レッド・ツェッペリンの全公演を網羅したコンサート年代記『Evenings With Led Zeppelin』、早くも改訂拡大版発売

本書では、1968年9月7日にデンマークの学校の体育館で行なわれた最初のライヴから、1980年7月7日にベルリンで行なわれた最後のライヴに至るまで、12年間で500回以上に及んだコンサートの歴史が網羅されており、コンサートの広告やポスター、チケットの半券や会場の写真などと共に、公演ごとに詳しく綴られています。

著者は、ツェッペリンの歴史を調査したマイク・トレマリオとデイヴ・ルイスで、ルイスは次のように語っています。

「ツェッペリンのファンに向けた本であることは間違いありませんが、60～70年代のロック音楽の遺産と発展に興味のある人なら誰でも楽しめる内容で、当時のツアー・シーンがどのように展開したのかを明らかにしています。ツェッペリンのツアー・マネージャーだったリチャード・コールが前書きで述べているように、当時バンドが単体でスタジアム・コンサートを行なうことは稀でしたが、ツェッペリンは前座のバンドも出演しない中、大群衆を前に大胆なパフォーマンスを披露しました。彼らのライヴを徹底的に記録した本書は、60年代後半から70年代におけるエンターテイメント・ツアー業界の進化について解き明かしています」