グランジ界のカリスマ、メルヴィンズ。グループの始祖二人による“メルヴィンズ1983”が、4年ぶりとなるフル・アルバム『サンダーボール』リリース

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

様々なシーンやアーティストに影響を与えるカリスマ、メルヴィンズ。バズ・オズボーンとマイク・ディラードによるメルヴィンズ1983が、4年ぶりとなるフル・アルバム『サンダーボール』をリリース。

●バズ・オズボーン（Buzz Osborne）とオリジナルのメルヴィンズ（Melvins）のドラマー、マイク・ディラード（Mike Dillard）によるメルヴィンズ1983（Melvins 1983）が、4年ぶりとなるフル・アルバム『Thunderball』をイペキャック・レコーディングス（Ipecac Recordings）から4月18日にリリースする。「『Thunderball』は、メルヴィンズ1983としては3枚目のアルバムだ。私はそれを大げさにしたかった。そして、それは達成できたと思う。エレクトロニック・アーティストのヴォイド・メインズ（Void Manes）とニ・メトル（Ni Maîtres）とも、長い間何か一緒にやりたいと思っていた。2人とも類まれな才能の持ち主だ。彼らの既成概念にとらわれないエレクトロニクスの使い方は、私の期待を超えて『Thunderball』を後押ししてくれた」とオズボーンは言う。アルバムはトシカサイ（Toshi Kasai）により、「Sound of Sirens Studios」でレコーディングされた。

●1983年にワシントン州モンテサノで結成されたメルヴィンズは、モダン・ミュージックにおいて最も影響力のあるバンドのひとつである。バズ・オズボーン（vo／g）が結成し、1年後にドラマーのデイル・クローヴァー（Dale Crover）が加入したメルヴィンズは、パンク・ロックとヘヴィ・ミュージックのジャンルを超えた融合を開拓。40年にわたるキャリアの中で、30枚以上のオリジナル・アルバム、数え切れないほどのライヴ盤、数多くのシングルやレア盤をリリースしてきた。最近の作品には、メルヴィンズの音域をダイナミックに紹介する『Tarantula Heart』（2024年）、彼らの特徴的なサウンドを強烈なスラッジで表現した『Bad Mood Rising』（2022年）、36曲からなるアコースティックな回顧録『Five Legged Dog』（2021年）などがある。また、ジェロ・ビアフラ（Jello Biafra）、マッドハニー（Mudhoney）、ファントマス（Fantômas）といった友人たちとの絶え間ない創造性とコラボレーションで知られるメルヴィンズは、世界を何周もし、その奔放でジャンルを打ち破るサウンドを世界中のオーディエンスに届けてきた。現在のメルヴィンズのラインナップは、オズボーン、クローヴァー、スティヴン・マクドナルド（Steven McDonald：Redd Kross）だが、バンドの歴史には様々なユニークな編成が含まれている。オズボーンとクローヴァーのデュオにビッグ・ビジネス（Big Business）のジャレッド・ウォーレン（Jared Warren）とコーディ・ウィリ（Coady Willi：Big Business）を加えたものから、現在のラインナップにバットホーヅ・サーファーズ（Butthole Surfers）のジェフ・ピンカス（Jeff Pinkus）を加えた4人編成、さらに、オリジナル・ドラマーのマイク・ディラードを擁するメルヴィンズ1983から、ミスター・バングル（Mr. Bungle）のトレヴァー・ダン（Trevor Dunn）を擁するメルヴィンズ・ライト（Melvins Lite）まで、メルヴィンズは進化とルーツを同時に受け入れている。

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