中学2年で初めて聴いた『オペラ座の夜』は、あまりに凄すぎて。「ボヘミアン・ラプソディ」の頃はもう放心状態でした──ROLLY

「新クイーン・ゼミナール IV オペラ座の夜50周年ウィーク」ミニ・レポート @ 東京・原宿 ギャラリーSpace WOW

発売50周年を迎えるクイーンの傑作アルバム『オペラ座の夜』、その発売記念日(1975年11月21日英国発売)を含む2025年11月21日(金)と22日(土)の2日間、東京・原宿のギャラリーSpace WOWで、クイーンゆかりのゲストが登壇し同作を徹底的に語る「新クイーン・ゼミナール IV オペラ座の夜50周年ウィーク」が開催された。司会進行はクイーン研究家 石角隆行が担当。
初日21日は超クイーン通として知られるミュージシャンのROLLYが登場。中学2年生の音楽の授業で初めて『オペラ座の夜』を聴いたことがクイーン好きの原点というROLLY、まずはなぜクイーンにハマってしまったのか──をそれまでの自身の音楽体験から推察していく。

ダンサブルな童謡「5匹のこぶたとチャールストン」、ヴォードヴィル調の「しあわせの2分35秒」(シルヴィ・ヴァルタン)など、その後『オペラ座の夜』で出会う様々なスタイルの楽曲をかけながら、ブライアン・メイ的なトーンとフレーズでギターを合わせるROLLY、“なるほど、そういった相通じるものがあったのか──そこがクイーンの魅力の一つだ──” と納得させられるオープニングだった。

ここで音楽の授業に『オペラ座の夜』のレコードを持ちこんだ同級生、伊藤福宣さんからのサプライズ・ビデオ・メッセージが。当時ROLLYが愛読書『あしたのジョー』を熱く語っていたことや、楽器店で売り物のギターを弾きまくって注目を集めていた──というエピソードが紹介され、ROLLYは伊藤さんを “僕の創造主” と呼んだ。

そして本編『オペラ座の夜』は、イメージを膨らませるROLLY独特のトークとギター演奏で、時にはフレーズを口ずさみながら一曲ずつを解説。改めてヴァラエティに富んだ楽曲が連続している作品であることを痛感させられた。アルバム終盤の「ボヘミアン・ラプソディ」については、クイーンを初めて聴いた中学2年のROLLY少年は「いやぁあまりにそれまでが凄かったので、“ボヘミアン・ラプソディ” の頃はもう放心状態で──最後の “ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン” で正気に戻った感じでした」とクイーンとの出会いを語った。

翌22日は昼の部に朝日順子(洋楽歌詞研究家)が、夜の部には大貫憲章(音楽評論家/DJ)が登壇。それぞれの角度から『オペラ座の夜』の魅力を紹介。

当日参加できなかった方には、それぞれの回の見逃し配信を視聴できる「配信チケット」が発売中。見逃し視聴期間はイベント開催から7日間。チケット受付はこちら。

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監修:吉田聡志(クイーン・コンシェルジュ)
A5判/208頁/3,000円(税込)
ISBN:978-4-401-65669-1

発行:株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント

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著者:松林天平
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