ディーヴォのマーク・マザーズボウ、重度の新型コロナ感染症から回復
ディーヴォのフロントマン、マーク・マザーズボウ(70歳)が新型コロナに感染し、6月に集中治療室(ICU)に搬送されていたことが先週明らかになりました。現在マザーズボウは回復しており、『ロサンゼルス・タイムズ』とのインタヴューで詳細を語っています。
パンデミックのニュースを知って以来、マザーズボウは他人と直に接するレコーディング・セッションを避けていましたが、5月に自身の音楽制作会社 “Mutato Musika” で数人とうっかり接触し、その後新型コロナに感染したと確信しているそうです。
当初は症状を無視していたものの、6月初旬にPCRテストの結果が陽性となり、訪問治療で自宅を訪れたキャリア30年のベテラン看護婦から、すぐに救急車を呼ぶ必要があるほど深刻な状態だと言われ、18日間に及ぶ闘病生活が始まったとのこと。
入院中、マザーズボウは奇妙な幻覚を見たそうです。
「僕が文房具を買うお気に入りの書店があって、頭の中ではそこにいたんだ。リトル・トーキョーで、誰かにレンガで殴られたと2週間くらい思い込んでた。殴られて血が流れるのも感じたからね。ダウンタウンの駐車場で子供たちから手錠をかけられて、コロナ患者をICUに搬送して金を稼いでいる救急車の会社に僕が売り飛ばされるという凝った筋立ての話になっていて、僕はそれをすっかり信じ込んでたよ」
実際、あまりにも精神状態が悪化したマザーズボウは、病院から抜け出そうとしてしまい、看護婦によってベッドに縛り付けられたそうで、彼が正気を保てる助けになったのは、家族の存在だけだったと語っています。
「知り合いでICUに入院しているコロナ患者がいたら、その人と外の世界が繋がるように連絡を取ってあげてほしいんだ。自分がどこにいて、なぜそこにいるのか分からなくなるからね。自分が10日間も人工呼吸器に繋がれていたなんて全く知らなかったし、時間なんて何の意味もなかったよ」
ICUでマザーズボウが死にかけていたことは、妻のアニタも明かしており、「彼は死ぬだろうって、娘たちが思った週もあった」と語っていました。



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