ザ・ドアーズの『L.A. Woman』50周年記念エクスパンデッド・エディション、12月発売

このアルバムは、エンジニアのブルース・ボトニックとバンドが共同プロデュースした作品で、当時のビルボード200チャートで第9位を記録し、200万枚以上を売り上げました。

50周年記念エディションには、同アルバムのリマスター版のほか、アルバムのセッションから収録した2時間以上に及ぶ未発表アウトテイクがフィーチャーされ、アウトテイクには、ジム・モリソン、ジョン・デンズモア、ロビー・クリーガー、レイ・マンザレクのほか、レオン・ラッセルとアサイラム・クワイアを組んでいたリズム・ギタリストのマーク・ベノと、エルヴィス・プレスリーのバンド・メンバーだったベーシストのジェリー・シェフが参加しています。

未発表アウトテイクの中から、サンセット・サウンド・スタジオで収録した「Riders on the Storm」が公開されており、このデモは、最近バンドの保管庫から発見された無印のオープンリールに収録されていました。

なお、ボックスセットのライナーノーツは、ベテラン・ロック・ジャーナリストのデヴィッド・フリックが執筆し、「（アルバムのリリースから数ヵ月後にパリで亡くなった）モリソンがドアーズに戻ることはなかったが、彼の死と共に、『L.A. Woman』は再生、達成、フィナーレを一度に示す存在となった。モリソンが約束した通り、このアルバムはオリジナル・ブルースでもあり、50年経っても唯一無二の作品である」と、綴っています。