フジロックでもおなじみシンガー・ソングライター／ピアニストのニール・フランシスが約2年振り、ダンス・レディなニュー・シングル「Back It Up」リリース

昨年のフジロックでの好演も記憶に新しいシンガー・ソングライター／ピアニストのニール・フランシス（Neal Francis）は、約2年振りとなるダンス・レディなニュー・シングル「Back It Up」をATOレコーズよりリリースした。フランシスは、屈託のないスピリットを、ロマンチックな絶望を意図的に大げさに告白したこの曲に吹き込み、艶やかなシンセ・ラインと遊び心溢れるリフをもって、軽々と歌い上げる。「この曲は、最終的な形になるまで、いくつかの段階を経た。『すべてをシリアスにするのではなく、ただ歌詞を楽しむだけでもいいんだ』と受け入れるのに時間がかかった」とフランシスは言う。

『SPIN』に「魅惑的なパフォーマー」と評されたフランシスは、12月13、14日にイリノイ州シカゴの歴史ある「Thalia Hall」で行なわれる2夜連続のホームカミング・ライヴを皮切りに、一連のヘッドライン公演で「Back It Up」、そしてこれからリリースされる新曲を祝う予定だ。2025年には、ボビー・ウィア（Bobby Weir）が毎年開催する「Dead Ahead」（1月9日～13日）のためにメキシコのリビエラ・カンクンへ向かい、その後、「Byron Bay Bluesfest」（4月17日～20日）のために、オーストラリアのバイロン・ベイへと旅立つ。その他の日程は追って発表される。

【NEAL FRANCIS／ニール・フランシス】
ニール・フランシスの音楽は、ファンク、ソウル、ロックが陶酔的に融合したもので、60年代後半から70年代の栄光の日々を思い起こさせるが、紛れもなく新鮮だ。フランシスは4歳の頃からピアノをプレイし、10代の頃には数え切れないほどのシカゴのバンドに参加。その後ソロ・キャリアをスタートさせた。2019年のデビュー・アルバム『Changes』は、直ちに惜しみない喝采を浴びた。「BBC Radio 6」は「アラン・トゥーサンの再来」と称賛し、KCRWは「ドクター・ジョン、レオン・ラッセル、ブギウギ・ピアノに共通するものは何か？　ニール・フランシスがその答えだ」と述べた。2021年のセカンド・アルバム『In Plain Sight』を、『Rolling Stone』は「必聴のアルバム」とし、『MOJO』は「フランシスは、ローウェル・ジョージやランディ・ニューマンのように大胆な装飾を施しながら、利発なロックとソウルを深く掘り下げている」評した。また、フランシスは、ライヴ・パフォーマーとしての才能も持つ。世界中でヘッドライン・ショーをソールドアウトさせ、ウィルコ（Wilco）やザ・ミーターズ（The Meters）のメンバーとステージを共にし、マイ・モーング・ジャケット（My Morning Jacket）、マーカス・キング（Marcus King）、ブラック・ピューマズ（Black Pumas）のサポートも務め、「Bonnaroo」「Fuji Rock」「Lollapalooza」などの主要フェスティバルにも出演。「Carnegie Hall」のような歴史的な会場でも演奏した。フランシスのエネルギッシュなライヴ・パフォーマンスのパワーは、2023年のダブル・ライヴ・アルバムとコンサート・フィルム『Francis Comes Alive』で後世に残された。GRAMMY.comは「まるでザ・バンド、ザ・ミーターズ、ウイングス、ドクター・ジョンが時間軸から外れてしまったかのように、1973年か2023年に入り込んでいたかもしれない」と作品に対して指摘した。

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