TOTOのスティーヴ・ルカサー、バンドの活動停止を発表

TOTOの40周年記念ツアー「40 Trips Around the Sun」は、10月20日のフィラデルフィア公演で幕を閉じますが、創立メンバーでギタリストのスティーヴ・ルカサー（61歳）が、『The Morning Call』との最新インタヴューで、バンドは今回のツアーを最後に活動を停止すると語りました。
 
「この先どうなるかなんて俺にもわからないけど、見通せる範囲で言えば、フィラデルフィア公演が最後のショウになるね。それに、今のTOTOの形態が終わるのも確かさ」
 
また、TOTOが違うラインナップで活動を開始する可能性については、次のように語っています。

「わからないよ。俺は未来を予言できないからね。俺が言えるのは、今のラインナップは10月20日で終わるってこと。俺たちには休みが必要なんだ。本当に疲れ果てているから、それを癒して今後のことを考えないと。要するに、音楽をやめる訳じゃないし、俺は二度とTOTOの音楽をプレイしないなんて言ってない。そんなことを言うのは馬鹿げているし、嘘になるからね。俺は自分が一緒に演奏したい相手と、自分が演奏してきた曲を何でもプレイできるし、それは他のメンバーにも言えることだけど、それが具体的にどうなるのか、まだ見えてないってこと」
 
「こういう生活スタイルは、他人が思ってるよりキツイんだ。街から街へ魔法みたいに移動して、贅沢なホテル暮らしをしていると思われてるけど、年に230日も家族と離れて暮らすのは大きな負担だからね」
 
「過去10年間を振り返ると、俺たちがどれだけ長くハードなツアーをしてきたのかわかるよ。かつてないほどツアーをしたし、演奏も最高だった。ステージに上がると子供に返った気分になって、はつらつとしたんだ。40歳の時より気分は最高だったし、バンドと演奏して本当に楽しかった。俺たちのギャラは、2時間のショウに対してのものじゃなく、毎日ホテルの部屋で過ごした20時間あまりの時間に対するものだと思ってる。俺は生涯ツアーに出ていたし、ツアー先では観光もした。もう、やりつくしたって感じなんだよ」