ジェスロ・タル、新作『ロック・フルーテ』4月に国内盤もリリース。シングル「ギンヌンガガプ」が先行配信スタート！

ジェスロ・タルが、新アルバム『ロック・フルーテ』（原題『RökFlöte』）を4月21日リリースすると発表し、同作から「ギンヌンガガプ」（「Ginnungagap」）のミュージック・ビデオを公開しました。

新作は、2022年の『ザ・ゼロット・ジーン（The Zealot Gene）』（2022年1月13日MLCニュース参照）に続く通算23作目のスタジオ・アルバムで、プレスリリースによると、新アルバムには、古代スカンジナビアの異教信仰の主要神のキャラクターと役割に基づいた12曲が収録されており、ジェスロ・タルの象徴である “ロック・フルート”（RökFlöte）を掘り下げているそうです。

新アルバムは、海外では2LPブラック・ヴァイナル、デジパックCD、2CD＋Blu-ray、2CD＋Blu-ray＋2LPレッド・ヴァイナルなどで発売され、2CD＋Blu-rayのボックスセットには、36ページの10インチ・アートブック、全収録曲のデモを収めたセカンドCDが含まれます。また、2CD＋Blu-ray＋2LPレッド・ヴァイナルのボックスセットには、12インチのアートブック、2枚のアートプリントが付きます。

国内盤の詳細については以下のメイカー・インフォメーションをご参照ください。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

新作スタジオ・アルバム『ロック・フルーテ』が2023年4月にリリース決定。ファースト・シングル「ギンヌンガガプ」が先行配信スタート！

英国プログレッシヴ・ロック界の重鎮ジェスロ・タルの新作スタジオ・アルバム『ロック・フルーテ　（RökFlöte）』がソニーミュージック／インサイドアウト・ミュージックから2023年4月21日（金）にリリースされることが発表された。本作は彼らにとって23作目となるスタジオ・アルバムで、前作から僅か1年3ヵ月でのリリースとなる。また、ファースト・シングル「ギンヌンガガプ　（Ginnungagap）」が先行で配信スタートとなり、ミュージック・ビデオも公開となった。

2003年9月の『The Jethro Tull Christmas Album』以来、約18年ぶりのアルバムとなった2022年1月リリースの前作『ザ・ゼロット・ジーン（The Zealot Gene）』に続き、イアン・アンダーソン率いるこのバンドが、12曲入りのアルバムを引っ提げてシーンに戻ってくる。内容は古代スカンジナビアの多神教信仰における主要神のキャラクターや役割に基づいていると同時に、ジェスロ・タルによって象徴的な存在になった「ロック・フルーテ」（ロック・フルート）の世界を探求している。アルバムのファースト・シングル「ギンヌンガガプ」の先行配信がスタートし、ミュージック・ビデオも公開された。ミュージック・ビデオは「ギンヌンガガプ」の見事なアニメーション・ビデオ（コスティン・チオレアヌ［Costin Chioreanu］制作）に仕上がっている。この曲は神ユミル（Ymir）にインスピレーションを得ており、人間の原型である原始人の彼は、エーリヴァーガル（Élivágar）と呼ばれる氷で覆われた川から滴る毒液から生まれ、ギンヌンガガプという不毛の地に棲んでいたという。

