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ローリン・ヒル、BETアウォードでリヴィング・レジェンド・アイコン賞の初代受賞者に

6月28日、米ロサンジェルスのピーコック・シアターでBETアウォード授賞式が開催されました。この席でローリン・ヒルは、今回新設されたリヴィング・レジェンド・アイコン賞の第一回受賞者となりました。
BETによると、リヴィング・レジェンド・アイコン賞とは、「自身の技術を極め、このカルチャーを決して手放さなかった先駆者たち」に贈られるとのことです。スペシャル番組・音楽番組編成・音楽戦略担当エグゼクティヴ・ヴァイス・プレジデントのコニー・オーランド氏は、ヒルを「生ける伝説」そのものだと評し、彼女が同賞の初代受賞者となる理由についてさらに詳しく説明した。「どの時代においても、彼女は一過性の流行を追うのではなく、常に時代そのものを形作ってきたんだ。彼女の芸術性は、私たちの音楽において何が可能かを再定義し、我々の世代に恐れることなくスピリチュアルかつ自由であれと赦しを与えた。彼女の影響力は我々のカルチャーの根幹にしっかりと織り込まれており、『このカルチャーにおける最も偉大な夜』において彼女のレガシーを称えられるのは、実に光栄だ」

ニュージャージー生まれのシンガーであり、ラッパーでもある彼女は、1993年の映画『天使にラブ・ソングを2』で、頑固ながらも才能ある生徒リタ・ルイーズ・ワトソン役を演じ、女優としてもその名を広く知られるようになりました。続いて1994年には、ワイクリフ・ジョンやプラス・ミシェルと共に伝説的グループ、フージーズの一員としてデビュー・アルバム『Blunted on Reality』をリリースし、その地位を確固たるものにします。しかし、彼女が真のスーパースターダムへと駆け上がるきっかけを作ったのは、1996年のアルバム『The Score』と、ロバータ・フラックの名曲「Killing Me Softly With His Song(やさしく歌って)」のカヴァーでした。さらにその2年後、彼女は歴史的傑作となるソロ・デビュー・アルバム『The Miseducation of Lauryn Hill』を発表し、ヒップホップ・アルバムのあり方を永遠に変えてしまうほどの衝撃を音楽界に与えたのです。
彼女へのトリビュート・パフォーマンスの幕開けは、彼女のキャリアを振り返るアイス・キューブによる感動的なスピーチで、続いてバンド仲間であるワイクリフがフージーズ時代の思い出を語りました。メドレーのパートでは、ザ・ウォー・アンド・トリーティーが映画『天使にラブ・ソングを2』の劇中に登場するセント・フランシス聖歌隊のパフォーマンスを彷彿とさせる「Joyful, Joyful」で口火を切り、ドーチーとSZAが「Ready or Not」を、テムズとティエラ・ワックが「Fu-Gee-La」を披露しました。さらに、ローリンの娘セラ・マーリーが母のソロ・アルバムのタイトル曲を歌い、ドージャ・キャットが「Superstar」を披露した後、ナズと共に名コラボ曲「If I Ruled the World」をパフォームしました。ヒルの息子YGマーリーは「Turn Your Lights Down Low」を歌い、リゾは再びティエラを呼び込んで「Doo Wap(That Thing)」を共演しました。また、ヒルのもう一人の息子、ザイオン・マーリーは自身の名前を冠した「Zion」を歌い、アレクシア・ジェイは「Killing Me Softly」のカヴァーで観客を圧倒。最後はクイーン・ラティファとコモンが「Lost Ones」を披露し、パフォーマンスを締めくくりました。
A Legend Honors a Legend: Ice Cube Presents Lauryn Hill's Living Legend Icon Award
その後、ヒルは賞を受け取る前に自身で「Ex-Factor」を披露し、会場の観客や視聴者を驚かせました。

そして受賞スピーチで彼女は、自身が率直に意見を述べる理由を説明し、他のアーティストにも同様の姿勢をとるよう促した後、子供たちの数々の功績を称えました。

「私が行動するのは、皆さんを愛しているからなの」と、彼女は語り始めました。「私が行動するのは、私自身が経験した全てのことを、皆さんにも経験してほしいと願っているからなの。私には素晴らしい両親がいて、彼らは私を愛し、惜しみない愛情を注ぎ、守ってくれました。でも、誰もがそんな経験ができるわけではないと気づいたとき、私はできる限り沢山の愛を分かち合い、多くの人々に愛情を注ぐことが、自分の務めであり責任だと感じるようになったんです。そして、音楽はそれを実現するための手段でした。それと同時に、私は常に、私たちの同胞の尊厳をどう表現し、どう具現化するかということを大切にしてきました。ですから、アーティストとして、時には耳の痛いことを言わなければならないような場や状況に身を置くこともあります。それでも私たちは、いつか人々がその真意を理解してくれると信じています」

彼女は更にこう付け加えました。「私はあなたたちのために闘うの。きっと知らない人たちも多いでしょうけど、私はあなたたちのために闘っているのよ。そして、あなたたちのために闘うことは、私自身のためであり、子供たちのためであり、両親や祖父母のため、そして私のコミュニティのために闘うことでもあるの。私はできる限り最高の音楽を作り、人々と最善の形で対話したいと願っています。私たちが何をしているのか、そして何ができるのかを、全ての人々に知って欲しいから」

そして最後に、TVの中継画面ではエンド・クレジットが流れ始める中、彼女は「Everything Is Everything」のエモーショナルなパフォーマンスで式典を締めくくったのです。
なお今月18日、今回の受賞式に先立って、ヒルは7月に米東海岸を回る新たなアコースティック・ライヴ・シリーズの開催を自身のXで発表しました。告知にはこんなメッセージが添えられています。「この7月、私たちはよりこじんまりとした雰囲気の中で音楽を分かち合います。おなじみの曲や、普段はあまり演奏されないお気に入りの楽曲を織り交ぜたアコースティック・ライヴの1週間です。アーティストと観客の距離が近く、より個人的なつながりを感じられる空間で音楽を体験していただける機会となるでしょう」。今回の公演は、彼女が2002年に発表したライヴ・アルバム『MTV Unplugged No. 2.0』で見せた、親密かつシンプルな構成のパフォーマンスを彷彿とさせるものとなるようです。

今回の短いツアーは、7月19日のメリーランド州ボルチモアにあるピア・シックス・パビリオン(Pier Six Pavilion)を皮切りに、7月21日にはコネチカット州ブリッジポートのハートフォード・ヘルスケア・アンフィシアターで公演が行なわれます。その後、7月24日にはロードアイランド州ニューポートで開催されるニューポート・フォーク・フェスティヴァルにヘッドライナーのひとりとして出演し、7月25日にニューヨーク州イースト・ハンプトンのザ・クラブハウスで行なう公演をもって、一連のライブ・シリーズを締めくくります。上記公演のチケットは現在発売中です。

■Ms. Lauryn Hill 2026 Tour Dates
07/19 — Baltimore, MD @ Pier Six Pavilion
07/21 — Bridgeport, CT @ Hartford HealthCare Amphitheater
07/24 — Newport, RI @ Newport Folk Festival
07/25 — East Hampton, NY @ The Clubhouse
商品詳細
ローリン・ヒル
『MTV Unplugged』


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商品詳細
Fugees
『The Score』


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