元ローン・ジャスティスのドラマー、ドン・ヘフィントンが70歳で死去

Throw Your Bucket Down - Jim Lauderdale at 2012 Americana Awards Nominee Event(ドン・へフィントン/ds)

 
80年代のカントリー・ロック・バンド、ローン・ジャスティスのドラマーで、パーカッショニスト/ソングライターでもあったドン・ヘフィントン(Don Heffington)が3月23日、ロサンゼルスの自宅にて70歳で亡くなりました。へフィントンは、亡くなる前まで白血病で入院していたそうです。
ロサンゼルスの音楽一家に生まれたへフィントンは、10代でジャズ・バンドのダグ・モリス・クインテット(The Doug Morris Quintet)にドラマーとして加入し、マリア・マッキーらが結成したローン・ジャスティスには、1983年から1985年まで在籍していました。

また、セッション/ツアー・ミュージシャンとしても活躍し、ボブ・ディランやエミルー・ハリス、ローウェル・ジョージ(リトル・フィート)、ジャクソン・ブラウン、シェリル・クロウ、ドワイト・ヨーカム、ウォールフラワーズ、ジェイホークスらと共演したほか、ブルーグラス・バンドのワトキンズ・ファミリー・アワーのメンバーでもありました。

ヘフィントンの訃報を受け、ローン・ジャスティスのオリジナル・ギタリスト、ライアン・ヘッジコックは次のように語っています。

「今朝、(ベーシストの)マーヴィンと話し、二人でドンが83年に加入した時のことを思い出していた。僕が過去に共演したドラマーの中には、薄っぺらい木造家屋のようだと感じた人もいたが、ドンがドラム・セットに座ると、僕が寄りかかっても倒れないブロック塀のようだった」

また、ベーシストのマーヴィン・エツィオーニは、「リンゴ・スターと同じく、彼はドラムを演奏するのではなく、曲を演奏していた。ドンと共演したソングライターなら、誰でも知っている」と語りました。

なお、ヘフィントンは、ディラン1985年のアルバム『Empire Burlesque』や1986年の『Knocked Out Loaded』、エミルー・ハリス1983年の『White Shoes』、ジャクソン・ブラウン2014年の『Standing in the Breach』、ウォールフラワーズ1996年の『Bringing Downthe Horse』、クリス・スティルス1998年のデビュー・アルバム『100 Year Thing』などに参加しています。

ご冥福をお祈りします。
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