74歳のディッキー・ベッツがステージに復帰した理由

元オールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストだったディッキー・ベッツが、ビルボード誌との最新インタビューで、ステージ復帰の理由について語りました。

去年11月のインタビューでは、自分の音楽キャリアは終わったと話していましたが、その数週間後には2018年のツアーを発表し、先月からステージに復帰しています。

「70歳になった時は、釣りやゴルフに行きたかったから、引退を決めたんだ。でも、家にいたら死ぬほど退屈でね。それから、ローリング・ストーン誌のインタビューを受けたんだけど、俺は本当に音楽活動も何もしてなかった。で、その記事が出たら、プロモーターから電話があって、いいギャラでツアーに出るオファーをもらったんだ。俺は退屈していたし、プロモーターは俺の復帰を望んでいる。だから、こうなったのさ」

4年間のブランクを経て復帰するのは、“ちょっと怖かった”と認めていますが、ベッツはオファーをもらって本当に嬉しかったと述べました。

「グレッグ(オールマン)が亡くなって、バンドも無くなったのは残念だったよ。今は俺とジェイモー(ds)しか残ってないから悲しいけど、それが現実だからね。でも、俺は今でもここにいるし、演奏も出来る。それに、俺は良いバンドを結成する方法も知ってるしね」

しかし、ベッツは自分のプレイが少々錆びついていて、現在はやや想像力に欠けていると説明しました。
「でも、元通りになるのにそれほど時間はかからないさ。タイガー・ウッズみたいに、復帰してすぐにトーナメントで優勝できないのと同じだよ」

ベッツは、問題のあった右手の手根管(しゅこんかん)も小康状態で、健康問題はないと言います。
「いくつか曲も頭に浮かんでいるし、それが形になったら必ずスタジオに入ってレコーディングするつもりなんだ。俺の曲を聴きたがっている人もいるし、感謝しているよ」

 

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