ジェフ・リンズELO、最後のUKツアー「Over and Out」開幕

最後の北米ツアーは、昨年の8月～10月に行われています（2024年8月27日MLCニュース）。

バンドはこの日、ジェフ・リンが1988年にジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、トム・ぺティ、ロイ・オービソンと結成したトラヴェリング・ウィルベリーズのカヴァー2曲「Handle With Care」「End of the Line」を含めたヒット曲満載の全22曲をパフォーマンスし、前述のカヴァー2曲には、このツアーでオープニング・アクトを務めているダーニ・ハリスン（ジョージの息子）が参加しました。

しかしながら、リンは乗車していたタクシーが事故を避けようと急ブレーキをかけたために左手を骨折してしまい、ギター演奏が出来ず、時折エア・ギターを披露していました。

リンがパフォーマンス中に話すことは稀ですが、3曲目の「Do Ya」の前に骨折について語り、「これまでずっとギターを手にしてきたけど、今夜は違う。でもどんなことであれ、僕を皆さんから引き離すことはできない」と述べ、観客が大歓声を上げる中、両手の親指を立てていました。

なお、最後のUKツアーはバーミンガムで2公演、マンチェスターで2公演、7月13日にロンドンのハイドパークで最終公演が行なわれ、こちらの公演にはドゥービー・ブラザーズ、スティーヴ・ウィンウッドらが出演します。