ジャパニーズ・ブレックファスト、発売されたばかりの最新作よりハイライト・トラック「Picture Window」の、ゲストも迎えたビデオを公開

ジャパニーズ・ブレックファストが、3月21日に発売された最新アルバム『For Melancholy Brunettes(& Sad Women)』から、「Picture Window」のミュージック・ビデオを公開しました。

このMVは、ミシェル・ザウナー本人が監督を手掛け、韓国人俳優のキム・ギュリと韓国人ラッパーのオメガ・サピエンが出演、ソウルの街中で撮影されました。 

ザウナーは次のように語っています。

「サピエンのエネルギーと魅力がすぐに伝わり、キムの哀愁と不確実性が素晴らしい対照となりました。

私は幼い頃から、愛する人が悲惨な死を遂げるという侵入思考に悩まされてきました。誰かが遅刻したり、メールを無視したり、バルコニーから外を眺めているだけで、私の心は最悪のシナリオに走りがちです。この反射は、私が実際に何度も他人の死を経験したことでさらに悪化しました。不安になる傾向がない人を愛することは、安堵と苦労の両方をもたらします。“Picture Window”は、その力学を探求しています。このビデオは、昨年私がソウルに住んでいたときに撮影しました。私のアイデアは、カップルを追いかけ、常に左から右へと追跡し、片方が大胆に突き進むと、もう片方が次第に不安になり、ついて行くのを嫌がるというものでした」

なお、最新アルバムの詳細については、1月17日のMLCニュースに掲載されたメイカー・インフォメーションをご参照ください。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ジャパニーズ・ブレックファストのニュー・アルバム『For Melancholy Brunettes(& Sad Women)』、3月21日(金)、リリース。アルバムより、ハイライト・トラック「Picture Window(ピクチャー・ウィンドウ)」のビデオを公開(Balming TigerのOmegaが出演)。6月、来日公演決定!

3月21日(金)、ジャパニーズ・ブレックファスト(Japanese Breakfast)は待望のニュー・アルバム『For Melancholy Brunettes(& sad women)』をデッド・オーシャンズ(Dead Oceans)よりリリースし、ミシェル・ザウナー(Michelle Zauner)自身が監督したアルバムのハイライト「Picture Window」のビデオを公開した。

「幼い頃から、愛する人が恐ろしい死を遂げるという考えが頭をよぎることがあった。誰かが遅刻したり、メールを無視したり、あるいはバルコニー越しに外を見渡してるだけでも、私の心は最悪のシナリオに走る傾向がある。実際に多くの死を経験したことで、反射的に不快になってしまうのだ。こうした不安の傾向を共有しない人を愛するということは、安堵であると同時に苦悩でもある。“Picture Window” はそのダイナミズムを探求している。昨年、ソウルに住んでいたときにビデオを撮影した。私のアイデアは、一組のカップルを常に左から右に追いかけながら、一方のパートナーが大胆に突進し、もう一方は次第に不安になり、後を追うのを嫌がるようになるというものだった。バーミング・タイガー(Balming Tiger)のオメガ(Omega)に会ったとき、彼のエネルギーと魅力がすぐに伝わってきて、最初の役にぴったりだとすぐに思った。ギュリ・キム(Gyuri Kim)は、メランコリーや不確実性を感じさせ、素晴らしい相手役となった。このビデオは短編映画のような感じにしたかったが、見返してみると、出会った素晴らしい人々や、愛し住んだ場所など、私の1年間の留学生活を思い返してほろ苦い気持ちになる。左から右への絶え間ない追跡は、どんなに強引にそれを打ち消そうともがいたり、先を急いだりしても、時間は流れ続けるということを思い起こさせる。私は窓の外を眺めながら、過ぎ去る景色を眺めている」とミシェル・ザウナーはビデオについて語る。

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★6月、来日公演決定!

