元GTRのベーシスト、フィル・スポルディングが65歳で死去
フィル・スポルディング公式フェイスブック・ページより。
スーパーグループのGTRや、マイク・オールドフィールドのライヴ・バンドに在籍していたベーシストのフィル・スポルディング(Phil Spalding)が2月5日、65歳で死去しました。
元GTRとジェネシスのギタリスト、スティーヴ・ハケットがSNSで訃報を伝えており、「フィル・スポルディングの訃報に悲しんでいる。彼は素晴らしい人で、GTRの偉大なベース・プレイヤーだった。また彼は、僕の弟ジョンと同じ学校に通っていた」と、綴っています。


GTR、左からフィル・スポルディング(b)、スティーヴ・ハケット(g)、ジョナサン・ムーヴァー(ds)、スティーヴ・ハウ(g)、マックス・ベーコン(vo)。
1957年にロンドンで生まれたスポルディングは、子供時代にモデルとしてキャリアをスタートさせ、テレビCMに出演していました。その後、コンピューター・オペレーターの仕事を経て、英ニュー・ウェイヴ・バンドのオリジナル・ミラーズ(Original Mirrors)に加入し、1980年から1983年にかけて、トーヤ(現ロバート・フリップの妻)のバンドでレコーディングやツアーに参加していました。
また、マイク・オールドフィールド・バンドのメンバーになり、オールドフィールド1983年のアルバム『Crises』で、タイトル曲と「Moonlight Shadow」を演奏、1985年から1987年まで、スティーヴ・ハウとスティーヴ・ハケットが結成したGTRに在籍していました。
その後はセッション・ベーシストとして、レイ・チャールズ、カイリー・ミノーグ、クイーンのロジャー・テイラー、ロビー・ウィリアムズ、ミシェル・ポルナレフ、エルトン・ジョン、ミック・ジャガー、ランディ・クロフォードをはじめとする大物アーティストのアルバムで演奏し、1994年の映画『ライオン・キング』のサントラ・アルバムでは、全てのベース・トラックをレコーディングしました。
2012年には、サイモン・タウンゼントのUKツアーに参加し、2020年にザ・フーがロンドンで開催したアコースティック・コンサートにも出演していました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


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