スコーピオンズの伝記映画『Wind Of Change』、ティーザー・トレーラー公開

この映画には、スコーピオンズの知られざる物語と、彼らの音楽が「ベルリンの壁崩壊」とソヴィエト連邦全土の変革にどのように貢献したかが描かれているそうで、アレックス・ラナリヴェロが監督を手掛け、現在ロンドンで撮影が行なわれています。

映画のタイトルは、バンド1991年の大ヒット曲「Wind of Change」に由来しており、この曲はフロントマンのクラウス・マイネが作詞作曲し、1990年のアルバム『Crazy World』に収録されました。マイネは当時、スコーピオンズが1989年にモスクワの音楽フェスで30万人の観客を前に演奏し、冷戦終結に向かう時代の変化を目の当たりにした経験からインスパイアされ、同曲を書きました。

また、映画の主要キャストも発表されています。

＊クラウス・マイネ役：ルートヴィヒ・トレプテ（『Generation War』）
＊ルドルフ・シェンカー役：アレクサンダー・ドレイマン（『The Last Kingdom』）
＊マティアス・ヤプス役：エド・スペリーアス（『Eragonエラゴン遺志を継ぐ者』）
＊ハーマン・ラレベル役：ルーク・ブランドン・フィールド（『Interview With The Vampire』）
＊マネージャーのドック・マギー役：ドミニク・ウェスト（『The Crown』）
＊ベルリンの壁の向こう側に投獄されたバンドの友人アンドレイ：デヴィッド・クロス（『The Reader』）

なお、バンドは7月5日、地元ドイツのハノーファーで結成60周年記念公演を開催し、同公演を収録したライヴ・アルバム『蠍団の帰還～カミング・ホーム・ライヴ』（原題『Coming Home Live』）が11月14日に発売されますので、詳しくは7月4日のMLCニュースに掲載されたメイカー・インフォメーションをご参照ください。