▶「キンヌガガプ」の試聴・購入はこちら。

【シングル商品情報】配信中

ジェスロ・タル「ギンヌンガガプ」
Jethro Tull／Ginnungagap

●配信開始日：2023年1月20日（金）午前0時

商品詳細
ジェスロ・タル
「Ginnungagap」

Amazon Music・MP3（APR 21 2023）¥250

イアンのアルバムのタイトルとテーマについてのコメント

このアルバムのタイトルは決まるまでに2、3変わっているんだ。僕はロック・ミュージックにあるようなロック・フルート向けの、インストゥルメンタルが大部分のアルバムを作ろうというアイデアから始めた。アルバムの主題が見えてきた頃、僕は古代スカンジナビアの神話に出てくるラグナロク（Ragnarök）という概念に惹かれた。黙示録的な終末期、あるいは聖書でいうアルマゲドン（世界最終戦争）の彼らによる解釈のことだ。“最終決戦” のシナリオは、たとえばヒンズー教、キリスト教、イスラム教など、至るところに遍在している。“ラグナロク” は “神々の運命” と訳せて、“ロク（rök）” の部分が運命、道、方向性を意味するんだ。ゲルマン語の起源である古ノルド語に由来するウムラウト（oの上の点）がしっかりあるということで、フルート（flute）もスペルを合わせてフルーテ（Flöte）というスペルになっている。ここまで解るかな？　理に適った効果的なウムラウトを使うという素晴らしい機会を逃す訳にはいかないんだ。

ジェスロ・タルは今年もヨーロッパ本土でライヴ活動を続ける。全日程のリストはこちらをご参照。

2022年1月にリリースされたジェスロ・タルの22作目のスタジオ・アルバム『ザ・ゼロット・ジーン』は各国で高評価を博した。全英アルバム・チャートでは最高位9位を記録。これは彼らにとって1972年以来の快挙である。ドイツで4位、スイスで3位、オーストリアで5位、フィンランドで8位に初登場したほか、全米アルバム・チャート、カレント・アルバム・チャート、ロック・アルバム・チャートのトップ10入りを果たしている。

30作以上のアルバムを生み出し、合計5,000万枚以上の売り上げを記録しているジェスロ・タルは、史上最も成功したロック・バンドのひとつであり、今の時代にも共鳴する名盤をカタログに揃えている。イアン・アンダーソン率いるタルは今も世界中をツアーし続け、あらゆる世代のオーディエンスを楽しませている。

■現ラインナップ
・Ian Anderson／イアン・アンダーソン（フルート、アコースティック・ギター、ハーモニカ、ヴォーカル）
・David Goodier／デイヴィッド・グーディア（ベース）
・John O’Hara／ジョン・オハラ（ピアノ、キーボード、アコーディオン）
・Scott Hammond／スコット・ハモンド（ドラムス）
・Joe Parrish-James／ジョー・パリッシュ・ジェームズ（ギター）

■商品フォーマット
・Ltd Deluxe Dark Red 2LP+2CD+Blu-ray Artbook incl. 2 x art-prints
・Ltd Deluxe 2CD+Blu-ray Artbook
・Special Edition CD Digipak
・Gatefold 180g LP+LP-booklet
・Digital Album

※2種類の限定盤デラックス・フォーマットはボーナスのデモ音源、長文ライナーノーツに加え、ドルビー・アトモス、5.1サラウンド・サウンド、ブルース・ソード（Bruce Soord／ザ・パイナップル・シーフ）によるオルタナティヴ・ステレオ・ミックス、さらにはボーナス・トラック1曲、イアン・アンダーソンの掘り下げたインタビューが含まれている。

※空間オーディオのフォーマットであるドルビー・アトモスとソニーの360 Reality Audioでも配信リリースされる。

■国内盤アルバム商品情報
ジェスロ・タル『ロック・フルーテ』
Jethro Tull／RökFlöte

●発売日：2023年4月21日（金）全世界同時発売（※DL&配信も同時リリース）
※日本盤CDはSpecial Edition CD Digipak仕様を発売予定（オリジナル・ライナー訳、日本盤書き下ろし解説、歌詞、対訳付）

商品詳細
ジェスロ・タル
『RökFlöte』

Amazon Music・MP3（APR 21 2023）¥1,800

1. Voluspo／ヴォルスポ（巫女の予言）
2. Ginnungagap／ギンヌンガガプ
3. Allfather／オールファーザー
4. The Feathered Consort／ザ・フェザード・コンソート
5. Hammer On Hammer／ハンマー・オン・ハンマー
6. Wolf Unchained／ウルフ・アンチェインド
7. The Perfect One／ザ・パーフェクト・ワン
8. Trickster（And The Mistletoe）／トリックスター（アンド・ザ・ミッスルトウ）
9. Cornucopia／コルヌコピア
10. The Navigators／ザ・ナヴィゲイターズ
11. Guardian’s Watch／ガーディアンズ・ウォッチ
12. Ithavoll／イザヴェル