サンフランシスコ出身のチカーノ・ソウル・アーティスト、マリネロことジェス・シルヴェスターの新作『ラ・ラ・ラ』が完成

マリネロ（Marinero）ことジェス・シルヴェスター（Jess Sylvester）はサブ・ポップ（Sub Pop）傘下のレーベル、ハードリー・アート（Hardly Art）より、ニュー・アルバム『La La La』をワールドワイドでリリースする。この12曲入りのアルバムには、既発のシングル「Taquero」に加え、「Dream Suite」「Sea Changes」、そして「Cruz」が収録されている。ラテン・ソウルを形作った街と、洗練されたポップの両方から、遊び心たっぷりに名付けられた『La La La』というアルバム・タイトルは、多義的でどこまでも瑞々しい。レコーディングはロサンゼルスのスタジオ「Savannah」でおこなわれ、シルヴェスターとジェイソン・キック（Jason Kick）の共同プロデュース。エドゥアルド・アレナス（Eduardo Arenas：Chicano Batman）、クリス・コーエン（Chris Cohen）、シャナ・クリーヴランド（Shana Cleveland：La Luz）をフィーチャーしている。メキシコ系とアイルランド系のアメリカ人の両親の間に生まれ、サンフランシスコに定住したシルヴェスターは、自分のサウンドやスタイルに対する先入観が時として正しくないことに遭遇する。『La La La』で彼は、そうした先入観の中に入り、またそこから同時に抜け出してもいる。彼はカリフォルニア人であり、カリフォルニアの中心的な部分である多様な出会いと経験によって形作られた音楽を作っているのだ。『La La La』ほど完全に、そして臆面もなく自分自身をテープに表現したアルバムはこれまでなかった。シルヴェスターが新たなインスピレーションで作り上げたこの作品は、彼の新たな魅力を届けてくれるだろう。

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