カンデ・イ・パウロ、ラリー・クラインのプロデュースによるクリスマス・ソング「Feliz Navidad」を急遽リリース!

アルゼンチン出身、梶芽衣子との共演も果たした注目の男女デュオ、カンデ・イ・パウロが、ホセ・フェリシアーノのカヴァーでクリスマス・シングルを発売しました。プロデュースはアルバムから引き続き、ジョニ・ミッチェルらとの活動で知られるラリー・クラインです。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

カンデ・イ・パウロ、ラリー・クラインのプロデュースによるクリスマス・ソング「Feliz Navidad」を急遽リリース!

2017年のYouTube動画が1,200万再生を超えるなど世界中で話題となり、今年名門デッカ・レコードからデビューしたアルゼンチン出身の異色デュオ、カンデ・イ・パウロ (Cande y Paulo)。デビュー・アルバムは「これからビッグになる大注目のデュオだ」(グレゴリー・ポーター)、「彼らの音楽には一瞬で恋に落ちた」(NPR)、など世界中から称賛されたが、そんな彼らがクリスマス・ソング「Feliz Navidad」を急遽配信シングルとしてリリースした。

「Feliz Navidad」は、1970年にホセ・フェリシアーノが発表し、今やクリスマスの定番曲として世界中で親しまれている1曲。オリジナルは明るく楽しい曲調が印象的だが、カンデ・イ・パウロはこの曲の持ち味を活かしつつも彼らなりのアレンジに仕上げることに成功している。

今回のリリースについて、カンデ・イ・パウロは「この曲はもともとアメリカでレコーディング予定だったのですが、直前でコロナ禍となり、私たちは留学先のバルセロナへ滞在せざるを得なくなりました。たくさんの困難がありましたが、プロデューサーのラリー・クラインと遠隔でやり取りすることでなんとかレコーディングを終えることが出来ました。ラリーに加えてギターのアンソニー・ウィルソン、ドラムのビクター・インドリッツォと、バルセロナとロサンゼルス間で何度もやり取りをしながら。このFeliz Navidadという曲がこの困難な時に苦しんでいる人々に少しでも光をもたらしてくれることを祈っています。皆で一つになり、新しい自由がすぐそこにあるという希望を持つためにこの曲をレコーディングしました」とコメントしている。

カンデ・イ・パウロのデビュー・アルバム『カンデ・イ・パウロ』はジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック等を手掛けるラリー・クラインプロデュースのもとロサンゼルスでレコーディング。アンソニー・ウィルソン(g)やビクター・インドリッツォ(ds)といった名手も脇を固め、「サマータイム」や「僕は待ち人」「リミット・トゥ・ユア・ラヴ」等幅広いジャンルの楽曲を題材にこのデュオが持つシンプルでセンチメンタルなサウンドが最大限に表現されている。中でも母国アルゼンチンから生まれた「バロ・タル・ベス」と「プレグンタン・デ・ドンデ・ソイ」のエモーショナルなアレンジは必聴だ。

商品情報
カンデ・イ・パウロ
「Feliz Navidad」


Amazon Music・MP3(2021/11/26)¥250
■プロフィール:カンデ・イ・パウロ(Cande y Paulo)
アルゼンチン北西部サン・フアンのキーボード奏者/コンポーザーでありサン・ファン国立大学教授・研究家のパウロ・カリッソ(Paulo Carrizo)と、女性コントラバス奏者・歌手のカンデ・ブアッソ(Cande Buasso)とのデュオ。二人が初めて共演したのは2017年、詩人でありアルゼンチン・ロックの伝説であるルイス・アルベルト・スピネッタの名曲「バロ・タル・ヴェス」(「Barro Tal Vez」)をカヴァーした映像だった。

地方のシアターで撮影されたその動画がYouTubeで1,000万再生を突破し、コントラバスとキーボードという珍しい組み合わせも話題を呼んで一躍注目を集める。

その2年後には、ラリー・クライン(ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック)のプロデュースによりロサンゼルスにてデビュー・シングル「バロ・タル・ヴェス」をレコーディング。カリッソのアレンジメントとブアッソのヴォーカルがエモーショナルに絡み合った比類なき出来栄えとなっている。

二人の関係は意外にも遥か昔まで遡る。二人の地元であるサン・フアンにはレコード会社が存在しないが、インディ・ミュージック・シーンは活況を呈しており、ブアッソはその状況を「大きなファミリー」と表現している。二人が出会ったのはブアッソが15歳の時で、マルチ奏者でありアレンジャーでもあるカリッソが彼女にピアノレッスンをしていた。

それから数年にわたりキーボーディストとしてブエノスアイレスの音楽シーンで名を馳せていたカリッソ。その後地元であるサン・フアンに戻り、かつての教え子だったブアッソに再び出会うこととなる。彼女は独学でオペラとジャズを学び、ヴォーカルとコントラバスのコンビネーションをマスターしていた。二人は音楽とは関係ない様々なことについても議論し、笑い合う時間を過ごしたが、それが彼らの音楽の密接性を築き上げることにもなった。

ブアッソはこのデュオについて、「チャレンジの連続だけど、楽しいわ」と語っている。「カリッソが『これは出来る?』というから私が『ええ』と答える、そしてそれが上手くいく──全てが自然と生まれてきて、驚きの連続だわ」

■リリース情報
カンデ・イ・パウロ デビュー・アルバム『カンデ・イ・パウロ』
2021年6月4日発売 SHM-CD UCCM-1263 ¥2,860(税込)
商品情報
カンデ・イ・パウロ 
『カンデ・イ・パウロ』


Amazon Music・MP3(2021/6/4)¥1,900[Japan Deluxe]
CD(2021/6/4)¥2,860(SHM-CD)

■カンデ・イ・パウロ リンク情報

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商品情報
Cande y Paulo
「Barro Tal Vez(Mahogany Sessions)」


Amazon Music・MP3(2020/10/21)¥250

商品詳細
Paulo Carrizo / Cande Buasso
「Desarma y Sangra」


Amazon Music・MP3(2018/9/18)¥150
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