デヴィッド・ボウイがテレビで初披露した〈ジギー・スターダスト〉映像が発掘される

pic: KOH HASEBE / Music Life / Shinko Music
1972年7月に英BBCが放送した『Top of the Pops』で、デヴィッド・ボウイが〈ジギー・スターダスト〉として歌った「スターマン(Starman)」は有名ですが、その1か月前の1972年6月、デヴィッド・ボウイが英テレビ局ITVの番組『Lift Off With Ayshea』で、初めて〈ジギー・スターダスト〉として出演した時の映像が発掘されています。

この映像のマスターテープは後に誤って消去されたため、永遠に失われたものと思われていましたが、最近になってボウイのファンが自宅のビデオレコーダーで録画していたことがわかりました。しかし46年も経過した映像は劣化が激しく、修復作業は困難を極めているとのこと。

BBC Twoでは、2013年と2017年に制作したボウイのドキュメンタリーの続編として、3部作の最後となる90分のドキュメンタリー『David Bowie: Finding Fame』(『David Bowie: The First Five Years』からタイトル変更)を2月9日に放送する予定ですが(10月10日付MLCニュース参照)、今回発掘された映像の修復作業が放送日に間に合えば、ドキュメンタリーと一緒に放送するそうです。

来月放送予定の『David Bowie: Finding Fame』には、1965年にデヴィッド・ボウイが彼のバンド〈Lower Third〉とBBCのオーディションで歌った「Chim-Chim-Cheree」や「Baby, That’s a Promise」など未公開の楽曲も収録されていますが、当時のBBCは、ボウイを「個性がなく、ずば抜けた才能もないロンドンっ子」と切り捨て、ボウイはオーディションに落ちています。

このドキュメンタリーの制作と監督を手掛けてきたフランシス・ワトリーは、次のように語っています。

「ジギーに至るまでの足掛かりはあっても、それまでには多くの失敗があった。今回のドキュメンタリーでは、ボウイがどうやってそれを受け入れ、そこから学んでいったのかを描いている」

 

DAVID BOWIE - Starman (TOTP)

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