エリック・クラプトン、反ロックダウン曲「Stand and Deliver」の歌詞を巡りロバート・クレイとの友情に終止符

動画「Eric Clapton & Robert Cray - Old Love」より
エリック・クラプトンは昨年12月、ヴァン・モリソンとコラボした反ロックダウン曲「Stand and Deliver」(2020年12月21日MLCニュース参照)をリリースしましたが、モリソンが書いた同曲の歌詞や、クラプトンのロックダウン政策に対するスタンスが原因で、ブルース・ギタリストのロバート・クレイとの35年にわたる友情が終焉を迎えました。

「Stand and Deliver」の歌詞には、「あなたは自由の身になりたいか? それとも奴隷になりたいのか? 墓に入るまで鎖に繋がれていたいのか?」という部分があり、クレイが『ワシントン・ポスト』に語ったところによると、米ジョージア州出身のクレイは、ロックダウン政策を奴隷制度に例えた歌詞に驚き、その件についてクラプトンにメールを送ったそうですが、クラプトンの返事には、(アメリカではなく)イギリスの奴隷に言及していたと書かれていたそうです。
クラプトンのメールを読み、ますます不愉快になったクレイは、そのメールを削除し、参加する予定だったクラプトンのツアーを断ったとのこと。
「彼と会話する必要はないって、自分に言い聞かせたんだ。極端であまりにも自己中な人とは付き合いたくないからね。僕らは、当時まだ人気のなかった音楽を一緒に演奏し始め、不評を買ったこともあったけど、僕は構わなかった。でも、この先もエリック・クラプトンと音楽を続け、親しくする必要は全くない」
また、クレイは今年9月、マスク着用やワクチン接種の義務化を禁止したテキサス州のグレッグ・アボット知事が、バックステージでクラプトンとジミー・ヴォーンと撮影した画像をSNSにアップしたことを知り、堪忍袋の緒が切れたそうです。
「仲間のミュージシャンたちとやりとりしたいんだけど、誰からも連絡がないんだ。電話もほとんどかかってこないし、携帯メールもEメールも来ない。これは極めて明白だよ」
「エリックの知人たちと話したけど、彼を理解できる人は一人もいないよ。俺たち全員が同じ心境なんだ。結局は彼が招いたことだし、俺はただ解決策が見つかるよう祈るしかない。その考え方をやめるんじゃなく、どうにかして頭から消してほしいね。そうすれば音楽の邪魔にもならないだろ」


エリック・クラプトン
『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』
2021年11月12日(金)発売
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