レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド、映画『The Power of the Dog』のサントラから2曲公開

この映画は、1920年代のモンタナ州を舞台に、大牧場を共同経営するカリスマ的な兄のフィルと地味な性格の弟ジョージ、ジョージの妻ローズと息子のピーターをめぐる複雑な人間関係を描いた作品で、11月17日にアメリカで劇場公開され、12月1日にNetflixで配信されます。

グリーンウッドは、サントラについて次のようにコメントしています。
「僕は何度も、映画の舞台が現代であるという主観に立ち返った。19世紀のカウボーイ映画を想定したら簡単すぎるからね。フィルのキャラクターは非常に文化的で、彼は博識だし、バンジョーが上手で洗練されていて、音楽の趣味を想像するのは難しくなかった。この複雑で感情的に抑圧された兄のキャラクターで音楽を複雑にして、兄とは対照的な弟のために音楽をよりシンプルで優しくするのが楽しかった。二人のキャラクターを行き来することで、音楽的なアイディアがたくさん生まれたんだ」

パワー・オブ・ザ・ドッグ | Netflix (ネットフリックス) 公式

なお、グリーンウッドは、11月5日公開のパブロ・ラライン監督によるダイアナ妃の伝記映画『Spencer』でもサントラを手掛けており、11月12日発売のサントラから「Crucifix」も公開しています。

映画『Spencer』公式インスタグラム