スパークス、5/23発売の新作『マッド!』よりニュー・シングル/ビデオ「Drowned In A Sea Of Tears」リリース。6月には来日も

スパークスが、5月23日発売の新アルバム『Mad!』から、最新シングル「Drowned in a Sea of Tears」のミュージック・ビデオを公開しました。

このアルバムでは、ロンとラッセルのメイル兄弟が、ブランド物のバックパックやタトゥー、(神、恋人、有名人、スポーツチームなどへの)見せかけの信仰心、冗談の覇権、インフルエンサーの台頭といった文化的現象を検証しています。

日本盤CDには、ボーナス曲「Do Things My Own Way(Cornelius Remix)」を追加した全13曲が収録されていますので、以下のメイカー・インフォメーションをご参照ください。

なお、バンドは6月8日に京都、6月10日に大阪、6月12日に東京で公演が予定されており、その後のUK/ヨーロッパ・ツアーに続き、9月にスタートする北米ツアーの日程も発表しています。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

スパークス、5月23日発売のアルバム『Mad!(マッド!)』より、ニュー・シングル/ビデオ「Drowned In A Sea Of Tears(ドラウンド・イン・ア・シー・オブ・ティアーズ)」をリリース。6月、来日公演決定。
ロン(Ron)とラッセル(Russell)のメイル(Mael)兄弟によるスパークス(Sparks)は、5月23日にトランスグレッシヴ・レコーズ(Transgressive Records)からリリースされるアルバム『Mad!』からのニュー・シングル「Drowned in a Sea of Tears」をリリースした。「壮大で劇的な別れの曲」(Stereogum)と評された「JanSport Backpack」に続く「Drowned in a Sea of Tears」は、感情の抑制、気を落とさずに頑張ること、そして、すべてを内に秘めることの危険性を描いた、マイナー・キーの小さな悲劇だ。主人公は自分の感情的な風景を高い壁の後ろに守り、ナレーターは彼女の救世主になることができない。Sparksの曲としては珍しく、結末や物語としてのひねりも存在しない。付随するビデオは、悲しみの涙に屈する女性についての視覚的な演劇作品だ。

【リリース情報】2025.5.23 ON SALE[世界同時発売]

カルト的人気を誇るロンとラッセル兄弟によるポップ・デュオ、スパークス。トランスグレッシヴからは初となるアルバム『マッド!』、リリース。

スパークス『マッド!』
Sparks/Mad!

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
TRANS850CDJ[CD]TRANS850XXJ[LP]
¥3,000 +税[CD]¥7,300+税[LP]
・世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録[CD]
・世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、特殊パッケージ、限定カラー盤[LP]

商品情報
スパークス
『マッド!』


Amazon Music(MAY 23 2025)
1. Do Things My Own Way
2. JanSport Backpack
3. Hit Me, Baby
4. Running Up A Tab At The Hotel For The Fab
5. My Devotion
6. Don’t Dog It
7. In Daylight
8. I-405 Rules
9. A Long Red Light
10. Drowned In A Sea Of Tears
11. A Little Bit Of Light Banter
12. Lord Have Mercy
13. Do Things My Own Way(Cornelius Remix)*
*日本盤ボーナス・トラック(CD)
●スパークス(Sparks:ロン・メイルとラッセル・メイル〈Ron Mael & Russell Mael〉の兄弟)は5月23日、トランスグレッシヴ(Transgressive Records)からニュー・アルバム『MAD!』をリリースする。ロン・メイルは、社会の慣習を最も鋭敏に観察する人物の一人だ。劇作家、漫画家、小説家、映画製作者、歴史家など様々な分野で、彼は、モリエール(Moliere)、ホガース(Hogarth)、フィッツジェラルド(Fitzgerald)、アルトマン(Altman)、スウィフト(Swift)のような存在である。ロンはたまたまポピュラー・ソングという媒体で仕事をしているだけなのだ。彼の兄弟であるラッセル・メイルは、ロンの観察を独特の魅力的な方法で表現する才能を持ち、フロントマンとして人を魅了し、並外れた音域のカウンターテナーの声にも恵まれている。「Two Hands, One Mouth」という彼らのツアー名の一つを思い起こさせるキーボードのロンとヴォーカルのラッセルの錬金術こそ、まさに彼らがおこなっていることなのだ。そして、バンドの28枚目のスタジオ・アルバムである『MAD!』ほど、それが上手くおこなわれたことはほぼない。『MAD!』では、ロンとラッセルが、ブランド品のバックパック、タトゥー、遂行的な献身(神、恋人、セレブリティー、スポーツ チームなど)、冗談の覇権、インフルエンサーの台頭などの文化的現象を検証している。風刺は決して直接的ではなく、常にリスナーが空白を埋めるのに十分な曖昧さを残している。また、非常に珍しい語彙(今年の他の多くのアルバムでは「認識論」という言葉は聞かれない)と文化的言及が、聴く毎に飛び込んでくる。音楽的には、ニュー・ウェイヴ、シンセ・ポップ、アート・ロック、エレクトロニック・オペラへのオマージュが込められている。これらはすべて、スパークスが開拓した、あるいは発明したジャンルだ。Airからショスタコヴィッチ(Shostakovich)まで、他のアーティストが鳴らす音を聴くと、そもそも彼らはスパークスが影響を与えた人たちだ、ということを思い出す(ショスタコヴィッチは別かもしれないが)。しかし、究極的には、『MAD!』はモダンなレコードであり、現代の世界に属し、現代の世界に語りかけるものだ。アルバムは「Do Things My Own Way」という曲で始まる。これは、アルバムのリード・シングルとなった、典型的な前向きなプログレッシヴ・ポップの曲だ。しかし、この曲は、Mael兄弟自身のマニフェストのようなものでもある。なぜなら、スパークスは、常に自分たちのやり方で物事を進めてきたバンドだからだ。

