ボブ・ディランのレコード・デビュー60周年記念、様々なアーティストが参加した新MV「Subterranean Homesick Blues 2022」公開

ボブ・ディランのレコード・デビュー60周年を記念し、ディランが1965年にリリースした「Subterranean Homesick Blues」(邦題「ホームシック・ブルース」)の新たなミュージック・ビデオが公開されました。

新MV「Subterranean Homesick Blues 2022」には、ブルース・スプリングスティーンやパティ・スミスをはじめ、1965年のオリジナル・ビデオにインスパイアされた様々なアーティストが参加しています。

なお、昨年11月26日のMLCニュースでお伝えしたように、ボブ・ディランのミュージアム「ボブ・ディラン・センター(Bob Dylan Center)」が、現地時間5月10日に米オクラホマ州タルサのアート地区にオープンします

同館のオープニングを記念し、先週末タルサのケインズ・ボールルームで3夜にわたり祝賀コンサートが開催され、5月5日にメイヴィス・ステイプルズが、5月6日にパティ・スミスが出演し、最終日の5月7日にはエルヴィス・コステロがライヴを行ないました。3人は、それぞれのライヴでディランの曲もカヴァーし、ディランと初めて出会った時のエピソードなども披露しています。

■Patti Smith and Her Band, May 6, 2022, Tulsa, Okla., Set List
1. Boots of Spanish Leather (Bob Dylan cover)
2. Free Money
3. Kimberly
4. My Blakean Year
5. Ghost Dance (Patti Smith Group song)
6. Dancing Barefoot
7. Nine
8. I'm Free / Walk on the Wild Side / I'm Free (Lenny Kaye lead vocal)
9. The Wicked Messenger (Bob Dylan cover)
10. Pissing in a River (Patti Smith Group song)
11. Because the Night (Patti Smith Group song)
12. One Too Many Mornings (Bob Dylan cover)
13. Gloria (Them cover)
Encore
14. People Have the Power

■Elvis Costello, Cain's Ballroom, Tulsa, Okla., 5/7/22
1. Heart of the City(Nick Lowe cover)
2. Green Shirt
3. Mystery Dance
4. Either Side of the Same Town
5. Hetty O'Hara Confidential
6. Hey Clockface / How Can You Face Me?
7. The Bottle Let Me Down(Merle Haggard and The Strangers cover)
8. Motel Matches
9. Man Out of Time
10. What if I Can't Give You Anything but Love?
11. The Death of Magic Thinking
12. Watching the Detectives
13. I Threw It All Away(Bob Dylan cover)
14. Brilliant Mistake
15. The Comedians
16.(I Don't Want to Go to)Chelsea
17. Magnificent Hurt
18. Alison
19. Farewell, OK
20. Like a Rolling Stone(Bob Dylan cover)
21. Pump It Up
22.(What's So Funny 'Bout)Peace, Love and Understanding(Brinsley Schwarz cover)

※海外における公演の多くにおいては、オーディエンスによる携帯での撮影、そしてその画像・動画のアップロードがアーティスト側にプロモーションの一環として了承・推奨されている場合が多いため、MUSIC LIFE CLUBではそういった情報も掲載しています。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

デビュー60周年を記念した新ビデオ「サブタレニアン・ホームシック・ブルース2022」、世界同時公開!

ボブ・ディラン。音楽だけでなく、文化全般にわたって計りしれないほど大きなインパクトを与えてきたアーティストのレコード・デビュー60周年を記念して、新たな映像作品「サブタレニアン・ホームシック・ブルース2022」が制作された。このプロジェクトには、幅広い分野から多くのアーティストが参加。歌詞を書き込んだキューカードが強烈な印象を残したオリジナル・ビデオからインスピレーションを受け、動的なコラージュを活かした作品に仕上げられている。このビデオ公開と同時に、ディランを象徴するアイテムの一つであるレイバンのウェイファーラーをフィーチュアした双方向型POV体験を可能とするAR(拡張現実)フィルターも発表された。

▶詳細は『ディラン60』マイクロサイト

ブルース・スプリンクスティーン、パティ・スミス、ジム・ジャームッシュ、ヴィム・ヴェンダースらに加え、日本からは浦沢直樹、みうらじゅんが創作に参加!!

