パティ・スミス、ニューヨーク市長から「NYCの鍵」を授与される

この鍵は、ニューヨーク市への貢献が認められた人物に贈られる感謝の象徴であり、市長はセレモニーで次のように語りました。

「これは、私にとって非常に特別な喜びであり名誉です。1970年～80年代に成人した私たちにとって、世の中には多くの声、多くのアーティストやミュージシャンが存在していましたが、パティ・スミスのような人は彼女しかいませんでした。パティ・スミスには、他の場所では見つからなかった信憑性があり、我々を取り巻く渦を切り開き、より深い真実を語る能力があるのです」

また、パティは次のようにスピーチしています。
「私は、1967年にサウス・ジャージーの田舎町からNYCに来ました。ポケットには数ドルしかなく、泊まる所もなく、何の展望もありませんでしたが、私は仕事を得て、自分の能力を知るために来たのです。そして、多様性と可能性の全てを備えたこの街では、働く気があるなら、情熱を持ち続けるのなら、それを成し遂げることが出来るのだとわかりました」

「私の方こそ、ニューヨーク市に私の鍵を贈りたいくらいです。この街には、それほどの思いがありますから。NYCはすべての課題と困難を抱えながらも、世界で最も多様な都市であり続けています。この鍵を75歳にして受け取り、今後の25年がさらに楽しみになりました」