元バッド・カンパニーのブライアン・ハウが66歳で死去
元バッド・カンパニーのシンガーで、ソングライターでもあったブライアン・ハウ(Brian Howe)が5月6日、フロリダの自宅で心不全のため66歳で亡くなりました。ハウは2017年から心臓麻痺を患っていました。
ハウは、ポール・ロジャースの後任としてバッド・カンパニーのリード・ヴォーカリストを務めたことで知られています。
イングランドのポーツマスで生まれたハウは、地元のバンドで活動した後、1984年に初めてアメリカでギグを行ない、テッド・ニュージェントと共演しました。その後、ニュージェント1984年のアルバム『Penetrator』でリード・ヴォーカリストを務め、アルバムのワールド・ツアーにも参加しました。
その後、ハウはフォリナーのミック・ジョーンズから、バッド・カンパニーのミック・ラルフスとサイモン・カークを紹介され、1986年にポール・ロジャースの後任としてバンドに加入、ハウのヴォーカル・スタイルにより、バンドのサウンドは以前よりもポップ寄りなロックになりました。
ハウは1994年までバッド・カンパニーに在籍し、4枚のスタジオ・アルバム『Fame and Fortune』(1986年)、『Dangerous Age』(1988年)、『Holy Water』(1990年)、『Here Comes Trouble』(1992年)と、1993年のライヴ・アルバム『What You Hear Is What You Get』に参加しました。プラチナ・ディスクに認定された1990年の『Holy Water』では、収録曲の半分以上をハウとテリー・トーマスが共作しています。


バンド脱退後はソロに転向し、1997年にファースト・ソロ・アルバム『Tangled in Blue』を発表、このアルバムは2003年に1曲を追加し『Touch』のタイトルで再リリースされています。
その後2010年に発表したセカンド・ソロ・アルバム『The Circus Bar』は高く評価され、2017年には自身のレーベル “Howe’s Business” からシングル「Hot Tin Roof」を発表、こちらの曲も絶賛され、自身のバンドと2018年までヨーロッパ・ツアーを行なっていました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。

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