ミッキー・ドレンツ、モンキーズに関するFBIファイルを巡りFBIを提訴

モンキーズが1967年、デビュー・ツアーの一環でロサンゼルス公演を行った際、会場にいたFBIの情報提供者がバンドを監視し、「同公演では、スクリーンに人種差別やベトナム戦争についての反米メッセージや写真が映し出され、バンドが反体制的なサブリミナル・メッセージを表現した」とFBIに報告していました。

この報告を含めたFBIファイルの一部が2011年に公開されましたが、ドレンツは今年6月、情報公開法（Freedom of Information Act＝FOIA）に基づき、FBIから完全なファイルの入手を試みました。しかしながらFBIからタイムリーな反応がなく、ドレンツと弁護士は、FBIが作成および所有するモンキーズと個々のメンバーに関する全記録を入手するため、訴訟を起こしたのです。

ドレンツの弁護士であるマーク・S・ゼイドは、次のようにコメントしています。
「FOIA（情報公開法）は、有名な人物やグループが関与しているかどうかにかかわらず、国民が政府の目論見を知るための重要なツールです。FBIは激動の1960年代、カウンターカルチャーの行動規範が違法かどうか、モンキーズなどのミュージシャンたちを監視しており、今回の訴訟は、FBIがどの程度まで監視していたのかを割り出すことが目的です」

「しかしながら、理論的にFBIのファイルには何でも入る可能性があります。我々には、どのような記録が存在しているのか見当もつきませんし、ほとんど何もない可能性もあります。すぐに分かることですが・・」