アルゼンチンの異色デュオ、カンデ・イ・パウロ待望のデビュー・アルバムが本日リリース! 世界中から称賛の声が続々到着

レナード・コーエンのスタッフが後押し(2020年11月17日MLCニュース)、デッカからのアルバム・リリース(4月12日MLCニュース)、日本盤ボーナス・トラックでの梶 芽衣子との共演(5月14日MLCニュース)と、その都度魅力的なニュースをお伝えしてきたアルゼンチン発の異色デュオ、カンデ・イ・パウロのアルバムがついに本日リリースされました。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

アルゼンチンの異色デュオ、カンデ・イ・パウロ 待望のデビュー・アルバムが本日リリース! 世界中から称賛の声が続々到着。

2017年のYouTube動画が1,200万再生を超えるなど世界中で話題となり、2020年に名門デッカ・レコードと契約を果たしたアルゼンチン出身の異色デュオ、カンデ・イ・パウロ(Cande y Paulo)のデビュー・アルバム『カンデ・イ・パウロ』が本日リリースされ、「これからビッグになる大注目のデュオだ」(グレゴリー・ポーター)、「彼らの音楽には一瞬で恋に落ちた」(NPR)、「もし抗いがたいほどの美しい音楽を創り出すアーティストを探しているなら、カンデ・イ・パウロこそあなたが求めているものだ」(Spindle Magazine)、など世界中から早速称賛の声が続々と集まっている。

Cande y Paulo
Barro Tal Vez
(Buenos Aires Live Session)
本作はジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック等を手掛けるラリー・クライン・プロデュースのもとロサンゼルスでレコーディング。アンソニー・ウィルソン (g)やビクター・インドリッツォ (ds)といった名手も脇を固め、「サマータイム」や「僕は待ち人」「リミット・トゥ・ユア・ラヴ」等幅広いジャンルの楽曲を題材にこのデュオが持つシンプルでセンチメンタルなサウンドが最大限に表現されている。中でも母国アルゼンチンから生まれた「バロ・タル・ベス」と「プレグンタン・デ・ドンデ・ソイ」のエモーショナルなアレンジは必聴だ。

アルバムについて、カンデ・イ・パウロは「2017年に “バロ・タル・ベス” を初めて2人で演奏して以来、世界中でたくさんの冒険を経験してきたよ。ハリウッドでのレコーディング・セッション、世界的なパンデミック、故郷へ帰国せざるを得なくなったこと……、でも一番の冒険はたくさんの音楽を演奏し、体験したことだった。このアルバムは私たちの人生の素晴らしい瞬間を切り取ったサウンドトラックとしてずっと残ることになると思うし、それをみんなとシェア出来ることを嬉しく思っているよ。そしてこの冒険をずっと続けていくこともね!」とコメントしている。

5月にはNPRの人気企画「タイニー・デスク・(ホーム)・コンサート」にも出演し大きな反響を呼んだカンデ・イ・パウロ(5月14日MLCニュースに掲載)。7月14日、15日には世界最大級の音楽祭であるモントルー・ジャズ・フェスティバルへの出演も決定するなど、急速に注目を集めている。そんな彼らによるデビュー・アルバムの日本盤には限定ボーナス・トラックとして、梶芽衣子との共演による「修羅の花」を収録。「修羅の花」は梶芽衣子主演による映画『修羅雪姫』(1973)の主題歌で、梶の大ファンだというクエンティン・タランティーノによる映画『キル・ビル』(2003)で劇中歌として使用され世界的な知名度を獲得した1曲だ。同じくかねてより梶の大ファンだったというカンデ・イ・パウロから梶へのラヴコールにより、世代と国境を越えた今回の共演が実現した。アブストラクトなパウロ・カリッソによるトラックに乗せて、カンデ・ブアッソの繊細な歌声と梶の力強いヴォーカルによる鮮やかな対比が強い印象を残す。楽曲の新たな魅力を引き出している必聴の仕上がりだ。

