カンサス、14ヵ月ぶりのライヴから2曲のパフォーマンス映像公開

米プログレッシヴ・ロック・バンドのカンサスが5月8日、パンデミックによりツアーが中止されて以来14ヵ月ぶりにライヴを行ないました。
この公演は、フロリダ州クリアウォーターのルース・エッカード・ホールで行なわれ、「Carry On Wayward Son」と「Point of Know Return」のパフォーマンス映像が公開されています。
オリジナル・ドラマーのフィル・イハートは、今回のライヴについて「Ultimate Classic Rock」に次のように語りました。
「最高の気分だったけど、ある意味で現実離れした感じだったよ。しばらくは、二度とライヴが出来ないと思っていたし、多くの仲間が同じように感じていたんだ。またステージに戻れて誰もが嬉しかったし、観客も本当に楽しそうだったから良かったけどね」
イハートによると、バンドのリハーサル場所が閉鎖されていたため、メンバーは以前のショウから録音したセットリストを使って個人的にリハーサルを行ない、今回の公演はバンドとしてのリハーサルなしで挑んだそうですが、結果には満足しているとのこと。
30年以上にわたりバンドのマネージャーも兼ねているイハートは昨年3月、メンバーとツアーに出るためアトランタ空港にいたところ、エージェントからツアー先の街がロックダウンされたことを電話で知らされ、全員で帰宅する羽目になりましたが、ようやく1977年のアルバム『Point of Know Return』をフル演奏するツアーが再開しました。
このツアーに合わせ、5月28日には新ライヴ・アルバム『Point of Know Return, Live & Beyond』が発売されます(3月18日MLCニュース参照)。

カンサス
『ポイント・オブ・ノウ・リターン・ライヴ&ビヨンド〜「暗黒への曳航」アニヴァーサリー・ライヴ』
CD(2021/6/23)¥3,250
1. Cold Grey Morning
2. Two Cents Worth
3. The Wall
4. Song for America
5. Summer
6. Musicatto
7. Taking in the View
8. Miracles Out of Nowhere
CD2
1. Point of Know Return
2. Paradox
3. The Spider
4. Portrait (He Knew)
5. Closet Chronicles
6. Lightning’s Hand
7. Dust in the Wind
8. Sparks of the Tempest
9. Nobody’s Home
10. Hopelessly Human
11. Carry On Wayward Son
12. People of the South Wind
13.Refugee
14. Lonely Wind




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