ポール・マッカートニー、ケイト・ブッシュ、ツェッペリン、ロジャー・ダルトリー、ロバート・フリップら156名がストリーミング制度の改善を求める公開書簡に署名
この公開書簡は、ミュージシャンズ・ユニオンがアイヴァーズ・アカデミーとブロークンレコード・キャンペーン(#BrokenRecord)と提携して出したもので、「ストリーミングの収入とロイヤルティの支払いに関する法律が音楽業界の技術的変化のペースと合っていない」と訴えています。このキャンペーンは、イギリス政府が「音楽ストリーミングの経済調査」の一環として、ストリーミングがアーティスト、レコード・レーベル、幅広い音楽業界に与えている経済的影響について調査していることから始まりました。
ミュージシャンズ・ユニオンの総書記ホレス・トゥルーブリッジは、次のように語っています。
「これだけ多くのアーティスト、パフォーマー、ソングライターの方々が我々の呼びかけを支持してくださり喜んでいます。ストリーミングがラジオに取って代わったので、ミュージシャンはラジオで曲がオンエアされる時と同じく、ストリーミング再生でも同様の保護を受けるべきです。パンデミックの最中に世界全体がオンラインへと移行しており、生活のために曲を書いて録音・演奏するミュージシャンたちは、テクノロジーの変化に追いついていない法律に失望しています」
公開書簡では、「1988年の “Copyright, Designs and Patents Act(著作権・意匠および特許法)” を改正すれば、現在のパフォーマーたちにラジオからの収入と同じ利益がもたらされ、納税者が1ペニーも支払うことなく、イギリスの納税者により多くのお金が渡り、NHS(国民保険サービス)のような公共サービスの収益を増やすことが出来る」と、提案しています。
アイヴァーズ・アカデミーのクリスピン・ハントは、次のように付け加えています。
「ストリーミングにおいては楽曲が王様ですが、ソングライターと作曲者たちは自分たちの作品の真価を享受しておらず、生計を立てるのに苦労しています。今のレコード会社は単なるマーケティング会社であり、製造と流通にかかるコストもなく、彼らの法外な利益はクリエイターたちと今よりも公平に分配されるべきです。我々の業界には、アーティストとパフォーマー、ソングライターたちが互いに争った不幸な歴史があります。この公開書簡で、我々はついに『もうたくさんだ』と声を揃えているのです。音楽業界は破壊しており、政府はそれを回復させる我々を支援すべきです」
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