ジョン・ポール・ジョーンズのプロジェクト「サンズ・オブ・チポトレ」、全米初公演決定

「サンズ・オブ・チポトレ（Sons of Chipotle）」は、レッド・ツェッペリンでベースとキーボードなどを担当していたマルチプレイヤーのジョン・ポール・ジョーンズと、フィンランドのチェロ奏者アンシ・カルトゥネンによる新たなプロジェクトで、ジョーンズのピアノとエレクトロニクス、カルトゥネンのチェロとエレクトロニクスによる即興演奏を特徴としています。

今年の9月には初の来日公演を果たし、韓国でも公演を行なっていますが、来年3月26日から29日にかけて米テネシー州ノックスヴィルで開催される「ビッグ・イヤーズ・フェスティヴァル（Big Ears Festival）」に出演することになりました。これが、彼らにとってのアメリカ・デビューとなります。

フェスティヴァルのウェブサイトには、彼らについて次のように綴られています。

「好奇心旺盛な二人は、常に何かを学び、発見しています。彼らの即興演奏は境界線を消し、大陸と偏見を越えて自由に広がります。様々な障壁がある世界において、サンズ・オブ・チポトレは音楽で人々の心を開きたいのです」

なお、室内楽ミュージシャン／ソリストとして世界で活躍するカルトゥネンは、ロンドン、ロサンゼルス、ミュンヘン、オスロ、フィラデルフィアのオーケストラと演奏し、長年にわたり自身が演奏するコンチェルトを29曲書き上げているという人物です。

“Big Ears Festival” オフィシャルHP

ビッグ・イヤーズ・フェスティヴァル2020は、来年3月の26〜29日の四日間にわたって、テネシー州ノックスヴィルで開催される音楽フェス。ホール／クラブ／教会など14の施設を会場に、町をあげて繰り広げられます。すでにかなりの数の出演アーティストが発表されていますが、マーク・リボーやテリー・ライリー、ジョー・ヘンリー、キム・ゴードン（ソニック・ユース）のグループやダモ鈴木など、サンズ・オブ・チポトレに限らず、何れ劣らぬ一筋縄ではいかない顔ぶれとなっています。

すでに発表されている出演アーティスト（アルファベット順）

75 Dollar Bill

Andrew Cyrille
Annette Peacock
Anthony Braxton 75: A Celebration
Areni Agbabian
Aurora Nealand & The Royal Roses

Bang on a Can All-Stars

Caroline Shaw
Caterina Barbieri
Christian Scott

Damo Suzuki Network with the Sound Carriers
Dan Weiss Starebaby
Daniel Pioro & Valgeir Siguròssen
Devendra Banhart
Dos Santos

Efterklang
Electric Appalachia (William Tyler / Mary Lattimore)

Gyan Riley

Harriet Tubman

Jaimie Branch's Fly or Die
Jason Moran: The Harlem Hellfighters
Jeff Parker and The New Breed
Joe Henry's 115th Dream
Joshua Abrams & Natural Information Society

Kim Myhr: You | me
Kronos Quartet

Marc Ribot
Maurice Louca
Mdou Moctar
Meredith Monk
Moonlight Benjamin
MSSV (Mike Baggetta, Stephen Hodges, Mike Watt)
Múm
Myra Melford's Snowy Egret
MZM (Miya Masaoka, Zeena Parkins, Myra Melford)

Nadah El Shazly
Nathalie Joachim & Spektral Quartet
nief-norf

Paul Lazar's Cage Shuffle
Peter Brötzmann

Sarah Davachi
Saul Williams
Shabaka & the Ancestors
Sō Percussion
Sons of Chipotle (John Paul Jones & Anssi Karttunen)
Sound for Andy Warhol's KISS (Kim Gordon, Bill Nace, Steve Gunn, John Truscinski)
Steve Coleman and Five Elements
Sudan Archives

Tamino
Terry Riley
The Haden Triplets
The Necks
Thundercat
Tindersticks

Xylouris White