インディペンデントな活動を展開するクリエイティヴ・エージェンシー『イントロ』とソニー・ミュージックのジョシュ・チュースによって制作が進められてきたクリップ「サブタレニアン・ホームシック・ブルース2022」は、D.A.ペネベイカーが監督した『ドント・ルック・バック』(ディランの1965年UKツアーをシネマ・ヴェリテの手法で記録した画期的なドキュメンタリー作品)の伝説的なオープニング・シーンへのオマージュであり、現代を代表する芸術家、映像制作者、漫画家、ミュージシャン、グラフィック・デザイナーたちが創作した新しい歌詞キューカードが活かされている。ペネベイカーの手になるそのオリジナル・クリップで使われたキューカードは、歌詞に登場する言葉やフレーズを、意図的な綴り間違い、駄洒落、隠しジョークを含めて手書きしたもの。「サブタレニアン・ホームシック・ブルース2022」では、ジュリアン・ハウス、パティ・スミス、ZEP、ケイ・アダムス、フランシス・カブレル、ヴィム・ヴェンダース、アンソニー・ブリル、浦沢直樹、マイケル・ジュー、ジョン・スクワイア、アザゼル・ジェイコブス、ブルース・スプリンクスティーン、フューチュラ、ノエル・フィールディング、ジム・ジャームッシュ、ボビー・ギレスピー、パリ・ルデゥ、ヴォルフガング・ニーデッケン、みうらじゅん、ケイト・ギブ、ジョナサン・バーンブルック、デイヴ・シュリグリー、エリック・ヘイズらが再解釈し、新たにデザインしたキューカードがフィーチュアされている。

「サブタレニアン・ホームシック・ブルース2022」と同時に、ディラン・ファンのために開発されたARレンズ・フィルターがインスタグラムとスナップチャットで使用可能との発表もあった。「サブタレニアン・ホームシック・ブルース2022」からの10秒間の映像のループを背景に、ディランを象徴するアイテムの一つであるレイバンのサングラスをヴァーチャル試着できるというものだ。

新映像作品「サブタレニアン・ホームシック・ブルース2022」とARレンズ・フィルターは、新たに立ち上げられた『ディラン60』マイクロサイトで確認することができる。このサイトではまた、オリジナルの歌詞入りキューカードと新たにデザインされたキューカード(それぞれの作者も示されている)、そして、ボブ・ディランの後方でアレン・ギンズバーグとボブ・ニューワースが特別出演しているオリジナル・クリップも公開される。

1965年発表『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(ディランにとって、コロムビアでの5作目となるアルバム)からのリード・トラックであり、ファースト・シングルにも選ばれた「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」は、ディランが本格的にエレクトリック・サウンドを打ち出した時期を代表する曲の一つで初のTOP40ヒットとなっている。画期的な作品で、強い影響力を持つこの曲は、ラップの先駆けとして語られることも多い。また、ディランがカメラを見つめながら、歌詞の書き込まれたキューカードを放り投げ続けていくプロモーション・クリップは、ミュージック・ビデオの歴史のなかで、その礎となった作品と位置づけられている。

ボブ・ディラン・センターは、2022年5月10日、オクラホマ州タルサにオープンの予定。オルソン・クンディグ設計の同センターでは、ボブ・ディランが70年以上にわたって創造し、所有してきた10万点を超す文化的至宝を所蔵、展示。長く聴き継がれてきた名曲の手書きの歌詞草稿、完全未発表の録音作品、未公開のパフォーマンス映像、これまで誰の目にも触れてこなかった貴重な写真、ヴィジュアル・アート作品など、世界でもっとも重要な文化人の一人として歩みつづけてきたその比類なきキャリアのすべてをカバーしたアイテムの数々が揃えられている。

▶『ボブ・ディラン・センター』の詳細はこちら

日本独自企画として60年代の名盤をアナログ・レコードで発売!

好評発売中の『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』、5/25発売『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、6/22発売『ブロンド・オン・ブロンド』の3枚がデビュー60周年記念の第一弾発売商品で、3枚に共通の企画ポイントは以下になる。

[1]ソニーミュージックグループ自社一貫生産アナログ・レコード、180g重量盤、完全生産限定盤
[2]2022年Sony Music Studios Tokyoにてカッティング
[3]新対訳&訳者ノート(佐藤良明)付
[4]日本初発売時の解説(中村とうよう)、2013年解説(クリントン・ヘイリン)、補足(菅野ヘッケル)収録
[5]ジャケット外装(A式ジャケットを採用)、 日本初発売時のLP帯再現

▶好評発売中のLP『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』はこちら
▶アナログ・レコードの詳細はこちら

商品情報
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2CDs(2020/7/8)¥3,300
商品詳細
Bob Dylan
『Springtime In New York:The Bootleg Series Vol. 16 (1980-1985)』


Amazon Music・MP3(2021/9/17)¥5,000

5CDs(2021/9/17)輸入盤

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