セリーヌ・ディオン、難病のためツアー延期を発表

セリーヌ・ディオンが、難病のスティッフパーソン症候群に罹患していることを公表し、今後の「Courage」ツアーをキャンセルまたは延期することになりました。

セリーヌは、SNSにビデオ・メッセージを投稿し、次のように語っています。

「皆さん、こんにちは。ご報告に時間がかかってしまい申し訳ありません。皆さんに会えなくて本当に寂しいです。そして、ステージで皆さんと直接お話する日が待ちきれません。ご存知のように、私はざっくばらんな性格ですが、これまで何も言う心構えができていませんでした。でも、今は心の準備が出来ています。

私は長い間、自分の健康問題に取り組み、これらの課題に直面し、経験してきたことを全てお話することは、本当に容易ではありませんでした。

最近、スティッフパーソン症候群という非常に稀な神経障害と診断され、この疾患は100万人に一人の割合で発症するものです。私たちは、この稀な疾患について学んでいる最中ですが、これが私に起きている全ての痙攣の原因であることがわかりました。

残念ながら、この痙攣は私の日常生活のあらゆる面に影響を及ぼし、時には歩行が困難になり、以前のように声帯を使って歌うことが出来なくなります。

本日、お伝えするのが辛いのは、2月のヨーロッパ・ツアーを再開する準備ができていないという事です。

私には、傍らで快方に向かう手助けをしてくださる素晴らしい医師団と、私を支え、希望を与えてくれる大切な子供達がいます。私は日々、自分の強さと再びパフォーマンスする能力を取り戻すため、スポーツ医学のセラピストと懸命に努力していますが、悪戦苦闘していることは否めません。私は歌うことしか知らず、それこそがこれまでの人生でやってきたことであり、私が最もやりたいことなのです」

セリーヌは回復に専念するため、2023年5月～7月に予定されていた公演をキャンセルし、2023年2月～4月の公演を2024年に延期しました。