JAPAN TOUR 2025

・東京:2025/6/11(水) Zepp Shinjuku
・大阪:2025/6/13(金) 梅田 CLUB QUATTRO

(問)SMASH

米フィラデルフィア出身、米国人の父と韓国人の母をもつミシェル・ザウナーによる音楽プロジェクト、ジャパニーズブレックファスト。2021年6月にリリースしたサード・アルバム『Jubilee』が大絶賛され、同年の年間ベスト・アルバムのリストを総なめ。第64回グラミー賞、主要4部門を含む2部門(Best New Artist、Best Alternative Music Album)にノミネート。またミシェルは雑誌『TIME』誌が毎年発行する『Time100』で2022年に最も影響力のある人物の一人に選ばれ、一躍、世代を代表するポップ・アイコンとして名を広めた。フジロック・フェスティバル'22では、初出演ながらメイン・ステージで堂々のパフォーマンスを披露し好評を博した。2025年3月、インディーロック・シーン最重要アルバムの1枚となること間違いないニューアルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』をリリースする。4月からはコーチェラ・フェス出演やニューヨーク公演4DAYSを含むワールドツアーを敢行。リリース前から各地でソールドアウト公演が続出するなど、新作アルバムへの大きな期待が高まっている。そして6月、待望の来日ツアーが決定!

〈JAPANESE BREAKFAST/ジャパニーズ・ブレックファスト〉
ジャパニーズ・ブレックファストは米フィラデルフィア出身、ミシェル・ザウナー(Michelle Zauner)の音楽プロジェクトだ。インディ・ロック・バンド、リトル・ビッグ・リーグ(Little Big League)のフロントウーマンとして2枚のアルバムをリリース後、ザウナーはジャパニーズ・ブレックファストをスタート。2016年にデビュー・アルバム『Psychopomp』をリリース。スロウダイヴ (Slowdive)やミツキ(Mitski)のツアーのオープニングをつとめるなどし、人気を上げていった。2017年にはセカンド・アルバム『Soft Sounds from Another Planet』をリリース。アルバムは『Pitchfork』で「8.0/10」を獲得するなど好評を博し、翌2018年には「Coachella」や「Bonnaroo」にも出演した。2021年6月にはサード・アルバム『Jubilee』をリリース。アルバムは大絶賛され、同年の年間ベスト・アルバムのリストを総なめ。第64回グラミー賞、主要4部門を含む2部門(Best New Artist、Best Alternative Music Album)にノミネートされ、フジロックフェスティバル '22にも出演し好評を博した。また、ザウナーは、2022年初め、『TIME』誌が毎年発行する『Time100』で2022年に最も影響力のある人物の一人に選ばれ、自身が執筆し高い評価を博した回顧録『Crying In H Mart』(邦題『Hマートで泣きながら』)は『New York Times』のベストセラー・リストに51週にわたってランクインした。
【リリース情報】2025.3.21 ON SALE[世界同時発売]


グラミー賞、主要4部門を含む2部門にノミネートされた前作から4年、ジャパニーズ・ブレックファストの新作が完成。ブレイク・ミルズのプロデュースによる4枚目のアルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』、リリース。

ジャパニーズ・ブレックファスト『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』
Japanese Breakfast/For Melancholy Brunettes(& Sad Women)

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
DOC425JCD[CD]DOC425JLP-C5[LP/国内流通仕様]
定価:¥2,500 +税[CD]¥5,800 +税[LP]
その他;
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録[CD]
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、ボーナス・トラックのダウンロード・カード封入、限定カラー盤[LP]

