ブライアン・メイ、プロデューサーのロイ・トーマス・ベイカーを追悼

クイーンのブライアン・メイが、4月12日に他界したプロデューサーのロイ・トーマス・ベイカー（4月23日MLCニュース）を追悼し、SNSでコメントを発表しました。

メイが投稿したテニスの写真には、『ミュージック・ライフ』誌の記者の姿も写っているようです。

「ロイ・トーマス・ベイカーの訃報を聞き、とても悲しんでいます。ロイはクイーン初期の音楽制作において、非常に大きな役割を果してくれました。ロイの写真は極めて少ないようですが、僕と当時の妻クリッシーが、ノーフォークにあるロイと妻バーバラの別荘を訪れた際の3D写真を見つけることができました。確か1973年だったと思います。イチゴ狩りに行ったのですが、ご覧の通り、ロイはステレオスコピック（立体視）のプロセスに興味津々で、山積みの木の中でポーズをとって立体感を出していました！　テニスの写真は、『ミュージック・ライフ』誌の日本人記者たちが訪れた日に、リッジ・ファームで撮影したものです（3枚目の3D写真画像、ベイカーの後方でカメラを構えているのが編集部・宮坂恵子氏）。

ロイは、クイーンの初期からアルバム『A Night at the Opera』に至るまで、僕らの制作チームの一員でした。その後、アルバム『A Day at the Races』で一旦チームを離れましたが、『Jazz』で再びチームを組むことになりました。ロイの「Bohemian Rhapsody」に対する制作への貢献とマイク・ストーンのエンジニアリングは、決して忘れません。晩年、ロイと疎遠になってしまったことを後悔しています。最近は人生があまりにも速く過ぎていくので、友情を蘇らせる時間はたっぷりあるだろうと思っても、ある日突然、手遅れになってしまいます。ロイ、僕らのためにしてくれた素晴らしい仕事、そして一緒に過ごした楽しい時間に感謝しています。安らかに眠ってください。ブライアン」

なお、ベイカーは、クイーン2018年の大ヒット伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』にも描かれており、イギリス人俳優のティム・プレスターがベイカーを演じていました