ジャパニーズ・ブレックファスト、3/21発売の新作『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』からの1stシングル「Orlando in Love」ビデオを公開
ジャパニーズ・ブレックファースト4年ぶりのニュー・アルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』は3月発売。今回は、先日公開されたファースト・シングル「オルランド・イン・ラヴ」のミュージック・ビデオが公開になりました。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉
ジャパニーズ・ブレックファスト、3月21日発売のニュー・アルバム『For Melancholy Brunettes (& Sad Women)/フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』より、ファースト・シングル「Orlando in Love(オルランド・イン・ラヴ)」のビデオを公開。
ジャパニーズ・ブレックファスト、3月21日発売のニュー・アルバム『For Melancholy Brunettes (& Sad Women)/フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』より、ファースト・シングル「Orlando in Love(オルランド・イン・ラヴ)」のビデオを公開。

先週、ジャパニーズ・ブレックファスト(Japanese Breakfast)は待望の4枚目のアルバム『For Melancholy Brunettes(& sad women)』を3月21日にデッド・オーシャンズ(Dead Oceans)からリリースすることを発表したが、本日、ファースト・シングル「Orlando in Love」のビデオが公開された。このビデオは、ミシェル・ザウナー(Michelle Zauner)自身が監督し、ピーター・アッシュ・リー(Peter Ash Lee)が撮影を担当した。
「“Orlando in Love” は、奇妙な引用の寄せ集めでできている。タイトルは、マッテーオ・マリーア・ボイアルド(Matteo Maria Boiardo)の『Orlando Innamorato』(『恋するオルランド』)という叙事詩に由来するが、この叙事詩は、イタリアがフランス軍に侵略されたため、68.5カント(章)で唐突に終わっている。私はこのタイトルに一目惚れし、ウィネベーゴ(キャンピングカー)で海辺に住み、妖婦に誘惑される、気まぐれで愚かな男性の主人公を思い描いた。書いてみて、このタイトルは、誘惑に負けてしまい、その罰を受けてしまう人々(多くの場合、男性)を描いたアルバムの完璧なテーゼのように感じた。その間、私はエドゥアルド・フォン・グリュツナー(Eduard von Grützner)の絵画『The Connoisseur』に出会った。そして、オルランドを、修道院の酒を飲まずにはいられない白昼夢を見る修道士として描き始めた。彼は妖婦の夢を見、その夢の不吉なイメージにもかかわらず、走って彼女を見つけなければならないと決心する。妖婦を演じるのは、今年韓国で一緒に過ごした友人、ジャングル(Jungle)だ。修道士役は、マネキン・プッシー(Mannequin Pussy)のミッシー・ダビス(Missy Dabice)とモリー・ジャーマー(Molly Germer)。ビデオの半分は、『Jubilee』のカヴァーを撮影したピーター・アッシュ・リーと韓国で撮影し、半分は私の母校である「Bryn Mawr College」で、長年のコラボレーターであるアダム・コロドニー(Adam Kolodny)と撮影した」とザウナーは語る。
●倉庫、トレーラー、ロフトといった即興のレコーディング・スペースを最大限に活用してきた10年間を経て、ジャパニーズ・ブレックファスト(Japanese Breakfast)にとって初の正規のスタジオでのレコーディング作となる4枚目のアルバム『For Melancholy Brunettes(& sad women)』は、3月21日にデッド・オーシャンズ(Dead Oceans)からリリースされる。グラミーも受賞するブレイク・ミルズ(Blake Mills:ボブ・ディランからフィオナ・アップルまでとの仕事で知られ、多くのレガシー・アーティストのお気に入りギタリストとして評価される、類まれな繊細さを持つ革新者)がプロデュースし、ロサンゼルスの由緒ある「Sound City」(『After The Gold Rush』『Fleetwood Mac』『Nevermind』発祥の地)でトラックされた同作で、フロントウーマンでありソングライターでもあるミシェル・ザウナー(Michelle Zauner)は、前作『Jubilee』を特徴づける明るい外向性から手を引き、内側にうごめく暗い波、つまり、インスピレーションに瀕した詩人たちの心理状態であると長い間信じられてきた、不機嫌で豊穣なメランコリーのフィールドを考察している。その結果、ゴシック小説のようなロマンチックなスリルを呼び起こす、成熟した、複雑で、瞑想的な作品という、芸術的な志願理由書が生まれた。グラミー賞にノミネートされたブレイクスルー・アルバム『Jubilee』と、ベストセラーとなった回顧録『Crying In H Mart』(邦題『Hマートで泣きながら』)によって、ザウナーは文化的なメインストリームに躍り出るとともに、芸術家としての深い野心を実現したが、『For Melancholy Brunettes(& sad women)』は、彼女の人生における、そうした変革期を描いている。その成功を振り返って、ザウナーは、至福と破滅をしばしば結びつける欲望の皮肉というものを理解するようになった。「私は望んでいたものを手に入れることで、いつも誘惑されているような気がしていた。私は太陽に近づきすぎていて、このままでは死んでしまうと気づいた」と彼女は言う。