オズモンズの創設メンバー、ウェイン・オズモンドが73歳で死去

オズモンド・ブラザーズ／オズモンズのオリジナル・メンバー、ウェイン・オズモンド（Wayne Osmond）が1月1日、73歳で死去しました。

家族が訃報を伝えており、重度の脳卒中を患っていたウェインは、ソルトレイクシティの病院で亡くなったそうです。

ユタ州オグデンで9人兄弟の4番目として生まれたウェインは、1958年に兄弟のアラン、メリル、ジェイと共にオズモンド・ブラザーズとしてパフォーマンスを始めました。3年後、ディズニーランドでエンターテイナーのアンディ・ウィリアムスの父親からスカウトされたカルテットは、ヴァラエティ番組『アンディ・ウィリアムス・ショウ』に出演するようになり、間もなく弟のドニーが加わりました。

オズモンズに改名した彼らは、70年代の大半でティーンのアイドルとなり、「One Bad Apple」「Yo-Yo」「Down by the Lazy River」「Crazy Horses」などがヒットし、70年代にグループ最大の成功を収めました。その後、オズモンズの人気は年々衰えてはいたものの、キャリアを通じて世界中で7,700万枚のレコードを売り上げ、2003年には「ハリウッドの殿堂」入りを果たしています。

ウェインは晩年、何度か大きな健康問題と闘い、1997年に診断された脳腫瘍は治療に成功しましたが、結果的にほとんど耳が聞こえなくなり、2007年にオズモンズを引退しました。続いて、2012年に患った脳卒中によりギター演奏が不可能となり、家族と行なった公でのパフォーマンスは2018年が最後となりました。

なお、オズモンド・ブラザーズは1969年に初来日し、音楽番組などに出演したほか、1970年頃からカルピスのCMにも出演し、日本語のCMソング「カルピスのうた」も歌っていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。