ジミ・ヘンドリックス生前最後のライヴ音源を収録したドキュメンタリー映画『Ronnie’s』、クリップ映像とトレーラー公開

この映画は、1959年に開業したロンドンのジャズ・クラブ「ロニー・スコッツ（Ronnie Scott’s）」の歴史を描いたもので、ヘンドリックスは他界する2日前の1970年9月16日、同クラブでレジデンシー公演を行なっていた友人エリック・バードン（元アニマルズ）率いるエリック・バードン＆ウォー（Eric Burdon & War）のライヴに飛び入り参加し、ブルース／フォークのスタンダード曲「Mother Earth」と「Tabacco Road」を共演しました。

この時のジャム音源は、その後何年にもわたりYouTubeに出回っていましたが、今回の映画のためにリマスターされています。

クリップ映像には、同ライヴをリールテープに録音したファンのビル・ベイカーと、当時ウォーでエレキギターを担当していたハワード・E・スコットのコメントも収録されており、ステージにいたスコットはジャムが始まる前、すでにストラトキャスターを手にしたジミの姿が観客の中にあったと語っています。

「ジミの目がとても白くて、大きく見開いていることに気付いた。彼はいつでも演奏できる状態だった。我々はハードコア・ブルースの “Mother Earth” でジャムを開始し、ジミは激しいギター・ソロを披露した。私とジミは、ソロを掛け合いながら大いにステージを楽しんだよ」

「次のライヴを終えた日の夜、ジミの訃報を聞いたんだ。私がジミとプレイした最後のギタリストだったと知り、愕然とした」

なお、ドキュメンタリー映画『Ronnie’s』には、エラ・フィッツジェラルドやマイルス・デイヴィス、ニーナ・シモンをはじめとする多数のジャズ・レジェンドらの未公開ライヴ映像がフィーチャーされています。

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