ウータン・クランの重鎮ゴーストフェイス・キラーが、あの名作から25年、続編『Supreme Clientele 2』を遂にリリース

ウータン・クランのレジェンド・ラッパー、ゴーストフェイス・キラー（Ghostface Killah）が待望のニュー・アルバム『Supreme Clientele 2』をリリース。2000年に発表された傑作アルバム『Supreme Clientele』の続編となり、ニューヨーク・ヒップホップ・レジェンドたちによる「Mass Appeal」のシリーズ『Legend Has It...』の一環としてリリース。同時に、先行シングル「Rap Kingpin」のミュージックビデオも公表された。

2000年にリリースされたゴーストフェイス・キラーのアルバム『Supreme Clientele』は全てを変えた。それは単なるアルバム以上の、一つのムーヴメントだった。暗号化された言語、ワイルドでソウルフルで、そして型破りなスラングと感情のシンフォニー。ヒップホップのあるべき姿、目指すべき姿についてのそれまでの我々の考え方を一新した。

アルバム『Supreme Clientele』の核心は、時代を超越した不朽の名作である点だ。ゴーストフェイス・キラーの魂の真髄を窺い知らせ、ワイルドな創造性を発揮し、過去と未来を結びつけた。意識の流れを汲んだ彼のラップスタイルは正しく斬新で、ヒップホップ史上のスペシャルな地位に燦然と輝き、後世のアーティストたちにも多大な影響を与えてきた。

四半世紀を経て発表されるニューアルバム『Supreme Clientele 2』は、まるでタイムカプセルを開けたかのような衝撃だ。トニー・スタークスことゴーストフェイス・キラーの帰郷であると同時に新章でもあり、彼は最新の、だが馴染みのあるレンズを通してそのレガシーを見つめ直す。ビンテージでありシャープだが、より自由奔放に。アルバム『Supreme Clientele 2』は、過去を追うのではなく、彼が謳歌する今この瞬間がテーマなのだ。本物のラップ、ギミックなしのゴーストフェイス・キラーの本質がここにあり、これぞファンが待ち望んでいたもの！

ゴーストフェイス・キラーは、この種のアーティストの最後の一人であり、アルバム『Supreme Clientele 2』は、この種のラップアルバムの最後の一枚と言える。トレンドなど関係なければ、迎合も一切無し。あるのは洗練されたループの層と、激しいラップ、そして伝説的でアイコニックなストーリーテラーの紛れもないあのシャガレ声。あらゆるものを見聞きし、二度目の人生を歩む今、再び新たな方法でそのスクリプトを書き換える。

過去10 年をかけて丹念に作られたニューアルバム『Supreme Clientele 2』には、多数の豪華ゲストが参加する。ナズ、レイクウォン、メソッド・マン、GZA、レッドマン、コンウェイ・ザ・マシン（Conway The Machine）、スタイルズP（Styles P）、M.O.P.……。

「『Supreme Clientele 2』は、オリジナリティの象徴なのだ」とゴーストフェイスは豪語する。

「至高の精神から生み出された、まさに時代を象徴する作品なのだ」

ゴーストフェイス・キラーのニューアルバム『Supreme Clientele 2』は、ニューヨーク・ヒップホップ・レジェンドたちによる「Mass Appeal」のシリーズ『Legend Has It...』からの１枚。同シリーズには、Sスリック・リック（Slick Rick）、レイクウォン、ゴーストフェイス・キラー、モブ・ディープ（Mobb Deep）、ビッグ・L（Big L）、デ・ラ・ソウル（De La Soul）、ナズ／DJプレミア（DJ Premier）といった７組のレジェンド・アーティストが参加し、それぞれが新作をリリースする。

始まりもなければ、終わりもない。ゴーストフェイスは永遠なのだ。