●ロン・メイル(キーボード、作詞作曲、口ひげ)と弟のラッセル(ヴォーカル)はロサンゼルスで生まれ育ち、最初は「Urban Renewal Project」、続いて「Halfnelson」という名前でレコーディングを行ない、1972年にスパークスに落ち着いた。トッド・ラングレン(Todd Rundgren)がプロデュースを担当し、ボブ・ディラン(Bob Dylan)のマネージャー、アルバート・グロスマン(Albert Grossman)と契約したにもかかわらず、アメリカのオーディエンスは当初、Sparksの独特な皮肉の美学を受け入れなかった。その後、新しいバック・バンドを連れてロンドンに拠点を移し、1974年のシングル「This Town Ain't Big Enough For Both Of Us」が大ヒット。ブレイクを果たした。最近のアルバム『Hippopotamus』(2017年)、『A Steady Drip, Drip, Drip』(2020年)、『The Girl Is Crying in Her Latte』(2023年)は全てUKトップ10ヒットを記録している。

■More info:Big Nothing
【来日公演決定】

Sparks JAPAN TOUR 2025

愛され続けて半世紀! ポップ・ミュージックの真髄を極めるスパークス、2年ぶりの来日公演が決定!

・京都 2025/6/8(日)ロームシアター京都 サウスホール
・大阪 2025/6/10(火)Zepp Namba(OSAKA)
・東京 2025/6/12(木)、13(金)EX THEATER ROPPONGI

公演公式ページ

■25 tour dates

Sun. June 8 – Kyoto, JP @ ROHM Theatre
Tue. June 10 – Osaka, JP @ Zepp Namba
Thu. June 12 – Fri. June 13 – Tokyo, JP @ EX Theater
Wed. June 18 – Thu. June 19 – London, UK @ Eventim Apollo
Sat. June 21 – Sun. June 22 – Manchester, UK @ O2 Apollo
Tue. June 24 – Glasgow, UK @ Royal Concert Hall
Thu. June 26 – Haarlem, NL @ PHIL Haarlem
Sat. June 28 – Brussels, BE @ Cirque Royal
Mon. June 30 – Paris, FR @ La Salle Pleyel

Tue. July 1 – Cologne, DE @ Live Music Hall(venue upscale)
Thu. July 3 – Copenhagen, DK @ The Koncerthuset
Fri. July 4 – Stockholm, SE @ Grona Lund Tivoli
Sun. July 6 – Berlin, DE @ Uber Eats
Tue. July 8 – Milan, IT @ Teatro degli Arcimboldi
Sat. July 12 – Bilbao, ES @ Bilbao BBK
Tue. July 15 – Dublin, IE @ National Stadium
Wed. July 16 – Dublin, IE @ National Stadium
Fri. July 18 – Edinburgh, UK @ Edinburgh Playhouse
Sat. July 19 – Wolverhampton, UK @ The Halls

Fri. Sept. 5 – Atlanta, GA @ Tabernacle
Mon. Sept. 8 – Philadelphia, PA @ Keswick Theatre
Tue. Sept. 9 – Washington, DC @ Lincoln Theatre
Thu. Sept. 11 – Boston, MA @ Berklee Performance Center
Fri. Sept. 12 – Brooklyn, NY @ Kings Theatre
Sun. Sept. 14 – Columbus, OH @ The Athenaeum Theatre
●New Dates

Mon. Sept. 15 – Cleveland, OH @ TempleLive at Cleveland Masonic
Wed. Sept. 17 – Toronto, On @ Queen Elizabeth Theatre
Sat. Sept. 20 – St. Paul, MN @ Fitzgerald Theater
Tue. Sept. 23 – Vancouver, BC @ Vogue Theatre
Wed. Sept. 24 – Seattle, WA @ Moore Theatre
Fri. Sept. 26 – Portland, OR @ Revolution Hall
Sat. Sept. 27 – San Francisco, CA @ Golden Gate Theatre
Mon. Sept. 29 – El Cajon, CA @ The Magnolia
Tue. Sept. 30 – Los Angeles, CA @ The Greek Theatre
商品情報
スパークス
『アネット』オリジナル・サウンドトラック


Amazon Music(2021/7/2)¥1,800
Amazon CD(2022/3/23)¥2,640
Amazon CD(2021/7/16)輸入盤
商品情報
Sparks
『A Steady Drip, Drip, Drip』


Amazon CD(2020/5/15)輸入盤
商品情報
Sparks
『Past Tense - Best Of Sparks』


Amazon CD(2019/11/22)輸入盤[3CDs]
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