今回の共演について、梶は「この度はステキなお話をいただきまして大変光栄に存じます。楽曲は私の映画『修羅雪姫』の主題歌です。48年前の作品です。カンデ・イ・パウロの歌を聞かせて頂きまして、とても感動いたしました。美しい声、そして日本語の響きがステキで私の歌と合わせてどのようなことになるのか、大変楽しみです。この度のお話をいただいて少しでもお役に立つことが出来るなら、何より嬉しく思います。心よりありがとうを申し上げたいです」とコメントしている。

■プロフィール:カンデ・イ・パウロ(Cande y Paulo)
アルゼンチン北西部サン・フアンのキーボード奏者/コンポーザーでありサン・ファン国立大学教授・研究家のパウロ・カリッソ(Paulo Carrizo)と、女性コントラバス奏者・歌手のカンデ・ブアッソ(Cande Buasso)とのデュオ。二人が初めて共演したのは2017年、詩人でありアルゼンチン・ロックの伝説であるルイス・アルベルト・スピネッタの名曲「バロ・タル・ヴェス」(「Barro Tal Vez」)をカヴァーした映像だった。

地方のシアターで撮影されたその動画がYouTubeで1,000万再生を突破し、コントラバスとキーボードという珍しい組み合わせも話題を呼んで一躍注目を集める。

その2年後には、ラリー・クライン(ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック)のプロデュースによりロサンゼルスにてデビュー・シングル「バロ・タル・ヴェス」をレコーディング。カリッソのアレンジメントとブアッソのヴォーカルがエモーショナルに絡み合った比類なき出来栄えとなっている。

二人の関係は意外にも遥か昔まで遡る。二人の地元であるサン・フアンにはレコード会社が存在しないが、インディ・ミュージック・シーンは活況を呈しており、ブアッソはその状況を「大きなファミリー」と表現している。二人が出会ったのはブアッソが15歳の時で、マルチ奏者でありアレンジャーでもあるカリッソが彼女にピアノレッスンをしていた。

それから数年にわたりキーボーディストとしてブエノスアイレスの音楽シーンで名を馳せていたカリッソ。その後地元であるサン・フアンに戻り、かつての教え子だったブアッソに再び出会うこととなる。彼女は独学でオペラとジャズを学び、ヴォーカルとコントラバスのコンビネーションをマスターしていた。二人は音楽とは関係ない様々なことについても議論し、笑い合う時間を過ごしたが、それが彼らの音楽の密接性を築き上げることにもなった。

ブアッソはこのデュオについて、「チャレンジの連続だけど、楽しいわ」と語っている。「カリッソが『これは出来る?』というから私が『ええ』と答える、そしてそれが上手くいく──全てが自然と生まれてきて、驚きの連続だわ」

■リリース情報
カンデ・イ・パウロ デビュー・アルバム『カンデ・イ・パウロ』
2021年6月4日発売 SHM-CD UCCM-1263 ¥2,860(税込)
1. トリーティ (レナード・コーエン) Treaty
2. サマータイム (ジョージ・ガーシュウィン) Summertime
3. リミット・トゥ・ユア・ラヴ (ファイスト) Limite En Tu Amor
4. ウォーク・オン・バイ (ディオンヌ・ワーウィック) Deja Atras
5. アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー (フランク・シナトラ) I Fall In Love Too Easily
6. トゥージョ (ロドリーゴ・アマランテ) Tuyo
7. 僕は待ち人 (ヴェルヴェット・アンダーグラウンド) Estoy Esperandote
8. シュガー・マウンテン (ニール・ヤング) Sugar Mountain
9. スリル・イズ・ゴーン (レイ・ヘンダーソン) The Thrill Is Gone
10. バロ・タル・ベス (ルイス・アルベルト・スピネッタ) Barro Tal Vez
11. プレグンタン・デ・ドンデ・ソイ (アタウアルパ・ユパンキ) Preguntan De Donde Soy
12. イントゥ・ホワイト (キャット・スティーヴンス) En Blanco Estas
13. 修羅の花 feat. 梶 芽衣子 日本盤限定ボーナス・トラック

※括弧内はオリジナル・アーティスト

■カンデ・イ・パウロ リンク情報

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