YouTube動画が世界中で話題に。レナード・コーエンのスタッフが後押しするアルゼンチン発の異色デュオ、カンデ・イ・パウロ
Treaty
YouTube動画が話題となってデッカ・レコードと契約。そしてプロデュースはかつてレナード・コーエンとも仕事を共にしたラリー・クライン(ジョニ・ミッチェルの元旦那さんです)を迎えてのシングルをリリースするに至った、アルゼンチン出身のグループ、カンデ・イ・パウロ。曲はコーエン生前最後のアルバムからのカヴァーです。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉
2017年のYouTube動画が世界中で話題となり、今年名門デッカ・レコードと契約を果たしたアルゼンチン出身のグループ、カンデ・イ・パウロ(Cande y Paulo)。キーボードとコントラバスというこの異色のデュオによるメジャー2枚目のシングル「Treaty」が今月リリースされた。
「Treaty」は、レナード・コーエン生前最後のアルバム『You Want It Darker』(2016)に収録されている1曲。キーボードのパウロ・カリッソによるピアノの響きと、コントラバス/ヴォーカルを担当するカンデ・ブアッソの美しい歌声が印象的な仕上がりとなっている。また、本曲のプロデュースはかつてコーエンとも仕事を共にしたラリー・クライン(ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック)が担当。ゲスト・ギタリストであるアンソニー・ウィルソンによるシンプルながらもエモーショナルなギター・ソロも必聴だ。
この曲について、二人は「レナード・コーエンの友人だった人たちと彼の曲に取り組めたことの素晴らしさを言葉で表現するのは困難です。とても畏れ多いことでしたが、大切なのは音楽自体が持っているメッセージを伝えることです。彼の音楽、そして人生を祝福できる仕上がりになっていることを祈っています」と語っている。

■プロフィール:カンデ・イ・パウロ(Cande y Paulo)
アルゼンチン北西部サン・フアンのキーボード奏者/コンポーザーでありサン・ファン国立大学教授・研究家のパウロ・カリッソ(Paulo Carrizo)と、女性コントラバス奏者・歌手のカンデ・ブアッソ(Cande Buasso)とのデュオ。二人が初めて共演したのは2017年、詩人でありアルゼンチン・ロックの伝説であるルイス・アルベルト・スピネッタの名曲「バロ・タル・ヴェス」(「Barro Tal Vez」)をカヴァーした映像だった。
地方のシアターで撮影されたその動画がYouTubeで1,000万再生を突破し、コントラバスとキーボードという珍しい組み合わせも話題を呼んで一躍注目を集める。
その2年後には、ラリー・クライン(ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック)のプロデュースによりロサンゼルスにてデビュー・シングル「バロ・タル・ヴェス」をレコーディング。カリッソのアレンジメントとブアッソのヴォーカルがエモーショナルに絡み合った比類なき出来栄えとなっている。
二人の関係は意外にも遥か昔まで遡る。二人の地元であるサン・フアンにはレコード会社が存在しないが、インディ・ミュージック・シーンは活況を呈しており、ブアッソはその状況を「大きなファミリー」と表現している。二人が出会ったのはブアッソが15歳の時で、マルチ奏者でありアレンジャーでもあるカリッソが彼女にピアノレッスンをしていた。
それから数年にわたりキーボーディストとしてブエノスアイレスの音楽シーンで名を馳せていたカリッソ。その後地元であるサン・フアンに戻り、かつての教え子だったブアッソに再び出会うこととなる。彼女は独学でオペラとジャズを学び、ヴォーカルとコントラバスのコンビネーションをマスターしていた。二人は音楽とは関係ない様々なことについても議論し、笑い合う時間を過ごしたが、それが彼らの音楽の密接性を築き上げることにもなった。
ブアッソはこのデュオについて、「チャレンジの連続だけど、楽しいわ」と語っている。「カリッソが『これは出来る?』というから私が『ええ』と答える、そしてそれが上手くいく──全てが自然と生まれてきて、驚きの連続だわ」
アルゼンチン北西部サン・フアンのキーボード奏者/コンポーザーでありサン・ファン国立大学教授・研究家のパウロ・カリッソ(Paulo Carrizo)と、女性コントラバス奏者・歌手のカンデ・ブアッソ(Cande Buasso)とのデュオ。二人が初めて共演したのは2017年、詩人でありアルゼンチン・ロックの伝説であるルイス・アルベルト・スピネッタの名曲「バロ・タル・ヴェス」(「Barro Tal Vez」)をカヴァーした映像だった。
地方のシアターで撮影されたその動画がYouTubeで1,000万再生を突破し、コントラバスとキーボードという珍しい組み合わせも話題を呼んで一躍注目を集める。
その2年後には、ラリー・クライン(ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック)のプロデュースによりロサンゼルスにてデビュー・シングル「バロ・タル・ヴェス」をレコーディング。カリッソのアレンジメントとブアッソのヴォーカルがエモーショナルに絡み合った比類なき出来栄えとなっている。
二人の関係は意外にも遥か昔まで遡る。二人の地元であるサン・フアンにはレコード会社が存在しないが、インディ・ミュージック・シーンは活況を呈しており、ブアッソはその状況を「大きなファミリー」と表現している。二人が出会ったのはブアッソが15歳の時で、マルチ奏者でありアレンジャーでもあるカリッソが彼女にピアノレッスンをしていた。
それから数年にわたりキーボーディストとしてブエノスアイレスの音楽シーンで名を馳せていたカリッソ。その後地元であるサン・フアンに戻り、かつての教え子だったブアッソに再び出会うこととなる。彼女は独学でオペラとジャズを学び、ヴォーカルとコントラバスのコンビネーションをマスターしていた。二人は音楽とは関係ない様々なことについても議論し、笑い合う時間を過ごしたが、それが彼らの音楽の密接性を築き上げることにもなった。
ブアッソはこのデュオについて、「チャレンジの連続だけど、楽しいわ」と語っている。「カリッソが『これは出来る?』というから私が『ええ』と答える、そしてそれが上手くいく──全てが自然と生まれてきて、驚きの連続だわ」



商品情報
Cande y Paulo
「Barro Tal Vez(Mahogany Sessions)」
MP3 ¥250

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