商品情報
ジャパニーズ・ブレックファスト
『For Melancholy Brunettes(& sad women)』


Amazon MusicMAR 21 2025)¥1,600
Amazon CD(2025/3/21)¥2,750
1. Here is Someone
2. Orlando in Love
3. Honey Water
4. Mega Circuit
5. Little Girl
6. Leda
7. Picture Window
8. Men in Bars(Feat. Jeff Bridges)
9. Winter in LA
10. Magic Mountain
※他、日本盤ボーナス・トラック追加収録予定
●倉庫、トレーラー、ロフトといった即興のレコーディング・スペースを最大限に活用してきた10年間を経て、ジャパニーズ・ブレックファスト(Japanese Breakfast)にとって初の正規のスタジオでのレコーディング作となる4枚目のアルバム『For Melancholy Brunettes(& sad women)』は、3月21日にデッド・オーシャンズ(Dead Oceans)からリリースされる。グラミーも受賞するブレイク・ミルズ(Blake Mills:ボブ・ディランからフィオナ・アップルまでとの仕事で知られ、多くのレガシー・アーティストのお気に入りギタリストとして評価される、類まれな繊細さを持つ革新者)がプロデュースし、ロサンゼルスの由緒ある「Sound City」(『After The Gold Rush』『Fleetwood Mac』『Nevermind』発祥の地)でトラックされた同作で、フロントウーマンでありソングライターでもあるミシェル・ザウナー(Michelle Zauner)は、前作『Jubilee』を特徴づける明るい外向性から手を引き、内側にうごめく暗い波、つまり、インスピレーションに瀕した詩人たちの心理状態であると長い間信じられてきた、不機嫌で豊穣なメランコリーのフィールドを考察している。その結果、ゴシック小説のようなロマンチックなスリルを呼び起こす、成熟した、複雑で、瞑想的な作品という、芸術的な志願理由書が生まれた。グラミー賞にノミネートされたブレイクスルー・アルバム『Jubilee』と、ベストセラーとなった回顧録『Crying In H Mart』(邦題『Hマートで泣きながら』)によって、ザウナーは文化的なメインストリームに躍り出るとともに、芸術家としての深い野心を実現したが、『For Melancholy Brunettes(& sad women)』は、彼女の人生における、そうした変革期を描いている。その成功を振り返って、ザウナーは、至福と破滅をしばしば結びつける欲望の皮肉というものを理解するようになった。「私は望んでいたものを手に入れることで、いつも誘惑されているような気がしていた。私は太陽に近づきすぎていて、このままでは死んでしまうと気づいた」と彼女は言う。ザウナーは、『Soft Sounds from Another Planet』ではサイエンス・フィクション、『Jubilee』では軽快なシュールレアリスム(超現実主義)を試みているが、『For Melancholy Brunettes(& sad women)』を支えるヨーロッパ・ロマンティシズムの風景と、さりげない古典への言及を持ったデンスティッシュ(高濃度組織)は、芸術的成熟期を迎えたソングライターにとって新たな領域を示している。彼女は、さまざまな先達からインスピレーションを得たと語っている。ドガ(Degas)の『L’absinthe』(『アブサン』)に登場する寂しげなカフェガール、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Caspar David Friedrich)の海景画、『Wuthering Heights』(『嵐が丘』)の情熱的な憧れと荒々しくうねる荒野、ベルクホーフのバルコニーで夢想するラクダの毛布に包まれたハンス・カストルプ(Hans Castorp)等が持つ雰囲気は、このアルバムの大半を彩る、複雑に絡み合うギター・アレンジメントによって感じ取れる。悲しみはこのレコードの支配的な感情のキーであるが、それは希薄な形の悲しみである。それは、人生が持つ本質的に悲劇的な性格を認識すると同時に、そのはかない美しさにも敏感になるという、物思いにふける、予知的な悲しみのメランコリーだ。ザウナーは、その中に希望の光となる十分な空間を見出す。それは、彼女以前の詩人たちが呼びかけてきた、そして彼女以降の詩人たちが再発見し続けるであろう、人間の慰めなのだ。それは愛と労働であり、このレコードの多くのエピソードに対して、強壮剤のように貫いている。

●ジャパニーズ・ブレックファストは米フィラデルフィア出身、ミシェル・ザウナーの音楽プロジェクトだ。インディ・ロック・バンド、リトル・ビッグ・リーグ(Little Big League)のフロントウーマンとして2枚のアルバムをリリース後、ザウナーはジャパニーズ・ブレックファストをスタート。2016年にデビュー・アルバム『Psychopomp』をリリース。スロウダイヴ (Slowdive)やミツキ(Mitski)のツアーのオープニングをつとめるなどし、人気を上げていった。2017年にはセカンド・アルバム『Soft Sounds from Another Planet』をリリース。アルバムは『Pitchfork』で8.0/10を獲得するなど好評を博し、翌2018年には「Coachella」や「Bonnaroo」にも出演した。2021年6月にはサード・アルバム『Jubilee』をリリース。アルバムは大絶賛され、同年の年間ベスト・アルバムのリストを総なめ。第64回グラミー賞、主要4部門を含む2部門(Best New Artist、Best Alternative Music Album)にノミネートされ、フジロックフェスティバル '22にも出演し好評を博した。また、ザウナーは、2022年初め、『TIME』誌が毎年発行する『Time100』で2022年に最も影響力のある人物の一人に選ばれ、自身が執筆し高い評価を博した回顧録『Hマートで泣きながら』は、『New York Times』のベストセラー・リストに51週にわたってランクインした。

■More info:Big Nothing
商品情報
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Jubilee』


Amazon Music・MP3(2021/6/4 )¥1,600
CD(2021/6/4)¥2,454
商品情報
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Psychopomp』


Amazon Music・MP3(2016/4/1)¥1,650
CD(2020/10/28)¥1,650
商品詳細
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Soft Sounds From Another Planet』


Amazon Music・MP3(2017/7/14 )¥1,600
CD(2020/10/28)¥1,512
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