Earth Blues/アース・ブルース[オルタネイト・ミックス]* 1970年6月26日
2. Dolly Dagger/ドリー・ダガー[テイク 17 & 18]* 1970年7月1日
3. Angel/天使[テイク 7]* 1970年7月23日
4. Beginnings/ビギニングス[テイク 5]* 1970年7月1日
5. Lover Man/ラヴァー・マン 1970年7月20日
6. Tune X*/Just Came In チューンX/ジャスト・ケイム・イン[テイク 6]* 1970年7月22日
7. Heaven Has No Sorry/ヘヴン・ハズ・ノー・ソロウ[デモ]* 1970年6月26日
8. Freedom/自由[テイク 4]* 1970年6月25日
9. Valleys Of Neptune/ヴァリーズ・オブ・ネプチューン[デモ]* 1970年6月26日
10. Come Down Hard On Me/カム・ダウン・ハード・オン・ミー[テイク 15]* 1970年7月15日
11. Dolly Dagger/ドリー・ダガー[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年7月19日
12. Messing Around/メッシング・アラウンド[テイク 17]* 1970年6月16日
13. Tune X*/Just Came In*/チューンX*/ジャスト・ケイム・イン[テイク 8]*1970年7月22日
14. Drifting/流浪[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年8月20日
15. Freedom/自由[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年7月19日
16. Belly Button Window/ベリー・バトゥン・ウィンドウ[テイク 1]* 1970年7月23日
●ディスク3
1. Dolly Dagger/ドリー・ダガー[ミックス 2]* 1970年8月20日
2. Night Bird Flying/ナイト・バード・フライング[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年8月20日
3. Freedom/自由[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年8月20日
4. Midnight Lightning*/Beginnings* /ミッドライト・ライトニング/ビギニングス1970年7月1日
5. Straight Ahead/直進[オルタネイト・ミックス]* 1970年8月20日
6. In From The Storm/嵐の中に[オルタネイト・ミックス]* 1970年8月24日
7. Bolero*/Hey Baby(New Rising Sun)[オルタネイト・ミックス]* //ボレロ*/ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)1970年8月22日
8. Drifter’s Escape/漂流者の逃亡[オルタネイト・ミックス]* 1970年8月22日
9. Astro Man/アストロ・マン[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年8月22日
10. Bleeding Heart/ブリーディング・ハート[オルタネイト・ミックス]* 1970年8月22日
11. Drifting/流浪[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年11月20日
12. Room Full Of Mirrors/鏡の部屋[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年10月19日
13. Angel/天使[オルタネイト・ヴァージョン]* 1970年10月19日
*未発表音源
〈Blu-Ray〉
●映像
新作ドキュメンタリー:“A JIMI HENDRIX VISION”
▶倒産したナイトクラブ跡がジミの理想を実現させるための最先端のレコーディング施設〈エレクトリック・レディ・スタジオ〉に姿を変えるまでの過程を追ったもので、インタビュー、未公開映像や写真などで構成。エディ・クレイマーによる「自由」「天使」「ドリー・ダガー」といった名曲のトラック分析も含む。
▶収録分数:89分、2層、MPEG-4 AVC、Color、16:9、STEREO/リニアPCM(24bit/48kHz)、5.1ch/DTS-HD Master Audio(24bit/96kHz)、字幕:日本語/英語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/オランダ語
●オーディオ・トラック
『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』+ボーナス・トラック
全20トラック、史上初5.1サラウンド・サウンド化
▶収録分数:82分、5.1ch/DTS-HD Master Audio(24bit/96kHz)
1. Freedom/自由
2. Izabella/イザベラ
3. Night Bird Flying/ナイト・バード・フライング
4. Angel/天使
5. Room Full Of Mirrors/鏡の部屋
6. Dolly Dagger/ドリー・ダガー
7. Ezy Ryder/イージー・ライダー
8. Drifting/流浪
9. Beginnings/ビギニングス
10. Stepping Stone/ステッピング・ストーン
11. My Friend/俺の友達
12. Straight Ahead/直進
13. Hey Baby(New Rising Sun)/ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)
14. Earth Blues/アース・ブルース
15. Astro Man/アストロ・マン
16. In From The Storm/嵐の中に
17. Belly Button Window/ベリー・バトゥン・ウィンドウ
18. Pali Gap パリ・ギャップ(アルバム『レインボウ・ブリッジ』より)
19. Lover Man/ラヴァー・マン(『ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス』ボックス・セットより)
20. Valleys Of Neptune/ヴァリーズ・オブ・ネプチューン(アルバム『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』より)


ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル 1967』
・Amazon Music・MP3(NOV 10 2023)¥1,800
・CD(2023/11/1)¥2,640【Amazon.co.jp限定】メガジャケ付
・CD(2023/11/1)¥2,640

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』
・Amazon Music・MP3(2022/11/18)¥1,800
・CD(2022/11/18) ¥2,640

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
『ライヴ・イン・マウイ』
・Amazon Music・MP3(2020/11/20)¥2,700
・2CD+Blu-ray (2020/12/16)¥6,600(完全生産限定盤)

ジミ・ヘンドリックス
『ライヴ・アット・ウッドストック』
DVD(2019/10/23)¥5,500
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