ザウナーは、『Soft Sounds from Another Planet』ではサイエンス・フィクション、『Jubilee』では軽快なシュールレアリスム(超現実主義)を試みているが、『For Melancholy Brunettes(& sad women)』を支えるヨーロッパ・ロマンティシズムの風景と、さりげない古典への言及を持ったデンスティッシュ(高濃度組織)は、芸術的成熟期を迎えたソングライターにとって新たな領域を示している。彼女は、さまざまな先達からインスピレーションを得たと語っている。ドガ(Degas)の『L’absinthe』(『アブサン』)に登場する寂しげなカフェガール、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Caspar David Friedrich)の海景画、『Wuthering Heights』(『嵐が丘』)の情熱的な憧れと荒々しくうねる荒野、ベルクホーフのバルコニーで夢想するラクダの毛布に包まれたハンス・カストルプ(Hans Castorp)等が持つ雰囲気は、このアルバムの大半を彩る、複雑に絡み合うギター・アレンジメントによって感じ取れる。悲しみはこのレコードの支配的な感情のキーであるが、それは希薄な形の悲しみである。それは、人生が持つ本質的に悲劇的な性格を認識すると同時に、そのはかない美しさにも敏感になるという、物思いにふける、予知的な悲しみのメランコリーだ。ザウナーは、その中に希望の光となる十分な空間を見出す。それは、彼女以前の詩人たちが呼びかけてきた、そして彼女以降の詩人たちが再発見し続けるであろう、人間の慰めなのだ。それは愛と労働であり、このレコードの多くのエピソードに対して、強壮剤のように貫いている。
●ジャパニーズ・ブレックファストは米フィラデルフィア出身、ミシェル・ザウナーの音楽プロジェクトだ。インディ・ロック・バンド、リトル・ビッグ・リーグ(Little Big League)のフロントウーマンとして2枚のアルバムをリリース後、ザウナーはジャパニーズ・ブレックファストをスタート。2016年にデビュー・アルバム『Psychopomp』をリリース。スロウダイヴ (Slowdive)やミツキ(Mitski)のツアーのオープニングをつとめるなどし、人気を上げていった。2017年にはセカンド・アルバム『Soft Sounds from Another Planet』をリリース。アルバムは『Pitchfork』で8.0/10を獲得するなど好評を博し、翌2018年には「Coachella」や「Bonnaroo」にも出演した。2021年6月にはサード・アルバム『Jubilee』をリリース。アルバムは大絶賛され、同年の年間ベスト・アルバムのリストを総なめ。第64回グラミー賞、主要4部門を含む2部門(Best New Artist、Best Alternative Music Album)にノミネートされ、フジロックフェスティバル '22にも出演し好評を博した。また、ザウナーは、2022年初め、『TIME』誌が毎年発行する『Time100』で2022年に最も影響力のある人物の一人に選ばれ、自身が執筆し高い評価を博した回顧録『Hマートで泣きながら』は、『New York Times』のベストセラー・リストに51週にわたってランクインした。
■More info:Big Nothing
●ジャパニーズ・ブレックファストは米フィラデルフィア出身、ミシェル・ザウナーの音楽プロジェクトだ。インディ・ロック・バンド、リトル・ビッグ・リーグ(Little Big League)のフロントウーマンとして2枚のアルバムをリリース後、ザウナーはジャパニーズ・ブレックファストをスタート。2016年にデビュー・アルバム『Psychopomp』をリリース。スロウダイヴ (Slowdive)やミツキ(Mitski)のツアーのオープニングをつとめるなどし、人気を上げていった。2017年にはセカンド・アルバム『Soft Sounds from Another Planet』をリリース。アルバムは『Pitchfork』で8.0/10を獲得するなど好評を博し、翌2018年には「Coachella」や「Bonnaroo」にも出演した。2021年6月にはサード・アルバム『Jubilee』をリリース。アルバムは大絶賛され、同年の年間ベスト・アルバムのリストを総なめ。第64回グラミー賞、主要4部門を含む2部門(Best New Artist、Best Alternative Music Album)にノミネートされ、フジロックフェスティバル '22にも出演し好評を博した。また、ザウナーは、2022年初め、『TIME』誌が毎年発行する『Time100』で2022年に最も影響力のある人物の一人に選ばれ、自身が執筆し高い評価を博した回顧録『Hマートで泣きながら』は、『New York Times』のベストセラー・リストに51週にわたってランクインした。
■More info:Big Nothing
【リリース情報】2025.3.21 ON SALE[世界同時発売]
グラミー賞、主要4部門を含む2部門にノミネートされた前作から4年、ジャパニーズ・ブレックファストの新作が完成。ブレイク・ミルズのプロデュースによる4枚目のアルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』、リリース。
ジャパニーズ・ブレックファスト『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』
Japanese Breakfast/For Melancholy Brunettes(& Sad Women)
ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
DOC425JCD[CD]DOC425JLP-C5[LP/国内流通仕様]
定価:未定[CD]未定[LP/国内流通仕様]
・CD:世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録予定[CD]
・LP:世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、ボーナス・トラックのダウンロード・カード封入予定、限定カラー盤[LP/国内流通仕様]

