オアシス再結成ツアー終了から2週間。リアム・ギャラガー「来年はワールドカップ以外何もない」

本国イギリスの加熱ぶりは日本をさらに上回るもので、11月23日ブラジルはサンパウロでの最終公演後2週間経った今もニュースが絶えることはありません。これはオアシスに対するニーズの高さの証左でもあり、中でも「次はいつ？」が最大の焦点となっています。

今回のツアー「Live '25」は映像としても収録されており、ライヴ・ビデオ・ディレクター兼デザイナーのジョン・シュリンプトンが制作過程の舞台裏を明かし「ツアーの準備には1年以上かかっていた」と語ったことから、SNS上でファンは「ということは、兄弟揃ってその間秘密をちゃんと守り続けていたということか」という流れになり、その後何も発表もないままの現状も「実はきっと裏で何かあるはず」と、ファンの多くが勘ぐっているよう。オアシスとしての活動を一時停止、「これからは反省のための休止期間となる」との本人たちの発表も真に受けていない様子です。

これには当事者であるリアム・ギャラガー本人も加担している部分があり、ステージ去り際に「来年また会おうね」と口にしたり、また自身でSNSに「もっと演奏したい名曲がたくさんある」とポストしたりと、意図した煽りなのか無意識のサービスなのか、いずれにせよファンとメディアはそれに弄ばれているというのが現状。

さかのぼれば、10月にある現地の有名人が「オアシスが来年の夏にネブワースで公演を行なう」という情報うっかり口にしたそうで、来年はオアシスとして活動の絶頂期と呼んでも差し支えないネブワース公演（2021年8月10日MLCニュース参照）から30年目にあたるため、いかにも信憑性が高いように思われていました。しかしその後本人がその発言を撤回。

『NME』は11月30日に、ツアーでキーボードを務めたクリスチャン・マッデンがサブスタックを通じて発信したメッセージを素材に記事化。それによれば、実際目にしたリアムとノエルの関係や、どのショーが一番良かったか？など興味深い点は多々あるものの、2026年に “さらなる仕事” が舞い込むか？という点について「この質問はよく聞かれるだろうね。でも、本当に僕が知っていると思ってるの？　結局のところ、僕は働きアリなんだから」という、一番知りたいことだけが書かれていない、わからないままの内容に読み手のやきもきはさらに加速しているはずです。