商品情報
ジャパニーズ・ブレックファスト
『For Melancholy Brunettes(& sad women)』
Amazon Music・MP3(MAR 21 2025)¥1,600
ジャパニーズ・ブレックファスト
『For Melancholy Brunettes(& sad women)』
Amazon Music・MP3(MAR 21 2025)¥1,600
1. Here is Someone
2. Orlando in Love
3. Honey Water
4. Mega Circuit
5. Little Girl
6. Leda
7. Picture Window
8. Men in Bars(Feat. Jeff Bridges)
9. Winter in LA
10. Magic Mountain
※他、日本盤ボーナス・トラック追加収録予定
2. Orlando in Love
3. Honey Water
4. Mega Circuit
5. Little Girl
6. Leda
7. Picture Window
8. Men in Bars(Feat. Jeff Bridges)
9. Winter in LA
10. Magic Mountain
※他、日本盤ボーナス・トラック追加収録予定



商品情報
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Jubilee』
・Amazon Music・MP3(2021/6/4 )¥1,600
・CD(2021/6/4)¥2,454
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Jubilee』
・Amazon Music・MP3(2021/6/4 )¥1,600
・CD(2021/6/4)¥2,454

商品情報
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Psychopomp』
・Amazon Music・MP3(2016/4/1)¥1,650
・CD(2020/10/28)¥1,650
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Psychopomp』
・Amazon Music・MP3(2016/4/1)¥1,650
・CD(2020/10/28)¥1,650

商品詳細
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Soft Sounds From Another Planet』
・Amazon Music・MP3(2017/7/14 )¥1,600
・CD(2020/10/28)¥1,512
ジャパニーズ・ブレックファスト
『Soft Sounds From Another Planet』
・Amazon Music・MP3(2017/7/14 )¥1,600
・CD(2020/10/28)¥1,512
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